昨日に引き続き、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」の最後となる3巻目です。
春の合同練習で、三輪先生は鷲谷高校の顧問であり、自分の恩師でもある大塚先生に、総体の4継で鷲谷に勝つと宣言します。4継はアンダーハンドパスの練習を始め、一気に鷲谷に勝つ気運が高まります。1年生に鍵山という優秀なスプリンターが入ってきますが、入部草々肉離れを起こし、県大会までは4継を根岸が替わりに走る事になります。県記録会では4継は1位。3000で必死のラストスパートを見せ県総体にいけるぎりぎりの16位に入った谷口は泣きながら主人公の新二を見つめ、新二は彼女をスタジャンで覆ってやります。周囲は「相手の気持ちに気付いてないのは、当人たちだけか」とあきれ顔。新二は100でも10秒台を出し、完全に自信をつけます。
朝練で根岸が熱心にカーブ練習をするのを見て感激した4継のメンバーは、自分たちもその練習に参加し、迎えた県総体。4継では鷲谷に僅差の2位。南関東では順位を気にせず、最高のレースをしようと誓います。そして200で新二は初めて連に先着します。
そして南関東選抜。鍵山の傷が治り、4継の1走に。予選では緊張してしまい、バトンパスのリズムがばらばらになりながらも、何とかタイムに救われて決勝進出。100は新二が連と勝負を誓い、結果は連の勝ちでしたが、新二も鷲谷のエース仙波と同着の2位。そして4継決勝。夢のようにスムーズにバトンパスが決まり、アンカー勝負で新二が仙波を抑えて優勝! 小説は全国大会を残して、ここでフィナーレを迎えます。
いや~、素晴らしい小説でした。読んでいてこんなにドキドキし、感動し、笑った小説も珍しいと思います。詳しいあらすじは、一巻を書き直し、二、三巻は新たに書き足して、「Favorite Novels」の「佐藤多佳子」のコーナーに掲載しておきました。できるだけ小説の味を失わないように書きましたので、どうぞお読みください。まだ小説を読んでいない方が、これを読んで、小説を読みたくなれば、存外の喜びです。
春の合同練習で、三輪先生は鷲谷高校の顧問であり、自分の恩師でもある大塚先生に、総体の4継で鷲谷に勝つと宣言します。4継はアンダーハンドパスの練習を始め、一気に鷲谷に勝つ気運が高まります。1年生に鍵山という優秀なスプリンターが入ってきますが、入部草々肉離れを起こし、県大会までは4継を根岸が替わりに走る事になります。県記録会では4継は1位。3000で必死のラストスパートを見せ県総体にいけるぎりぎりの16位に入った谷口は泣きながら主人公の新二を見つめ、新二は彼女をスタジャンで覆ってやります。周囲は「相手の気持ちに気付いてないのは、当人たちだけか」とあきれ顔。新二は100でも10秒台を出し、完全に自信をつけます。
朝練で根岸が熱心にカーブ練習をするのを見て感激した4継のメンバーは、自分たちもその練習に参加し、迎えた県総体。4継では鷲谷に僅差の2位。南関東では順位を気にせず、最高のレースをしようと誓います。そして200で新二は初めて連に先着します。
そして南関東選抜。鍵山の傷が治り、4継の1走に。予選では緊張してしまい、バトンパスのリズムがばらばらになりながらも、何とかタイムに救われて決勝進出。100は新二が連と勝負を誓い、結果は連の勝ちでしたが、新二も鷲谷のエース仙波と同着の2位。そして4継決勝。夢のようにスムーズにバトンパスが決まり、アンカー勝負で新二が仙波を抑えて優勝! 小説は全国大会を残して、ここでフィナーレを迎えます。
いや~、素晴らしい小説でした。読んでいてこんなにドキドキし、感動し、笑った小説も珍しいと思います。詳しいあらすじは、一巻を書き直し、二、三巻は新たに書き足して、「Favorite Novels」の「佐藤多佳子」のコーナーに掲載しておきました。できるだけ小説の味を失わないように書きましたので、どうぞお読みください。まだ小説を読んでいない方が、これを読んで、小説を読みたくなれば、存外の喜びです。