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アカデミー賞授賞式

2007-02-27 16:07:16 | ノンジャンル
 アメリカのローカルな賞である、アカデミー賞の授賞式をWOWOWで見ました。スタジオゲストはグラミー賞に続いて、またもや木村拓也でした。ということで、グラミー賞以上に、安心してスタジオの場面はスキップして見ました。
 司会者は珍しく女性で、結構楽しませてくれました。ステージを降りて、賞の候補者にからんだり、スピルバーグにイーストウッドとの2ショットの写真を撮らせたり、と意表をつく演出で会場も受けていました。
 今回、これといった突出して話題になった映画がなかった中で、この授賞式を一番盛り上げたのは、何とアル・ゴア氏でした。司会者が客席に座る彼を持ち上げて、「皆であなたに投票したのに、何で負けたの?」と言ったり(もちろんジョークでしょうが)、長篇ドキュメンタリー賞を彼が全米を講演して地球温暖化阻止キャンペーンを進めて行く様子を描いた「不都合な真実」が受賞した時も、非常に盛り上がっていて、司会者が「どうせここにいるのだから、演説を」と促すと、彼もそれを受けて話だそうとしたその瞬間に退場の音楽が流れるという演出をして、ここでも笑顔で退場するゴア氏の好印象ぶりが目を引きました。
 アメリカの分裂が懸念されて時間がたちますが、アル・ゴアを中心とする環境保護派とブッシュ=チェイニー政権を中心とする経済重視派(これも本当はおかしくて、経済効果を期待した環境保護活動も可能な訳ですから、正確に言うと保守経済システム重視派)にアメリカの世論が別れてきているのかな、と思いました。
 そして今年もがっかりしたのが、過去のハリウッド映画へのトリビュート企画がなかったことです。今年はダンスと影絵と歌とこの1年で死亡した人への追悼のパフォーマンスしかありませんでした。トリビュート企画を最大の楽しみにしている私のような人間がいることを、そして今のあなた方がいるのは、偉大な先達がいたからだということを、忘れないでほしい、と思います。