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ハワード・ホークス監督『永遠の戦場』

2009-08-12 17:04:00 | ノンジャンル
 WOWOWで、ハワード・ホークス監督の'36年作品「永遠の戦場」を見ました。
 「フランスの某所 1916年」の字幕。大尉(ワーナー・バクスター)に前線へ戻れという命令書が届くと、大尉は恋人のモニクにロザリオを贈ります。空襲が始まり、中尉(フレデリック・マーチ)はモニクを助け野戦病院で働く彼女を口説き、二人はいい仲になります。大尉の軍が最後の大攻勢をかけることになり、大尉は中尉にモニクへの手紙を託し、中尉はモニクが大尉の恋人であることを知り、また大尉もロザリオを中尉が持っていることに気付きます。大尉の父モラン(ライオネル・バリモア)は軍の中にいるところを大尉に見つかり後方へ送られることになりますが、モランは命令書を焼いて前線に向かいます。ドイツ軍の激しい抵抗にもかかわらず大攻勢は成功しますが、モランは同士打ちをしてしまい、大尉に逮捕され、負傷した中尉とともに後方へ送られます。中尉はモニクと再会して抱き合いますが、そこへ目の見えなくなった大尉が現れ、自分に代わって指揮を取るように命じますが、結局自分も父とともに前線に赴き、味方の砲弾を誘導しながら父とともに戦死します。中尉は大尉の演説を踏襲して再び前線へと向かうのでした。
 これまた何とも重苦しい映画です。40年代以降は突き抜けた面白さのあるホークス映画ですが、30年代まではこんなにも鬱陶しい映画を作っていたのかといった感じでした。ただ、戦闘シーンは迫力があり、この後の「Air Force」などへとつながっていくのではと思いました。戦争映画が好きな方にはオススメです。