NHKではじまったスペシャルドラマ「坂の上の雲」。
ちょっと楽しみにしていました。
原作も今日のあたりは読んで(全巻はまだ)いるし、
役者さんは好きな人ばかり。
どんなふうに脚本にまとめたのか、背景の明治時代のセットはどんな感じになっているのか、と
いろいろチェックしながら見ました。
古写真がたくさん使われ、繭や生糸の映像もあり、
ポンチ絵まで使われて、明治時代をおもいっきり表現しています。
新橋駅や銀座の通りは、かなり近い雰囲気で再現していたような気がします。
気になったのが横浜港の場面。
海沿いにあったであろうホテルのイメージのテラスがあり、すぐに海となる石積みの埠頭です。
桟橋は残念ながら真っ直ぐで、時代的にはもう象の鼻ができていたので、
もっとカーブをしていたのではないか、とおもいました。
何分かの場面でしたが、きれいな石積みの埠頭がどこかで見たことがある、とおもい、
これはセットではないんじゃないか?
もしかしたら、九州へ行ったときに寄った三角西港かもしれない、とおもいました。
最後のテロップを注意してみていると、 「宇城市」 というのがありました。
多分そうだとおもい、ネットで検索してみると、ジャ~ン、当たり!
三角西港でロケをしたそうです。
ここの岸壁、本当にきれいだったのです。
明治20年に築港されて、いまだにしっかりと残されています。
あのホテルのテラスのような建物はカフェでした。
最初に人々が港へ向かう場面に映る洋館は浦島屋です。
明治時代にタイムスリップしたような港だったのです。
いや~よく探しましたね、NHKさん。