ミスペンバリー’22
賢母が送る最後の産駒、世界を魅了した兄パンサラッサに続け。
◇牡1歳 鹿毛 2022.03.25生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:レイデオロ 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
◇美浦・鈴木慎太郎厩舎予定
◇販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:世界を魅了した兄パンサラッサと同じくキングカメハメハ系種牡馬が配された募集本馬は、賢母が送るラストクロップ。小柄で細身に映った幼少期の馬体は春先頃から急成長を見せ始め、各所の肉付きが増すにつれて性格も勇ましくなり、運動量も増加。ミドルサイズの質感あるフォルムへと変貌を遂げている。人に対して従順な態度を示し、初期馴致も大人しくクリアできた経緯は頼もしく、兄姉それぞれが眩い個性を放つ優秀な血脈から、また新たなヒーローの誕生を予感。ダービー馬である父の色合いも濃く、距離の融通性がありそうだ。
◇募集時写真(2023/10/27:シュウジデイファーム)
27日に全容公開があった追加募集馬のうち、最も気になる…いや、ほとんど出資の意志を固めているミスペンバリー’22について、現時点での感想をまとめておきたいと思います。
まず、募集価格の5,000万円については、ミスペンバリー産駒のこれまでの値付け、キズナ産駒の半兄ロディニア(ミスペンバリー’21)が5,400万円募集だったことを考えると比較的リーズナブルと言いますか、正直、私が想像していたより安い価格での募集でした。馬体を見る限り、半兄ロディニアの同時期よりしっかりしていると感じますし、400万円の価格差は『ミスペンラストクロップ記念割引』とでも考えておきます(^^ゞ
所属が美浦の鈴木慎太郎厩舎になったことについては、(一昨日も書きましたが)クラブも良い意味で随分思い切ったなと…。いや、ミスペン産駒で実績のある矢作先生や藤原先生のところは調教師のご意向優先な部分があるとして、パンサラッサ半弟のレイデオロ産駒であれば、やりたい先生はたくさんいると思うんですよね。
それでもあえて鈴木慎先生ということは、本馬の晩成傾向が強い血統背景に加え、デビューが遅くなりがちで、距離が延びてから良さを発揮するTT型でもあること、つまり、『多少時間が掛かっても馬房事情に左右されず、手をかけて育ててくれる厩舎』といった利点があるとも考えられるので、私は前向きに捉えたいと思っています。
その上で、お願いする立場でこんなことを言うのも何ですが、ミスペンバリー産駒は古くからの広尾会員にとって(パンサラッサの弟という以上に)特別な意味を持つ馬。これまで藤原先生や矢作先生が苦労をしながら向き合ってきた難しさもある馬なので、鈴木慎先生には気合を入れて頑張って欲しいですし、この馬に合ったペースとやり方で、是非とも結果を出して欲しいと思います…って、まだ全然出資したわけじゃないんでした…スミマセン(^^;)m(_ _)m
もうひとつの注目、竹内さんの血統診断にはこんな記述がありました。
「(エタンダール、ディメンシオンを輩出した)ディープインパクトとミスペンバリーの相性の良さを踏襲しながら、パンサラッサで大成功を収めたキングカメハメハを導入するというのが本馬の配合コンセプトです」
なるほどなるほど、私は『今週末は追加募集馬の全容公開、期待のあの馬は!?』の中で、『レディブロンドの母はウインドインハーヘアですから、実はミスペンバリー’22はディメンシオン'22とも血統構成がかなり似通っています…』云々と書いたのですが、要するに、パンサラッサで大成功をしたNureyev≒Sadler's Wellsのクロスを維持しつつ、ディープインパクト要素を組み込んだところが似ているわけで、(ロードカナロアとタイプは違うものの)父レイデオロの本馬も一発の魅力十分の配合だろうと思います。
ミスペンバリー’22
全容公開で新たに提供された情報は大体こんなところかと思いますが、今後、募集開始までに最初の近況報告があるのが通例なので、その際には測尺情報や現時点の調教の進捗などが分かるでしょう。
詳しいことはそれ(追加情報)を待ってから考えるとして、漏れ伝わってきた話によれば、性格は(「人に対して従順な態度を示し、初期馴致も大人しくクリアできた」とあるものの)基本的にはヤンチャで元気一杯系、馬体はおそらく現状430kg前後と推測されるので、気性やサイズを含めたトータルな特徴として、エタンダール、ディメンシオン、パンサラッサといった優秀な兄姉たちとの共通点が多いのではと期待しています。
ここまで書いてしまうと『出資する気満々』なのがバレバレですが、まあ、今さら隠しても仕方がないですし、実際そうするつもりなので(^^ゞ 競走馬への出資は常にイチかバチかではありますが、どうせならたくさん思い入れがある出資をしたいですし、その意味では、私が行く気満々になるのも当然な募集馬だと言えるでしょう(^^)
◆募集馬プロフィール◆
〇2024年2歳募集馬
☆賢母が送る最後の産駒、世界を魅了した兄パンサラッサに続け。
ミスペンバリー’22 牡1歳 鹿毛 2022.03.25生 新ひだか産
父:レイデオロ 母:ミスペンバリー (母の父:Montjeu)
美浦・鈴木慎太郎厩舎
販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
☆父の優れた特性を贅沢に継承、前途洋々たる未来へと羽ばたく。
セイリングホーム’22 牝1歳 栗毛 2022.05.15生 新ひだか産
父:スワーヴリチャード 母:セイリングホーム (母の父:Shamardal)
栗東・四位洋文厩舎
販売総額 2,800万円 / 総口数 2000口
◆募集馬プロフィール◆
〇2025年2歳募集馬
☆米国三冠馬×種牡馬一族、頂点を目指し故郷への挑戦に夢を抱く。
Ononimo’23 牡当歳 鹿毛 2023.01.31生 米国産
父:American Pharoah 母:Ononimo (母の父:ハードスパン)
栗東・矢作芳人厩舎
販売総額 8,000万円 / 総口数 4000口
☆名門牝系が輝く垂涎の良血馬、有望な父の代表産駒の座を狙う。
オピュレンス’23 牝当歳 栗毛 2023.05.12生 浦河産
父:スワーヴリチャード 母:オピュレンス (母の父:Giant's Causeway)
美浦・蛯名正義厩舎
販売総額 4,600万円 / 総口数 2000口
☆恵まれた馬格に明晰な頭脳、気鋭の指揮官が晴れ舞台へ導く。
ベルミュール’23 牝当歳 栗毛 2023.02.06生 浦河産
父:マクフィ 母:ベルミュール (母の父:キングカメハメハ)
栗東・杉山晴紀厩舎
販売総額 3,400万円 / 総口数 2000口
ということで、2023年秋の追加募集馬について、その全容が公開されました。
私が最も注目しているミスペンバリー’22は(矢作先生のところではなく)美浦の鈴木慎太郎厩舎になるとのこと。個人的に鈴木慎厩舎は好き(?)な厩舎ですし、価格が5000万円に収まったことも含めて前向きに検討したいと思います。しかし、ミスペンラストクロップが鈴木慎先生とは、(昔から広尾TCで遊んでいる私からすると)良し悪し云々ではなく、クラブも随分思い切った起用をしたな…と思います(^^ゞ
同じ世代のスワーヴリチャード産駒、セイリングホーム’22は栗東・四位先生のところになりました。まだ細かく見ていないのでアレですが、一つ下のオピュレンス’23(スワーヴリチャード産駒、美浦・蛯名正義厩舎)と価格がだいぶ違うので、ちょっとお買い得な感じがしちゃうかもしれません。(自信がないワケじゃないでしょう(^^;))
当歳募集馬については、比較的価格がお高めのラインアップになりました。
なかでも矢作厩舎のOnonimo’23は総額8000万円募集。円高、輸入諸経費込みの価格ですから、購入時の価格とはだいぶ違うはずですが、それも含めて矢作先生セレクトのAmerican Pharoah牡馬で勝負してみたい…という会員さんは多いでしょうからね。こういう当歳募集馬がどんな売れ方をしていくのか、自分の出資とは関係なく興味が湧いてきます。
先ほど少し触れたオピュレンス’23はどうなんでしょうね。確かに血統レベルの高さは間違いないですし、ハズレが少ないスワーヴリチャード産駒ですから…。ただ、6歳3月引退が前提の牝馬の場合、どうしても様子を見たくなるのは致し方ないところ。これから11/12まで、私もいろいろ調べてみようと思います。
ベルミュール’23については、まず杉山晴紀厩舎について調べないといけません。広尾TC一本でやっていると、どうしてもお馴染みの厩舎とそうでないところについての情報格差が大きくて、何となく不安になってしまうんですよね。馬についての勉強と厩舎の勉強、両方やらなくてはいけないので大変です(^^ゞ
さて、これから2週間ほど、時間を見つけていろいろ悩みたいと思います。悩んだ結果、すごく当たり前でつまらない結論になるかもしれませんが、そういうプロセスが楽しいんですよね!
**広尾TC 2023/2024年2歳/1歳募集馬残口状況**(太字太枠は出資済、残口は10/23時点)
前回、上の表を確認したのは9月11日ですから、もう一ヶ月以上前になります。その後、9/30、10/1の募集馬見学ツアーを経てレトロクラシック’22、ルックオブラヴ’22が相次いで満口となり、エレナレジーナ’22も残241口まで売れてきました。相変わらずハイアーラヴ’22とスマートオランプ’22は募集中のままですが、おそらくジワジワ売れている感じなのでしょう。
そして、新たにミスペンバリー’22を筆頭とする5頭の追加募集馬がラインアップされることが発表されており、27日にはその全容(厩舎、募集価格など)が公開されることになっています。
そうなると、現在もまだ買える馬たちへの出資についても『追加募集馬の全容公開を待ってから…』という方が増える気がしますし、実は私もそういう態勢になっています… と言いますか、基本的に(すでに6頭も揃えてしまった)22年産馬への出資は、できればかねてから狙っていたミスペンバリー’22に絞りたいところ。。ちょっと欲しいなと思った馬全てに手を出してしまうと、さすがに収拾がつかなくなるでしょうから(^^ゞ
ちなみにミスペンバリー’22がパンサラッサの半弟であり、ミスペンバリー最後の産駒であるのは皆さんご承知の通りです。パンサラッサとの血統表上の違いは、父の母がStorm Cat産駒のレディブラッサムからシンボリクリスエス産駒のラドラーダに変わった点だけになりますので、配合の狙いは何となくイメージし易いですよね。
ミスペンバリー’22
パンサラッサ
ついでに言うと、レディブロンドの母はウインドインハーヘアですから、実はミスペンバリー’22はディメンシオン'22とも血統構成がかなり似通っています。ディープインパクトがあれほど強かったのはウインドインハーヘア~Burghclereの底力によるところが大きかったと思いますし、レイデオロがダービーを勝ったのも…。
ディメンシオン'22
すごく単純に考えると、2000mを基準に1800mのG1を2勝したパンサラッサに対し、ミスペンバリー’22は2000mからさらに長いところで勝負をしたい、勝負ができるイメージですが、非サンデーサイレンスに加えてかなり底力に寄せた印象もあり、良くも悪くもイチかバチか要素が相当に強い気はします。
あと数日で全容(竹内さんの血統診断も?)が公開されるのに、血統表だけを見てどうこう言うのはこの辺にしておきますが、とにかくミスペンバリー’22がどんな馬かはとても楽しみ。過去の経験上、ミスペン産駒は馬体云々よりも『大き過ぎないこと』がひとつのポイントだったりしますので、そのあたりがどうかとか、いろいろ興味は尽きません(^^)
10/1に東京に戻ってから2週間と少し、ダラダラと続けてきた募集馬見学ツアー報告の最終回です。
と言っても、募集馬の基本的な報告は済ませましたし、数年前とはブログやSNS等を取り巻く環境がだいぶ変わり、裏話や先行情報的なものは(たとえ事実であろうがなかろうが)書きにくくなったのも確かです。
なので、このままサラッと終了した方が良いのかもしれませんが、それだと現地でしか分からない話、耳寄り情報を期待している方に申し訳ない気もしますので、アレコレ考えた末に、最後にひとつだけ先走った話をしたいと思います。(悪い話ではないので、書いても多分大丈夫のハズ… いや、きっと大丈夫でしょう(^^;))
ということで、例によって初日の懇親会、木村さんとの会話中の出来事です。
私が「22年産馬の中で一番気になる馬は?」と聞いた時、木村さんがしばらくうーん…と考えたあとに、「22年産馬の中ではスーンシャインが面白いと思う」と答えてくれた話はスーンシャイン’22の報告記事で書きました。
なのですが、実はこの話には続きがありまして…
多少、お酒の勢いもあって私が、「じゃあ、今年生まれた子たち、23年産の中ではどうですか?」と聞いたところ、22年産についてはしばし考え込んだ木村さんが、「それはもうダントツでエピの牝馬、これはちょっとモノが違うかも」と即答だったんですよね。言うまでもなく23年産馬はまだ募集前、いや、ラインアップされるかどうかも分からない状態ですから、クラブの懇親会でこんな話をしているのもアレですが(^^ゞ
ちなみにエピの牝馬とはディメンシオン’23のことでありまして、ある意味私の望み通りではあるものの、15年ほど前から木村さんと会話の機会があった私としては、正直、これほどハッキリ断言されるとは考えていませんでした。
むむ、そういえば木村さん、木村秀則牧場での繁殖牝馬見学の時、「国内G1を獲りたい、獲れてもおかしくない馬が生まれてきている…」みたいな話をされていたような。。もしかしたら、具体的にはディメンシオン'23のことだったのかも… と、これは私の勝手な憶測ですが、ディメンシオン’23がとても楽しみな馬であるのは確かでしょう。
ネタにさせて頂いたことについては、いつもながら木村さんに平にご容赦願うとして、ディメンシオン×エピファネイアの牝馬ならどうせ人気になるのでしょうし、売れ行きどうこうにはきっと関係ないはずです。(木村さん、いつも本当にすみません!) こうなったらまずは来年、ディメンシオン’23が無事に募集されることを祈ります!
いずれにしても、私はディメンシオン'22に続き、ディメンシオン’23にも出資をするつもりです。益々やめるタイミングがなくなるのを承知の上で、何なら父ロードカナロアに戻る(来春誕生予定の)ディメンシオン’24への出資も約束したいぐらい… と、だいぶ内容が怪しくなってきましたので、このあたりで終わりにしたいと思います。
長々とツアー報告にお付き合いいただいた皆さま、お疲れ様&ありがとうございましたm(_ _)m
記事をバラバラに書いちゃったので、一応、下に並べておきます。しかし、もしも今以上に募集馬が増えたら、やり方を変えないと大変なことになっちゃうなぁ(^^;)
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(19) 社台SS・種牡馬見学
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(18) スマートオランプ’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(17) ストームハート’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(15) ゴッドフロアー’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(14) ゼロカラノキセキ’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(13) ルックオブラヴ’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(12) 21年産馬2頭&イエルバブエナ
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(11) スイーンシャイン’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(10) エンパイアブルー’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(5) ミスペンバリー、パラスアテナ
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(4) フォーエヴァーユアーズ’22
広尾TC・募集馬見学ツアー報告(1) レトロクラシック’22
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
募集馬の見学が一段落したあとは、広尾ツアー恒例の社台SS種牡馬見学でした。
以前のツアーでは、(諸々の事情によって)時間が押してしまい、日が暮れかかってから到着することも多かったのですが、今回はそうした事態にならず、むしろ予定より早い到着ができたほど。総勢80人以上と聞いた時に一番心配だったのがこのスケジュールでしたから、結果、社台SSさんにご迷惑をかけずに済んで良かったです。
いや、私が言うのも何ですが、例年、社台SSさんには広尾TC会員の種牡馬見学に対しても全く手を抜かず、本当にしっかりご対応頂いており、飛ぶ鳥を落とす勢いの種馬場なのに偉そうなところが一切ないんですよね。正直、社台SSさんにとっての広尾TCはまだまだ弱小だと思うのですが、(社台・ノーザン系かどうかに関係なく)一口会員というファン層を、競馬界を盛り上げるひとつの要素として大切にしておられるのが伝わってきました。
ただし最近は牧場見学時のトラブルやSNSでの炎上騒動などが増えていますから、以前のような、時間が押して暗くなったからと言って、我々のような部外者をそのまま種牡馬厩舎の中に入れてくれる…みたいな対応はあり得なくなりました。(昔は人数も少なかったですし…) とにかくですね、見学させて頂く立場としては、まずは時間とガイドラインを守ること、それが社台SSさんのサービス精神に応えることに繋がる気がします。
前置きはこの辺にしまして、この日見学した10頭の種牡馬を紹介します。
この10頭は広尾TC募集馬の父、広尾TCに関連が深いと思われる馬、競馬ファンが見たいであろう馬、といった基準で社台SSさんが選んでくれたそうです。ただ、残念だったのはパンサラッサ、キングエルメス、トリフィス、ディメンシオン'22の父であるロードカナロアが展示されなかったことですが、何でもロードカナロアはたまたま爪の状態が良くなかったらしく、そういう事情なら仕方がありません。しかも、「その代わりに」と言ってカナロア産駒のサートゥルナーリアを用意して頂きましたし、そういった細かい配慮には頭が下がる思いですm(_ _)m(また前置きに戻っちゃいました(^^;))
文章を書いていると先に進まないので、とにかく写真でラインアップをご確認ください!
キタサンブラック:ドグマの父
キズナ:バスラットレオン、リヤンイヴェール、ミスペンバリー’21の父
スワーヴリチャード:セイリングホーム’22(追加募集予定)、オピュレンス’23(追加募集予定)の父
ミッキーアイル:ウィンダミア、ランドオブラヴ、スマートオランプ’22の父
オルフェーヴル:エレナレジーナ’22の父
リアルスティール:トゥジュール、ストームハート’22の父
レイデオロ:アスロス、ハイアーラヴ’22、ミスペンバリー’22(追加募集予定)の父
サトノクラウン:ラヴシュプリーム、スーンシャイン’22の父
サートゥルナーリア:ロードカナロア後継種牡馬
コントレイル:最も注目されている新種牡馬
こうしてみると、本当に凄い馬たちが揃っていますよねぇ。。
出資馬のレースにおいては打倒社台Grを掲げていても、社台SSさんを無視して馬の生産は行えないわけですし、こういうしっかりした種馬場があることが、日本馬の世界進出、大活躍に大きな役割を果たしているのは確かですね。
一頭一頭についての感想を書くと長くなってしまうので、特に印象に残ったところをかいつまんで書きますが、まずは実績十分のキタサンブラックとキズナ、この2頭はとにかく馬体の良さが目立ちました。黒い馬の罠にハマっている可能性を差し引いても、今から頑張れば天皇賞やジャパンカップに間に合うんじゃないかと思うほど、馬体には張りがあって元気一杯の様子でした。(堂々としたキタサンブラックに対して、立ち上がったり飛び跳ねたりで身体能力を見せつけるキズナ、という構図も面白かったです)
今後、2頭の産駒が募集されるかどうかは分かりませんが、そもそも生産者がこの2頭をつけるという事は、その時点で生まれてくる子にかなりの期待をしているわけですから、募集されたら『前向きに検討要!』なのは間違いないでしょう。
スワーヴリチャードは今注目の新種牡馬。広尾TCでは追加募集馬に産駒2頭がラインアップされる予定になっています。本馬については見学順がキタサンブラックとキズナの直後だったせいもあり、馬体の迫力はそれほど感じなかったのですが、逆に、平均点が高くて欠点が少ない、良血馬らしい綺麗なスタイルをしていたのが印象的でした。位置付けとしてはハーツクライの後継になりますが、一発長打率で勝負を…というよりも、今後もコンスタントに高いレベルの産駒を出していきそうです。
ディープインパクト系ミッキーアイル産駒は、(価格帯的にも)今後も広尾TCで募集されるでしょう。社台SSさんのプレゼンによれば、ミッキーアイル産駒の牡馬で3勝以上する馬は母父キンカメが多いとのことでしたが、現在募集中のスマートオランプ’22の母父キングズベストは同じKingmambo系。ミッキーアイルとKingmambo系の配合は、みんな大好きNureyev-Specialのクロスで血統レベルが底上げされますし、スマートオランプ’22などは想像以上の活躍をする可能性があるかもです。
あ、このペースでやっていると終わらない…
オルフェーヴルについてはエレナレジーナ’22のところで書いたので飛ばしますが、今でも身体能力、バネについては他馬を圧するほどだそうです。社台SSさんによれば、成功する配合パターンについても「段々と分かってきた」とのことですし、ソコソコのお値段で大きな夢を買う、という意味では最も狙い目の種牡馬かもしれません。
リアルスティール、レイデオロは全く違った姿カタチをしていますが、まだまだこれからの種牡馬という点では共通しています。特にレイデオロは広尾オリジナルの看板繁殖牝馬につけられるケースが多く、クラブとしても期待が大きい種牡馬のハズ。。その意味ではアスロスの骨折休養は痛いものの、ミスペンラストクロップであるミスペンバリー’22の追加募集が控えていますし、やはり、(社台SSさんが仰っていた)芝中距離路線で活躍する募集馬登場を期待したいです。
サトノクラウンは種付料150万円でスタートをして、いきなりダービー馬を出しちゃいましたからねぇ。。それは社台SSさんにとっても嬉しい誤算だった気がしますが、まあ、ドゥラメンテ、リアルスティール、キタサンブラックを抑えて皐月賞に1番人気で出走するほどのポテンシャルを持った馬でしたからね。現在募集中のスーンシャイン’22もそうですが、今後も比較的割安に大モノが狙えるとしたら、かなり面白い種牡馬なのかもしれません。
サートゥルナーリア、コントレイルに関しては、あまり広尾TCに関係なく展示をして頂きました。
もちろん、どちらも社台SSさん期待の種牡馬なわけですが、その分、両馬ともに種付料、産駒のお値段は最初から高いですからね。広尾TCから募集となればさらに輪っかが掛かる可能性もありますし、当面、両馬の産駒が募集されるチャンスはないかもしれません。。ただ、社台SSさんはコントレイル産駒について、どの馬を見ても良い馬、もしかしたら今が底値かも… さらには、ディープインパクトを名実ともに超える可能性はこの馬にしかない…とまで仰っていましたから、早めのタイミングで矢作先生に好きなコントレイル産駒を探してもらい、周年記念募集として総額2億円程度を5000口で… やっぱり無理そうっすね(^^;)
以上、駆け足になりましたが、社台SS・種牡馬見学の感想、報告でした。
社台SSさんには広尾募集馬の血統まで予習をして頂き、とても参考になる面白いプレゼンをして頂きました。本来であれば細かい内容も紹介したいところながら、最近はいろいろ面倒ですからご注意を!的な話もあったのでやめておきます(^^ゞ
お忙しい中でのとてもご丁寧な対応、本当にありがとうございましたm(_ _)m
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の15頭目、募集馬紹介の最後を飾るのはチャンピオンズファーム在厩のスマートオランプ’22です。
本馬は現在『募集中』表示のまま。今もって募集中から動いていないのは本馬とハイアーラヴ’22の2頭のみです。そんな状況を知ってか知らずか分かりませんが、チャンピオンズファームの皆さんから『結構良い馬なのでよろしく!』的なオーラが出ていたのは印象的でした。いや、実際に私が見た印象もそうでしたし、もっと人気があっても良いのになと(^^;)
スマートオランプ’22(牡、父ミッキーアイル、母父キングズベスト)栗東・武英智厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/qfQoejymUZA
本馬の状況については、10/13にクラブ公式の近況が更新されていますので、そちらとあわせて見て頂くのが良いと思います。あくまで公式情報はクラブ発信のもので、私のは間違いやら何やらがあるかもしれませんのでm(_ _)m
ということで、以下はチャンピオンズファームさんからツアー当日にあったお話です。
「7月下旬にパカパカファーム厚賀分場からこちらに移動、数週間の(環境に慣れさせるための)夜間放牧による管理を経て8月中旬に初期馴致を開始、当初はハミを嫌がる素振りを見せたものの、慣れとともに克服をして今ではしっかりハミ受けができるようになりました。今は角馬場でのフラットワークを行っていますが、次週以降に近隣の(坂路がある)育成施設に移動をし、さらに調教を進める予定になっています。その後は11月前後に滋賀県のチャンピオンヒルズへ移動、そこから本格的な調教を開始する予定です。普段は従順で大人しいのですが、人が跨るとピリッとした面を見せるので、そこは注意をしながら進めています。乗り役からは、『良い背中をしている、柔らかい動きで好感触です』とのコメントも出ていますので、ぜひ検討をお願いします!」
何だか経緯や予定を詳しく説明頂いて、おまけに「検討お願いします!」などと言われると、ちょっと気持ちが揺さぶられたりしますよね。だからと言って、私は既に買い過ぎなので即出資とはいけないのですが(^^;)
馬体重に関しては、見学当日(10/1)の測定では444kgとのことでしたが、最新の近況では10月上旬456kgとなっていて、一週間で10kgほど増えたようです。背丈などのサイズは大きい方ではないものの、牡馬らしいしっかりした体格をしていますし、この先、トレーニングが本格化しても馬体減で悩むことはなさそうです。
うーむ、、どうなんでしょうね。血統も馬体もなかなかなかで、大きなマイナス要素がないのになぜか人気がない…。まあ、冬場のトレーニングを暖かいチャンピオンヒルズで行えるのは明らかにプラスだと思いますし、そのプロセスを含めて長く様子見ができるのは、私のような優柔不断派にはありがたい話ではあるんですよね。
いやホント、今後の状況次第では真面目に検討しても良い気がしてきました(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の14頭目、シュウジデイファーム在厩馬のラストはストームハート’22です。
本馬はまだ満口直前で、これから出資が可能な募集馬になります。実は私、夏頃から『この馬、良い馬だよな…』という悪魔の囁きが聞こえるようになっており、勢いに任せてポチッと…みたいなことがないように注意しながらの見学でした(^^ゞ
ストームハート’22(牝、父リアルスティール、母父Uncaptured)栗東・田中克典厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/1aAGi0Nuj9w
結論から書いてしまいますと、実際に馬を見ても、やっぱりなかなか良い馬だと思いました。リアルスティールの牝馬らしい、欠点が少ない姿カタチをしていますし、身のこなしも適度に柔らかく、正直、私の好みのタイプです。そうですねぇ、この直前に見たステラリード’22と比較をしても、コチラがあまり見劣ることはないと感じました。
まあ、トモの大きさや胸前の張りはステラリード’22の方が…とも思いましたが、それほど大きな差があるワケではないですし、これからのトレーニングでどう変わっていくかは分かりませんからね。まあ、馬体だけで馬の良し悪しが分かれば苦労はないですから、最後はそれぞれの基準やインスピレーションで決めていくしかありません。(そもそもの話、お値段はステラリード’22の5,100万円に対して半分以下の2,200万円ですし(^^ゞ)
本馬も9/21に様似木村牧場から移ってきた組なので、シュウジデイの方も詳しいことはこれから掴んでいくのだと思います。ただしそんな中でも、性格は大人しく扱いやすいタイプで、ロンギ場での馴致が問題なく進んでいるとのお話はありました。加えて馬体重が431kgと、9/5測定時の420kgから増えているのも良い情報だと思います。
さて、じゃあ出資するのかと言われますと、22年産馬が飽和状態に近いうえ、追加募集でミスペンバリー’22がラインアップされた状況を考えると、これがなかなか難しい。。非常に面白くない結論にはなりますが、当面は引き続き様子を見させていただいて、ギリギリのタイミングになったら改めて考えてみたいと思います(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の13頭目はシュウジデイファーム在厩の牝馬から、ステラリード’22です。
本馬はすでに満口ですが、当然、私も出資をしておりまして、このところ産駒が勝ち上がり続けているステラリード産駒、秋華賞でデアリングタクトに迫る競馬を見せたパラスアテナの全妹として、とても大きな期待をしています。(あ、半兄アスロスはまだ勝っていなかった… ですが、戻ってきたらきっと勝ってくれるでしょう!)
ステラリード’22(牝、父ルーラーシップ、母父スペシャルウィーク)栗東・高柳大輔厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/YCS6XVDQPMk
本馬はルックオブラヴ’22、ゼロカラノキセキ’22と同じで9/21にシュウジデイファームに移ってきたばかりです。従って、まだ個性を発揮するところまでは来ていないはずですが、その中でも「性格は大人しいですが、やはり頭は少し高いですかね。そこは兄たちと同じような感じです」とのコメントがありました。
まあ、頭の高さについてはステラリード産駒に出資をする以上は覚悟の上ですし、何なら「性格が大人しい」という話の方が怪しいなぁ…と感じられるぐらいですからね(^^;) これから進めていってどう変化していくかは分かりませんが、基本的に22年産もステラリードらしさを受け継いでいることは分かりましたし、それだけに、この系統の特徴をよく知るシュウジデイファームさんに育成頂けるのは心強いです。
馬体重は416kgとのことで、様似木村牧場にいる時とほとんど変わっていませんでした。体重に関してはそれほど気にしなくてよと思いますが、おそらくこれから少し減って、年末あたりからまた増え始めるだろうと思います。最終的には440~450kgぐらいでデビューするイメージではないでしょうか。
ということで、ここから私の感想ですが、ここに来てようやくマイルから中距離で勝負するタイプが出てきたかなと。矢作厩舎に入った兄たちはマイルより下、1400mや1200mを使われることが多いですが、本馬の身体つきは短距離寄りには見えませんでしたし、久しぶりにステラリード産駒への予備知識、先入観が少ない厩舎、高柳大輔厩舎に入ったのも新鮮で悪くないんじゃないかと思っています。
全体的なバランスの良さはもちろん、腹回り、背中からお尻にかけてのライン、トモや胸前のしっかりしたところにはルーラーシップらしさが出ていますし、性格がひねくれずに成長していけば、私が望んでいる全姉超えも夢ではない気がしています。
実は木村秀則牧場での雑談タイム中、私は木村さんに「パラスアテナより全妹の方が良く見えるのですが、どうですか?」と、あえて非常に乱暴な質問をぶつけてみました。もちろん、木村さんはそんな大雑把で無責任な質問をされても怒ったりはしませんし、一応、考える素振りはして頂きました。ただ、さすがに『こっちが良い』みたいなハッキリしたお答えは頂けず…。(木村さんはパラスアテナのことが大好きだしなぁ(^^ゞ)
しかし考えてみれば、それは、少なくともパラスアテナと甲乙つけがたい馬だと感じておられる裏返しとも言えそうで、都合の良い解釈ではありますが、引き続き高い期待感を持って応援していきたいと思います!
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の12頭目は私の出資馬でもあるゴッドフロアー’22です。(すでに満口)
本馬はシンボリバーグ’22と並び、矢作厩舎のモズアスコット産駒ツートップの一頭になります。募集当初からその筋肉量、ムキムキの身体つきは馬齢を疑うほどでしたから、今回、実馬を見るのを非常に楽しみにしていました。
そうなんです、いくら筋肉が…とかバランスが…とか言ってみても、写真と動画だけしか見てませんでは味気ないですからね。本当は募集開始前にこういうツアーがあると良いのでしょうが、この際贅沢は言いませんので、(多少時期が早かろうが遅かろうが)ツアーについては毎年の開催をお願いしたいと思いますm(_ _)m
ゴッドフロアー’22(牡、父モズアスコット、母父ハーツクライ)栗東・矢作芳人厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
いやぁ、何と言いますか、登場した瞬間に感じましたが、とにかくデカいですね。いや、ひと言で『デカい』と言っても、サイズが極端に大きいわけではなく、しっかりと幅があってパーツパーツが太いんですよね。
母ゴッドフロアーは馬格のある牝馬でしたが、本馬は背丈などはそれほどでもないですし、やはり、この筋肉量の豊富さ、お尻や胸前の大きさはゴッドフロアーではなくモズアスコットから受け継いだものなのでしょう。(矢作先生も、見るたびにモズアスコットに似てくる、と仰っているようですから、多分、間違いないハズです(^^ゞ)
現状に関しては、9/5にシュウジデイファームに移動したあと、順調に馴致が進められているとのこと。性格的には(顔つき、身体つきに反して?)大人しくて従順だそうで、展示中も比較的落ち着いていたのが印象的でした。馬体重は490kg。9月上旬の503kgから僅かに減っていますが、馴致が終わって落ち着いてくると、また増え始めるのかもしれません(^^;)
そう言えば、木村秀則牧場での雑談タイム中、木村さんが母ゴッドフロアーについて、「芝の長いところで活躍する仔を出すイメージでしたが、意外にそうじゃないのかも…。モズの仔(本馬)もダートっぽくなってきたし、一つ下のマジェ(マジェスティックウォリアー)の牝はスラッと脚長で芝でもイケそうですけど結局ダートかもしれないし…」と、その産駒適性について掴み切れていない的なお話をされていました。(木村さんの結論は、ゴッドにはいろんな種馬をつけた方が良いかも…でした)
確かにこの繁殖にはこの系統、この種牡馬をつければこういう仔ができる、みたいな分かりやすいパターンもあるでしょうが、本来、どんな仔が生まれるかは神さまの領域でもありますからね。
私は本馬について『ダート中距離をパワーでゴリ押しする』以外のイメージが湧かないのですが、それだって、結局はやってみなければ分からないわけで、こういう現時点で他とはだいぶ違っている馬がどう成長し、どういう競走馬になっていくのか、今後の育成プロセスを含めて引き続き注目・応援していきたいと思います!
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の11頭目はゼロカラノキセキ’22です。
本馬はすでに満口になっていますので、今から出資はできません。ルックオブラヴ’22から2頭続けての芦毛馬登場でしたが、こちらの方がより白く、(生まれが2ヶ月弱早いとは言え)馬体も少し大人びて見えた気がします。
ゼロカラノキセキ’22(牡、父レッドファルクス、母父キンシャサノキセキ)美浦・尾関知人厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
本馬もルックオブラヴ’22と同じ9/21に様似木村牧場からシュウジデイファームに移動、現在馴致を行っている最中とのことです。気性に問題はなく馴致の進行は順調のようですが、その中でシュウジデイファームの方が「木村さんのところからくる馬は基本的なことができているのですぐに馴致に入れる…」といったお話をされていたのが印象的でした。
もちろん、馬ごとに個性やバラつきはあるのでしょうが、最近は生産牧場、中間育成場、育成調教場、外厩、厩舎(トレセン)など、一頭の馬に多くの施設が関わりますので、その間の連携や信頼関係がとても重要なのだろうと思いました。
馬体重は445kgとのことで、9/5測定時の430kgから15kgも増えています。まだ幼さは残るものの、肉付きが良くてしっかりしたイメージなので、これからのトレーニングを加減する必要もなさそうです。
これは私の推測ですが、本馬はすごく洗練されている…みたいな雰囲気ではない分、欠点が少なくて丈夫で多少使っても簡単にヘコタレないタイプになっていくような。。馬体を見る限りでは、典型的な短距離タイプではないかもしれませんが、使われつつ徐々に成長し、やがて父、母父から受け継いだスピードが開花していく、みたいなイメージが良いですね。
母ゼロカラノキセキはスイートマカロンの娘、あのグランソヴァールの半姉で、この系統はずっと尾関先生に面倒を見てもらっていますからね。本馬の父レッドファルクスも尾関厩舎でG1を勝っていますから、きっと尾関先生は特別な愛情を持って育ててくれる気がします。と言いますか、尾関先生はもともと誠実な方ですし、あとは馬次第でしょう(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。