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川原愛子監督『僕は猟師になった』

2020-12-09 08:59:00 | ノンジャンル
 今日はジョン・レノンさんの没後40周年に当たる日です。彼が暗殺されたダコタハウスの入口近辺では、今年も追悼集会が行われている、とNHKの朝のニュース番組で放送されていました。ジョンの『イマジン』の精神は、いまだ健在なようです。

 さて、川原愛子監督の2020年作品『僕は猟師になった』を、神奈川県厚木市のアミューあつぎにある映画館「kiki」で観ました。

 チラシの裏面の文章をそのまま転載させていただくと、
「昨年、NHKで放送された『ノーナレ けもの道 京都いのちの森』には、再放送希望が異例の1141件も届きました。京都で、猟をする千松信也さんの、彼にとっては平凡な日常に取材したドキュメンタリーでした。イノシシやシカをわなでとらえ、木などで殴打して気絶させ、ナイフでとどめをさす。命と向き合うために千松さんが選んだ営みに、残酷、という非難をはるかに超える「憧憬」が集まりました。NHK取材班は、放送後、千松さんとその暮らしにさらに迫るため、約300日の追加取材を行い、およそ2年間の映像を編み直し、完全新生映画版が完成しました。」

 チラシの表面の文章も一緒に転載させていただくと、
「いただきます」
 インスタントラーメンが、ある日の昼食だった。
 わな猟師・千松信也(せんまつしんや)さんは、自分で獲ったイノシシを、
 薪ストーブで煮込み、スープにした。
 薬味は、子供たちが畑で摘んだネギ。
 仕上げに、飼っている鶏の卵を落とした。
 家のまわりのものだけで食事ができた。
 「命」を食べ「命」に変えている。
 直径たった12cmのわなで、
 広大な山のなか、まだ見ぬ獲物と知恵比べする。
 捕らえられてもなお、
 牙を鳴らし、荒い鼻息で抵抗するイノシシを制し、
 ナイフでつく。
 「命を奪うことに慣れることはない」

 チラシの表面には、千松さんが鶏に餌をやっている姿、奥様の魅力的な笑い顔、斧を振り上げて蒔を切っている娘、そして黄色いジャンパー姿の息子、一番手前の左に罠にかかろうとしているイノシシの姿の写真が掲載されていました。

 感想から言うと、強烈な映像と強烈な音からなる映画で、ラストシーンでのイノシシと千松さんの間に繰り広げられる生死をかけた闘いが、ものすごかったと思います。ただ惜しいのは、ほとんどわずかながらラストで音楽が流れることで、これだけ迫力のある音があるのだから、音楽はかえって付けないほうがよかったと思いました。
 これから全国の小劇場で上映されていくと思うので、是非おススメしたい一本です!!
 
 →「Nature Life」(表紙が重いので、完全に表示するまで少し時間がかかります(^^;))(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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