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最低賃金って全国一律じゃないの?

2007-02-26 17:30:45 | ノンジャンル
 少し前の新聞記事ですが、2月6日の朝日新聞の朝刊に「本当に上がる?最低賃金」という結構でかい記事が載ってました。働いても最低の生活水準以下の収入しかないワーキングプア(働く貧困層)や、格差社会の広がりを受けて、最低賃金法改正の動きが具体化してきた、というのです。厚生労働省が「生活保護水準に配慮する」とする法案要綱をまとめたのですが、制度の現状をみると、実際の引き上げは簡単ではないそうです。
 ということで、現在の最低賃金が載っていたのですが、何と都道府県ごとに違うんですね。これ、驚きました。てっきり全国一律で決まっていると思っていたので‥‥。一番いいのが東京都の時給719円、次が神奈川県の717円、次が大阪の712円と大都市が続き、逆に一番低いのは沖縄、秋田、岩手、青森の610円と地方の県が続きます。しかも引き上げ額が時給上位の県は5円や4円なのに対して、時給下位の県は2円や3円と、これまた格差の拡大が如実に現れています。
 また何と、先進国で日本は最低水準の時給なのだそうです。ちなみにオランダは月額の最低賃金が18万円、フランスは時給1162円、英国は時給1096円なのに対し、日本は全国加重平均が時給673円、そして、ここでまた驚きなのが、世界の王者(?)アメリカの最低賃金の時給はたったの602円なのだそうです。日本も安いが、下には下がいました。アメリカの格差社会はよく話題にされることですが、ロサンゼルスのマックで働いている黒人女性(ロスは飲食関係の従業員はほとんどが黒人かメキシカンでした)もこんな給料で働いているのかな、そりゃ、疲れた顔にもなるわなあ、と実感した次第です。
 それにしても、日本もアメリカも企業が儲け過ぎ! 厚生労働省、何とかしろ!(今の大臣じゃダメか?)