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マイケル・カーティス監督『歩く死骸』

2021-11-02 06:07:00 | ノンジャンル
 マイケル・カーティス監督の1936年作品『歩く死骸』をDVDで観ました。
 サイト「Hatena Blog」のストーリーに加筆修正させていただくと、
「裁判所に人が賑わう。
 マーティンは市の金を35万ドルも懐に入れていた。黒い力が働いて彼は無罪になりかけていた。裁判は一時休廷。その間にもショー判事には脅しの電話がかかる。
 しかし、彼は屈しなかった。マーティンに有罪を宣告。
 マーティンの仲間の権力者達がリーダーであるローダーの屋敷でビリヤードを楽しむ。彼らはトリガーという殺し屋にショーを殺させることにした。
 トリガーはジョン・エルマン(ボリス・カーロフ)を自分の身代わりとして使うことにした。エルマンは妻殺しの刑でショーに有罪にされており、10年の服役を終えて刑務所から出てきたばかりだった。
 エルマンが金を借りようとローダーの屋敷を訪ねるが突き返される。
 帰る彼にトリガーが声をかけた。彼はコーヒーをおごり、ビジネスを持ちかけた。内容はショーの浮気調査。ただそんなに難しいものではなく、帰宅時間を報告すればよいだけだという。
 その頃、医学財団研究所ではジミーとナンシーがボーモン博士の実験を行っていた。
 エルマンは言われたとおり屋敷の偵察を行った。ある晩、トリガーらは偵察の間にショーの死体を彼の車にのせた。その様子をジミーとナンシーが目撃していたがトリガーに誰にも言うなと釘を刺される。
 偵察を済ませたエルマンが車に戻ると後部座席には死体が。
 裁判が開かれ、エルマンは死刑になる。ジミーとナンシーの2人は名乗りを上げなかった。弁護はローダーの息がかかった悪徳弁護士ノーランが務めた。
 エルマン処刑の2時間前、ジミーとナンシーの2人は証言することを決めた。ボーモン博士に相談。彼はノーランとワーナー検事を呼び出して知事に連絡し、処刑を中止するよう働きかけたが時すでに遅く、所長に届いたのは電気椅子の死刑が執行された後だった。
 ボーモン博士は以前から死者蘇生の研究をしており、エルマンの死体を引き取る。心臓を取り出して再生させると体に戻して処置を施した。エルマンは息を吹き返す。この快挙に世界が震撼した。
 ボーモンはエルマンに色々と聞くが彼は脳に腫瘍があり、それが記憶障害に影響している様子だった。
 ある日、エルマンは研究所内にあったピアノを弾いた。彼はもともとピアニストだったのだ。
 ノーランがボーモンに彼の後見人になるとやって来る。しかし、エルマンはノーランを敵だときづき、彼を帰らせた。博士はエルマンには超能力が目覚めているのではと語る。
 ボーモンは彼をピアニストとして社会復帰させようとしていた。エルマンの発表会。これは都合がよく一味が一堂に会した。
 演奏中、エルマンは一味の顔を一人一人睨み付ける。彼らは気付かれたと思い次々と席を外す。集まって対策を講じていると、検事のワーナーがやって来て後ろめたいことがあるのかと問い詰めた。
 すぐさまトリガーにエルマンを殺せと連絡が入る。トリガーが準備をしているとエルマンがやって来た。なぜショーを殺したのかと尋ねる。罪からは逃げられないと言いながら詰め寄っていると怯えたトリガーは転倒し自らの拳銃で死亡した。
 その死体を一味のひとりブラックストンが発見。彼はみんなエルマンから逃げろという連絡を受けて、隠れ家に逃げた。しかし、そこにはエルマンが。彼を見てブラックストンは逃げ出したが列車に轢かれて死んだ。
 次いで一味のメリットの寝室に侵入。なぜ私を殺したのだと問い詰める。にらまれた彼は窓から下に落ちる。
 残されたローダーとノーランはエルマンを殺してやろうと決めた。
 帰って来たエルマンにボーモンが尋ねる。死んだ3人が君を陥れたのかと。
 ボーモンと検事が相談する。腫瘍を取り除けば記憶が戻るだろうが、心臓が保つか分らない。そんな話をしているとローダーとノーランが身元引き受け書類をもってきた。しかし、それの効力は明日から。彼らはその場を後にし、ボーモンは今夜手術を行うことに決める。
 その夜、エルマンは姿を消した。ナンシーは心当たりがあり、彼を追う。しかし、彼女はローダーとノーランにつけられていた。
 エルマンはジャクソン記念墓地の小屋でたたずんでいた。そこを訪れたナンシーは、ボーモンに連絡するために一旦小屋を出る。そこにローダーとノーランの2人がやってきてエルマンを撃つ。銃声でナンシーが駆けつけ、ボーモンを呼ぶ。
 ローダーとノーランは車で逃げている最中事故を起こして死亡。
 ボーモンは到着すると死を解明しようとエルマンに対し尋問を始める。銃弾は幸いにも腫瘍を撃ち抜いており、記憶が戻ってくるはずだった。しかし、死の直前に見た光景について言いかけて、エルマンは息絶えてしまうのだった。」

 1時間余りのB級感たっぷりの映画で、カーロフの怪演ぶりが印象に残りました。