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リドリー・スコット監督『エイリアン ディレクターズ・カット』

2009-08-30 15:05:00 | ノンジャンル
 今日は午前11時前に総選挙の投票に行ってきましたが、駐車場は満車で投票所の入り口には列ができていました。今までこんな光景に出会ったことはありません。投票率が楽しみです。また、朝日新聞の朝刊には一票の格差現状維持の判決を出した最高裁判官に対する罷免投票を国民審査で行うよう呼び掛ける広告が掲載されていました。こうした動きは国民運動として今後一緒に盛り上げていきたいと思う所存です。

 さて、WOWOWで、リドリー・スコット監督の'03年作品「エイリアン ディレクターズ・カット」を見ました。
 宇宙貨物船で地球に帰還途中に乗組員たちが目覚めると、船は正体不明の信号をキャッチして航路を変更しています。小惑星に着陸し、風が咆哮する中、3人が探索に出かけると、異星人の宇宙船を発見し、その中にあった、信号を送っていた異星人の化石の腹には何かが飛び出した痕があります。ケイン(ジョン・ハート)は卵らしきものから飛び出した生き物が顔に貼り付き意識を失います。リプリー(シガニー・ウィーヴァー)は異生物と一緒にケインを宇宙船に入れることを拒みますが、科学担当のアッシュが勝手に入れてしまいます。アッシュらが生物をケインから引き剥がそうとしますが、生物の体液は猛烈な酸なので手が出せません。すると気付かぬうちに生物は顔から剥がれて死に、しばらくしてケインは意識を回復させたので快気祝をしていると、ケインは突然苦しみだし、腹から深海魚のような化け物が飛び出します。それを追ううちに、巨大化した異生物によって乗組員が一人また一人と殺されていき、乗組員を犠牲にしても異生物の標本を持ち帰る密命をアッシュが会社から受けていること、そして彼がロボットであることが判明します。とうとう一人残されたリプリーは救命艇で脱出し本船を爆破しますが、異生物は救命艇にまで乗り込んでいました。リプリーはハッチを全開して空気とともに異生物を船外へ放出し、救命艇にしがみつく異生物をロケットを噴出させて宇宙空間に捨て去るのでした。
 もう古典ともなっている宇宙恐怖映画ですが、久しぶりに見てジェリー・ゴールドスミスの音楽が素晴らしいことに気付きました。大学生の時に文芸座で見た時の衝撃が今だに思い出されますが、今見ても映画は少しも古びていないと思います。ディレクターズ・カットでは、リプリーが本船の爆破装置のスイッチを押した後、船長らが生き餌となって捕らえられて「殺してくれ」と懇願しているところに行き当たり、彼らを焼き殺してあげるシーンが加えられていましたが、このシーンはなかった方が映画の流れが止まらなくてよかったように思いました。とにかく何度見ても楽しめる映画です。オススメです。