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ヴィム・ヴェンダース監督『アメリカ、家族のいる風景』

2009-08-16 14:23:00 | ノンジャンル
 スカパーの260チャンネル「洋画★シネフィル・イマジカ」で、ヴィム・ヴェンダース監督・原案の'05年作品「アメリカ、家族のいる風景」を再見ました。
 ハワード(サム・シェパード)は砂漠での映画ロケ地から抜け出し母(エヴァ・マリー・セイント)を30年ぶりに訪ねます。自分のスキャンダルのスクラップを眺めるハワード。以前ある女性からハワードの子供を産んだという電話があったと母から聞いたハワードはドリーン(ジェシカ・ラング)に会いに行くと、彼女がウェイトレスをしていた店でスカイに出会います。彼女は火葬場で母の骨壷を受け取り、それを持ったままこの町を訪れていました。ホテルの部屋からドリーンを見つけたハワードが彼女を追って酒場に入ると、ステージで歌うアールが息子だと教えられますが、アールはハワードが父であることに反発します。スカイはアールの住所をハワードに教え、ハワードは出かけますが、アールにまた拒まれます。スカイはハワードにこの町で落ち着くように勧め、山の上から母の骨を撒きます。ハワードはドリーンとよりを戻そうとしますが拒まれ、町を去ろうとしているところを映画の出資者の代理人に見つかりロケ地に引き戻されることになります。別れ際スカイは自分がハワードの娘であることを告白し、アールも最後にハワードと和解します。アールと恋人とスカイはハワードからもらった車で旅に出るのでした。
 家族の再生をテーマにした映画なのですが、何ともすっきりしない印象を受けました。画面が終始埃っぽくシャープさがないのもその一因だと思います。母親役がエヴァ・マリー・セイントとは驚きましたが(そう言われてみると面影があります)、映画監督役のジョージ・ケネディはさすがの貫禄で健在ぶりをアピールしていました。サム・シェパード・ファンの方にはオススメかも。