DVDで、ハワード・ホークス監督の1932年作品『暗黒街の顔役』を観ました。
“この作品は米国におけるギャングの支配や、それについての米国政府の無関心に対して告発するための映画である。この作品は実在の事件をモデルにしていて、政府に対してこう要求するためだ。「あなた方は何をしてくれるのか?」。政府はあなたのものなのだ。あなたならどうしますか?”の字幕。
“22丁目”の看板。“ファースト・ウォード主催 パーティ会場”の看板。「パレルモ産で1本3000ドルはするぞ」「独自のルートって訳か?」「すべてうまく行ってる」「だがキーチが言ってたぞ」「南の奴らが従わないって話だろ?」「それでみんなに聞いたんだ。どうすりゃいいかを」「ジョニー・ロヴォが何か企んでるぞ」「トラブルでもあるのか?」「あいつもバカな男だな。すぐにばれるというのに。俺には何でもある。家も車も女もだ」「そろそろ寝るか。いいパーティだったろ? 来週はもっと盛大にやるつもりだ。バンドも女もすべて増やす。みんな俺のことを見直すだろう」。電話がかかる。口笛。男の影。「よう、ルイ」。拳銃の発射音。
新聞社。編集長「ボツだな。“ルイ・コステロ事件、ギャングの抗争を招く”だ」「私も部下が4人もいる」「4人だと? 今後5年で40人は必要になる。考えてみろ。この町は皆が狙ってる。古いタイプのルイに代わり、新勢力が台頭してきた。銃を買う金のある奴ならみんな狙っているはずだ。酒の密売の主導権を握りたいんだ。だから“抗争”の見出しをつけとけ。“ギャングの抗争”とな」。
“コスティロの殺人事件、ギャングの抗争へ”の記事。床屋。「警察だ。リナルド(ジョージ・ラフト)、来い。トニー(ポール・ムニ)は?」。髭剃りの最中のトニー「ガリーノか? 焦るな。まだマッサージが残ってる」「署でやってやる。服を着ろ」。
トニー「誰の用だ?」ガリーノ「本部長だ」。ガリーノの保安官のバッジでマッチの火をつけるトニー。ガリーノはトニーを殴る。
本部長「トニーか。別名ジョー・ブラック。暴行、凶器の不法所持、治安妨害、強盗3件、不法侵入、禁酒法違反、殺人による起訴。1920年ニューヨークから来た。現在ルイの用心棒。ルイの用心棒とは恐れ入ったな。お前が犯人か?」「俺が? 冗談じゃない。俺とルイの仲だ」警官「殴りますか?」「まあ、待て。気に入らん男だ。事件の時、どこにいた?」「ぐっすり寝てたな」「どこでだ?」「女の家さ。名前と電話番号を知りたいか? イカした女なんだぜ」「後で調べる。ルイと敵対しているジョニーと会ったろ。何を話した? チャンスを与えてやる。捜査に協力しろ。夕べジョニーからなぜ金を?」「俺をなめるんじゃない。何も知らないし、見聞きもしない。たとえ知ってても、警察にしゃべるもんか」「連れていけ。檻に入ってろ」警官「エプスタインです」エプスタイン「皆さん、本部長さん、どうも」「どうした?」「二人を釈放するための書類です」「誰から頼まれた?」「フレミングです」「もう行かなくていい。お前はこの町にやって来て銃を振り回している。金に目がくらんだようだが、いつか死ぬぞ。自分の縄張りでな」「改心するとでも?」「ギャングのことは分かる。弁護士や政治家とつながってる。だがいつかしょっぴいてやる」「無理だろうな」「何を言うか。銃を持ってなけりゃ、ただの弱虫だ」「やってみろ」「お前のせいで給料が減る。ジョニーには?」「すぐ会う」「礼を言ってけ」「さっきの書類は?」「人権保護のためのものだ。不当に拘束できん」「フレミングにたくさん作らせよう」。
ブザー。ジョニー「よく来たな」トニー、葉巻を見て「上物ですね」「エプスタインは?」「“人身売買”の書類を出してくれました。昼間はここにいるとエプスタインから聞いたので」。奥から若い女性が出てくる。「これも上物ですね」「ポピーだ。ポピー、こちらジョニーだ。新聞は?」「あります。ボスの写真入りです。おれも載ってます」(中略)ポピー「ここを仕事場にしないで」「ボーナスだ。仕事はよくやった。だがこれからだぞ。俺の言う通りにやれば出世は間違いない」「わかってます」「報酬も2倍にしてやりたい。南がもめてる今がチャンスだ」「北のオハラも」「やめておけ。奴は大物すぎる」「北も資金源です」「いいか、俺に考えがある。時が来るまで待ってろ。今は奴を孤立させている。忘れるな」「了解です」「よし。これからお前はナンバー2だ」「おれが? そりゃすごい」「まあ葉巻でも吸え」「ええ、ルイの葬式には彼の好きな色の紫のカーネーションを持っていきます」「会議は月曜だ。ビールの密売人に伝えておけ」。
(明日へ続きます……)
→「Nature Life」(表紙が重いので、完全に表示するまで少し時間がかかります(^^;))(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
→FACEBOOK(名前を入れて、FACEBOOKに登録しておけば、見れます)(https://www.facebook.com/profile.php?id=100005952271135)
“この作品は米国におけるギャングの支配や、それについての米国政府の無関心に対して告発するための映画である。この作品は実在の事件をモデルにしていて、政府に対してこう要求するためだ。「あなた方は何をしてくれるのか?」。政府はあなたのものなのだ。あなたならどうしますか?”の字幕。
“22丁目”の看板。“ファースト・ウォード主催 パーティ会場”の看板。「パレルモ産で1本3000ドルはするぞ」「独自のルートって訳か?」「すべてうまく行ってる」「だがキーチが言ってたぞ」「南の奴らが従わないって話だろ?」「それでみんなに聞いたんだ。どうすりゃいいかを」「ジョニー・ロヴォが何か企んでるぞ」「トラブルでもあるのか?」「あいつもバカな男だな。すぐにばれるというのに。俺には何でもある。家も車も女もだ」「そろそろ寝るか。いいパーティだったろ? 来週はもっと盛大にやるつもりだ。バンドも女もすべて増やす。みんな俺のことを見直すだろう」。電話がかかる。口笛。男の影。「よう、ルイ」。拳銃の発射音。
新聞社。編集長「ボツだな。“ルイ・コステロ事件、ギャングの抗争を招く”だ」「私も部下が4人もいる」「4人だと? 今後5年で40人は必要になる。考えてみろ。この町は皆が狙ってる。古いタイプのルイに代わり、新勢力が台頭してきた。銃を買う金のある奴ならみんな狙っているはずだ。酒の密売の主導権を握りたいんだ。だから“抗争”の見出しをつけとけ。“ギャングの抗争”とな」。
“コスティロの殺人事件、ギャングの抗争へ”の記事。床屋。「警察だ。リナルド(ジョージ・ラフト)、来い。トニー(ポール・ムニ)は?」。髭剃りの最中のトニー「ガリーノか? 焦るな。まだマッサージが残ってる」「署でやってやる。服を着ろ」。
トニー「誰の用だ?」ガリーノ「本部長だ」。ガリーノの保安官のバッジでマッチの火をつけるトニー。ガリーノはトニーを殴る。
本部長「トニーか。別名ジョー・ブラック。暴行、凶器の不法所持、治安妨害、強盗3件、不法侵入、禁酒法違反、殺人による起訴。1920年ニューヨークから来た。現在ルイの用心棒。ルイの用心棒とは恐れ入ったな。お前が犯人か?」「俺が? 冗談じゃない。俺とルイの仲だ」警官「殴りますか?」「まあ、待て。気に入らん男だ。事件の時、どこにいた?」「ぐっすり寝てたな」「どこでだ?」「女の家さ。名前と電話番号を知りたいか? イカした女なんだぜ」「後で調べる。ルイと敵対しているジョニーと会ったろ。何を話した? チャンスを与えてやる。捜査に協力しろ。夕べジョニーからなぜ金を?」「俺をなめるんじゃない。何も知らないし、見聞きもしない。たとえ知ってても、警察にしゃべるもんか」「連れていけ。檻に入ってろ」警官「エプスタインです」エプスタイン「皆さん、本部長さん、どうも」「どうした?」「二人を釈放するための書類です」「誰から頼まれた?」「フレミングです」「もう行かなくていい。お前はこの町にやって来て銃を振り回している。金に目がくらんだようだが、いつか死ぬぞ。自分の縄張りでな」「改心するとでも?」「ギャングのことは分かる。弁護士や政治家とつながってる。だがいつかしょっぴいてやる」「無理だろうな」「何を言うか。銃を持ってなけりゃ、ただの弱虫だ」「やってみろ」「お前のせいで給料が減る。ジョニーには?」「すぐ会う」「礼を言ってけ」「さっきの書類は?」「人権保護のためのものだ。不当に拘束できん」「フレミングにたくさん作らせよう」。
ブザー。ジョニー「よく来たな」トニー、葉巻を見て「上物ですね」「エプスタインは?」「“人身売買”の書類を出してくれました。昼間はここにいるとエプスタインから聞いたので」。奥から若い女性が出てくる。「これも上物ですね」「ポピーだ。ポピー、こちらジョニーだ。新聞は?」「あります。ボスの写真入りです。おれも載ってます」(中略)ポピー「ここを仕事場にしないで」「ボーナスだ。仕事はよくやった。だがこれからだぞ。俺の言う通りにやれば出世は間違いない」「わかってます」「報酬も2倍にしてやりたい。南がもめてる今がチャンスだ」「北のオハラも」「やめておけ。奴は大物すぎる」「北も資金源です」「いいか、俺に考えがある。時が来るまで待ってろ。今は奴を孤立させている。忘れるな」「了解です」「よし。これからお前はナンバー2だ」「おれが? そりゃすごい」「まあ葉巻でも吸え」「ええ、ルイの葬式には彼の好きな色の紫のカーネーションを持っていきます」「会議は月曜だ。ビールの密売人に伝えておけ」。
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