ツアー報告の10頭目はルックオブラヴ’22、ここからはシュウジデイファームに場所を移しての見学です。
本馬は先週末時点で残102口まで売れています。残100口を切るとそこからはアッという間に…といったケースも多いですから、本馬への出資を様子見している方は、近々どうするか決める必要がありそうですね。
ルックオブラヴ’22(父ゴールドシップ、母父キングズベスト)美浦・鈴木慎太郎厩舎
シュウジデイファーム在厩牡馬については、撮影アングルの関係で動画は掲載致しませんm(_ _)m
本馬はツアーの一週間前、9/21にシュウジデイファームに移動をしたばかりですので、調教についてはまだまだこれから、ようやく新しい環境に慣れつつあるといった状況でしょう。そんな中でも、「気性に問題がない大人しいタイプ」とのコメントがありましたし、今後のトレーニングについては順調に進められていくと思います。
ツアー時の馬体重は364kgと、牡馬にしてはさすがに少し小ぶりですかね。ただ、与えた飼い葉はきちんと食べているとのことですし、そこは今後の成長に期待するしかありません。まあ、(芦毛なので分かりにくい面はありますが)筋肉は柔らかそうに見えましたし、バランス自体は悪くないので、もう一段のサイズアップが叶えば面白い存在になりそうです。
と言いますか、もしもこの時点で400kgを超えていたら、本馬で一発春天でも狙ってみようかな?と考えていたぐらい、実はこの馬は結構好みのタイプなんですよね。鈴木慎太郎厩舎にはカイザーノヴァやボンドオブラヴでお世話になりましたし、ゆくゆくは内田博幸騎手にいろいろ教えて頂けそうなのもプラスポイントだと思いますので。
本馬は晩成傾向が強い血統で遺伝子型はTT、オマケに4/30生まれときていますので、本格的に成長するのはこれからなのでしょう。可能ならばしばらく様子見を続けたいところですが、残102口ではさすがに難しいでしょうねぇ(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
今回の報告では、吉澤ステーブル在厩の21年産馬2頭(パリッドキャリア:サンライズシェル’21、ロディニア:ミスペンバリー’21)と三嶋牧場西舎育成場在厩のイエルバブエナ、合計3頭をまとめてやります。
ちなみに21年産馬でまだ出資可能なのはアリーエテルネ:ベネディーレ’21のみ。パリッドキャリアとロディニアはすでに満口ですし、イエルバブエナはデビュー済み、新馬戦を勝った1勝馬という立場ですからね。当然、出資検討の参考ではなく、デビュー戦、復帰戦に向けた調整の進み具合はどうなのかな?といった興味を持ちつつの見学でした。
パリッドキャリア(牡、父ヘニーヒューズ、母父キンシャサノキセキ)栗東・清水久詞厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/GjYtwXVR_EY
パリッドキャリアは順調に乗り込まれているようです。
吉澤ステーブルさんいよれば、「すでに追い切りレベルをこなせるところまで来ているものの、目一杯に立ってしまうと反動が残ってしまうところがあるので、10月中に関西圏に移動させるイメージで調教を積んでいます」とのことでした。
馬体重は515kgで、9/11測定時の524kgから10kgほど絞れたイメージ。筋肉に張りがある一方、あまり太くは見えなかったですから、きっと良いトレーニングが積めているのでしょう。私は清水久詞厩舎にあまり馴染みがないのでアレですが、調教の進み具合、馬体から受けた印象で言えば、年内デビューは充分に可能じゃないかと思います。
父ヘニーヒュース×母父キンシャサノキセキでも、ダート短距離専用機っぽくない馬体をしていますし、良いポテンシャルを持った馬だと感じました。私が言うのも何ですが、出資された皆さんは大いに期待して良いんじゃないかと思います(^^ゞ
ロディニア(牡、父キズナ、母父Montjeu)美浦・高柳瑞樹厩舎
厩舎から外に出なかったので動画はありませんm(_ _)m
ロディニアは父キズナ、母ミスペンバリーですから、未完のまま競争生活を終えたアシタカの全弟になります。アシタカが500kgを優に超える大型馬だったのに対して、こちらはツアー時点で428kgとコンパクトながら、脚元のことを考えれば、大き過ぎるより標準より小さいぐらいがちょうど良いかもしれません。馬体のバランスは御覧の通りですし、さすがにパンサラッサ半弟、アシタカ全弟らしい雰囲気を醸し出していたと思います。
唯一の気掛かりと言えば、かなり燃えやすい気性面、テンションコントロールということになるでしょうか。この日も「厩舎の外に出すと危険なので…」という理由で屋外に出してもらえず、離れたところからソーッと見学させてもらったぐらい。このままだとトレセンや競馬場で冷静さを保てるかどうかが心配なレベルでしょうか。
でも、馬の雰囲気は確かに良かったですし、何と言っても名牝ミスペンバリーの仔ですからねぇ。吉澤ステーブルさんからは、「正直、まだ幼くて、遊び遊び走っている感じ」とのコメントがありましたが、これから様々な勉強をしつつ精神面が成長していけば、ドカンと一発があっても全然驚けないでしょう。
今後に関しては、「12秒近くのところもしっかり動けるようにはなったので、近日中の入厩をめざして関東圏に移動させ、あとは高柳瑞先生にお願いします」とのこと。その言葉通りツアーの直後、10/2には吉澤ステーブルを出発し、3日に吉澤ステーブルEASTに入ったようなので、今後の動向に引き続き注目したいと思います。(私は何故か出資をしていませんが、基本的にミスペン仔は全力で応援します!)
イエルバブエナ(牡、父マジェスティックウォリアー、母父アグネスタキオン)栗東・須貝尚介厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/O1AzCc8Q7zI
イエルバブエナはツアーのあと、10/3に三嶋牧場西舎共同育成場在を出発して4日に吉澤ステーブルEASTに到着、ワンクッションを挟んだのちにすでに吉澤ステーブルWESTに到着しているようです。(移動の準備やら何やらでお忙しい中、わざわざ既デビューの3歳馬を見せて頂いた三嶋牧場さん、ありがとうございましたm(_ _)m)
さて、馬を見た印象なのですが、もともと落ち着きがあって扱いやすいタイプとは言え、何となく大人し過ぎると言いますか、内側から漲る闘志のようなものを感じなかった気が。。吉澤ステーブルでテンション高い系の2歳馬を見た直後だったせいもあるでしょうし、このところ成績が出せていないことによる先入観があったからかもしれませんけれど…。
もちろん、これから本格的にペースを上げていけば、馬体の張りも含めて全体的な雰囲気はガラッと変わってくるでしょう。本馬には最後まで出資するかどうか迷った経緯もありますし、素晴らしい根性で新馬戦を勝ち切った実績もあります。このまま終わるような馬ではないと思いますので、是非とも立ち直って欲しいです!
ツアー報告の9頭目、吉澤ステーブル在厩馬の3頭目はスーンシャイン’22です。
本馬は募集総額900万円、この世代の募集馬では最も安い価格設定で、比較的早い時期に満口となりました。当初は安いから売れ行きが良いのかな?と考えていたものの、父サトノクラウンは初年度からダービー馬タスティエーラを出していますし、実際に馬を見てみると、単に「安いから」という理由だけで売れたわけではないのがよく分かりました。
いやぁ、こういう馬の活躍は、出資者さんにとっては会心のホームランになるんですよね(^^)
スーンシャイン’22(牝、父サトノクラウン、母父ジャスタウェイ)美浦・黒岩陽一厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/ayjyV_x14tE
本馬についても調教の進み具合はエレネレジーナ’22、エンパイアブルー’22と全く同様だそうです。3頭は吉澤ステーブルに入った日付(8/4)も一緒ですし、その前に様似木村牧場を経由していることを含め、ここまではクラブ側が主導をして育成を進めてきた感じですかね。(もちろん、それぞれの調教師と相談の上でしょうけれど)
ちなみに今は集団調教が中心で、20頭ほどのチームが3列で走るカタチを作り、様々なことを学んでいる最中だそうです。気性は素直で扱いやすく、順調に調教が積めているとのことでした。馬体重は405kg。9/14の測定では400kgでしたから、この馬も少しずつ体重が乗り始める時期に入ってきたのかもしれません。
という事なのですが、実は、本馬については私は募集当初からあまり注目をしていませんでした。馬の良し悪しというよりは、この世代には募集開始前から出資したい馬が複数いて、あまり手を広げると収拾がつかなくなると分かっていましたので。それゆえ、(本馬だけでなく)あえてじっくり見ないようにしていた馬が何頭かいたりするんです(^^ゞ
ただ、こうやって実際に馬を見ると、これがなかなか良いなと思ってしまって…。
馬体はコンパクトでもバランスが良いですし、ゆったり柔らかく歩く様子は私の好みに合っています。こんなに良い馬なら出資して応援するのもアリだったよなと、今さら手遅れながらもそんな感情が湧いてきました。
そして、さらに出資会員さんが喜ぶであろう情報を少しだけ書いておきます。
実は私、生産者の木村さんにお会いした時は、必ずその世代で木村さんが一番気になる馬、好きな馬、オッと思った馬はどれですか?という質問をすることにしています。
今回のツアーでも懇親会の時に同じ質問をしたわけですが、何と木村さん、しばらくうーんと考えたあとに、「22年産馬の中ではスーンシャインが面白いと思う…」と意外なお答えを。。いや、本来は「意外」なんていったら失礼ですが、木村さんご自身が「意外かもしれませんけれど」と注釈をつけていましたから、今回はセーフでお願いします。
もちろん、木村さんがそう仰ったから必ず走る…というワケではないものの、並み居る注目馬たちの中で、木村さんの心に響く何かを持っているということは、出資者にとっては間違いなく嬉しい話ですからね。結果がどう出るかは今後次第になりますが、出資された方に限らず、この馬にはちょっと(大いに?)注目しておいた方が良いかもしれません。
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
ツアー報告の8頭目は私も出資済みのエンパイアブルー’22です。
エンパイアブルー’22はまだ『満口直前』表記のままとなっており、その気になれば、今からでも充分出資ができちゃいます。もしかしたら、父マジェスティックウォリアーの半兄(マジックブルー、矢作芳人厩舎)がデビュー間近になっていますので、その結果を見てから…という会員さんが多いのかもしれませんね。
いずれにしても、本馬は募集前から出資を決めていたぐらい思い入れのある馬で、私の中ではディメンシオン'22と並び、今回のツアーで最も見たかった募集馬の一頭です。
エンパイアブルー’22(牡、父リオンディーズ、母父エンパイアメーカー)美浦・高柳瑞樹厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/Syixsj9yCJY
エンパイアブルー’22もエレナレジーナ’22と同様、8月初旬に吉澤ステーブル入り、その後の初期馴致を経て現在まで順調に調教が進んでいるそうです。メニューはエレナレジーナ’22とほぼ同じ(場内馬場で1000m程度の準備運動後BTCに移動、22~23秒程度のキャンター)で、多い日にはキャンター2000m以上をこなしているとのこと。性格的には前向きさがあって今のところ特に問題はないようで… なのですが、それより何より姿かたちが格好イイ!と出てきた瞬間に思ってしまいました(^O^)
いやホント、黒い馬は格好良く見えるので要注意とは言え、スラッと脚長で首から先に重さがない。流線型の馬体には、正直、他の募集馬と一線を画す雰囲気があったと思います。吉澤ステーブルの方は、脚長でスラッと見えるけれど筋肉が良く、これからボリュームが出て逞しくなっていくと思います…みたいなコメントをされていましたが、母エンパイアブルーを知る私としては、このままのイメージを崩さずに、あともうひと息サイズアップしてもらえれば充分です(^^ゞ
ちなみに9/14の近況では404kgと紹介されていましたが、今は410kgだそうです。何だかんだでこの系統も運動能力より脚元が心配なわけで、だったらサイズを求めるよりも、コンパクトゆえの俊敏さで勝負をしたい気がします。
すみません、個人的にエンパイアブルーへの思いが強過ぎて、冷静な報告になっていない気はするものの、実は生産者の木村さんもエンパイアブルーには同じような気持ちを持っておられるそうで、「あの馬は不運に見舞われて素質を出し切れなかったけれど、繁殖牝馬としていつか大モノを出すんじゃないかと思ってます」と仰っていました。
本当にそうなんですよねぇ、エンパイアブルーはデビュー戦のゲート裏で他馬に蹴られて除外になったり、骨折による長期離脱があったりと本当にツイていない競争生活でしたから。。それでも彼女が天性のスピードとレースセンスを持っていたことは間違いなく、それが産駒に受け継がれているとしたら、マジックブルーや本馬、さらには23年産(父ルヴァンスレーヴ)が大活躍をしても全く驚けないんじゃないかと思っています。
まあ、私がいくら何を言おうが、やがて答え合わせの時期はやってきます。半兄マジックブルーも含めて私は最後まで応援をしますが、そんなイチかバチかの一発勝負がお好きな方は、思い切って参加してみてはいかがでしょうか(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
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*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
現役出資馬の出走やら追加募集の発表やらで、途中休憩が入りながらになりますが、ツアーの報告は地道に続けていきます。そうしないと終わらないので… ということで、通算7頭目の募集馬はエレネレジーナ’22です。
ちなみに本馬以降は10/1、ツアー2日目の見学でした。ご承知の通り、宿泊先のAERUはBTCのすぐそばにありますので、本馬が在厩する吉澤ステーブルへの移動時間は短かったですし、このあと訪問したシュウジデイファームや三嶋牧場西舎育成場なども、ごく近いところに点在していて効率よく見学することができました。
で、エレネレジーナ’22は?といいますと、確認してみたところツアー開催時に『満口直前』だったのが、その後、10/5時点でで『残254口』まで売れてたようです。いずれにしてもまだ買える募集馬なのですが、フェニーチェのラインは広尾TCでは独特の人気があるので、とっくに満口だと勘違いをしていました(^^ゞ
エレナレジーナ’22(牡、父オルフェーヴル、母父ノヴェリスト)美浦・加藤征弘厩舎
歩きの動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/LPX4zFtxNjA
まずは本馬の現状、調教について、吉澤ステーブルさんから説明がありました。
「場内の馬場で1000m程度の準備運動後BTCに移動、22~23秒程度のところまで乗っています。今のところは1600mのダートコースが中心ですが、これから坂路にも入れていきます。馬体重はまだ370~380kgですが、この1ヶ月で20kgほど増えていますし、そのうちに400kgは超えるだろうと思います」
そうですねぇ、確かに牡馬にしてはコンパクトな印象ながら、さすがに名牝ダイナカールの系統だけあって顔つきが賢そうでしたし、姿かたちに品の良さがありましたね。そのあたり、フェニーチェのラインが根強い人気を誇る理由かもしれませんが、22年産の本馬は牡馬。さすがにもう少しボリュームが出てくれば…といったところかもしれません。ただですね、私には小柄であっても線の細さは感じられませんでしたし、全体的なバランスは良いので『今後の成長が楽しみ』なのは確かでしょう。
そう言えば、2日目の最後にお邪魔をした社台スタリオンステーションさんでは、本馬の父オルフェーヴルも見学させて頂きました。社台SSさんの解説によれば、海外の大レースを勝ったウシュバテソーロやマルシュロレーヌのような『一発長打の魅力』に加え、最近はAEIも上昇傾向で高い打率も望める種牡馬になりつつあると。。もともと身体能力はずば抜けているので、オルフェ産駒はこれからが買い時!と考えているそうです。
本馬の母系にはアイムユアーズと同じ『ファルブラヴ×ダイナカール』が組み込まれ、そこに母父Monsun系ノヴェリストからのオルフェーヴルときていますから、私には打率より長打力寄りに思えるのですが、その一方で、馬体のイメージからは欠点の少ない優等生タイプのようにも感じたり…。このあたりの迷いが素人っぽくてアレですが、まあ、うまく考えがまとまらない時は、結局は『できればもう少し様子を見たい…』になっちゃうんですよね(^^ゞ
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
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*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
油断をしていたら、追加募集のスケジュールとラインアップが発表されていました(°◇°;)
2024年・2025年2歳馬募集を対象とした「Hiroo no REIWA Additional Lineup」の募集馬ラインアップおよび、募集スケジュール等をお知らせいたします。
◆募集馬プロフィール◆
〇2024年2歳募集馬
☆半兄は海外G1 2勝馬、パンサラッサ
ミスペンバリー’22 牡馬
父 レイデオロ 母の父 Montjeu
☆祖母はセントレジャー(独G3)2着 タイドスプリング
セイリングホーム’22 牝馬
父 スワーヴリチャード 母の父 Shamardal
◆募集馬プロフィール◆
〇2025年2歳募集馬
☆おじにプリークネスS(米G1)勝ち馬、シャックルフォード
Ononimo’23 牡馬
父 American Pharoah 母の父 ハードスパン
☆祖母は米3歳牝馬チャンピオン、ラグズトゥリッチズ
オピュレンス’23 牝馬
父 スワーヴリチャード 母の父 Giant's Causeway
☆祖母はフラワーC(Jpn3)勝ち馬、ショウナンタレント
ベルミュール’23 牝馬
父 マクフィ 母の父 キングカメハメハ
◆募集馬リーフレット・申込ガイドの発送
10月27日(金)より順次発送
◆オフィシャルサイトにおける詳細(管理予定調教師、募集価格、立ち写真等)の発表
10月27日(金)夕方 全容公開予定
◆申込受付 <先着順による受付>
11月12日(日)より<先着順>で受付開始
インターネット・・・・11月12日(日)午前11時~
電話・・・・・・・・・11月13日(月)午前11時~
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今年の追加募集馬は、22年産については木村秀則牧場産馬2頭でした。
一頭は誰もが絶対にラインアップれると予想していたミスペンバリー最後の産駒ミスペンバリー’22、そしてもう一頭はホームアンドドライの半妹、今注目のスワーヴリチャード産駒セイリングホーム’22です。
どちらもサプライズというほど意外な馬ではありませんので、厩舎やお値段などが発表される全容公開まで落ち着いて待ちたいと思います。まあ、ミスペンバリー’22についてはミスペン母さんへの感謝も含め、厩舎やお値段に関わらず出資するつもりですし、どうせならツアー時に出資予約ができれば良かったぐらいです(^^ゞ
23年産馬は3頭で、一頭は米山代表がツアーの雑談で仰っていたマル外、American Pharoah産駒のOnonimo’23です。このところ諸経費はインフレ傾向、しかも円安が進んでいますので、一般論で言えばマル外はお得な買い物ではなくなっているはずですが、それでもAmerican Pharoah産駒の牡馬だと言われると、やっぱり興味は湧いてきます。
オピュレンス’23とベルミュール’23は、それぞれ三嶋牧場、桑田牧場の生産で、このところ広尾TCではお馴染みの牧場からの提供馬です。ただし、どちらも兄姉が募集されていない馬なので、全容公開までに少しは予習をしなきゃですね。
とにかく、これで秋の追加募集馬の顔触れがハッキリしましたので、気分はだいぶスッキリしています。そして、出資受付開始までにはタップリあと一ヶ月ありますので、アレやコレやの検討をゆっくり楽しもうと思います!
様似木村牧場在厩の2頭目、通算6頭目の募集馬紹介はディメンシオン'22です。(ツアー終了後、なんと10/3に吉澤ステーブルに移動をしましたので、本当に移動直前のタイミングでした)
本馬は募集開始直後に満口になりましたので、これから出資の可能性があるのはキャンセル待ち状態の会員さんでしょうか。(キャンセル待ちについては経験がないのですが、どの馬でも多少のキャンセルは出るみたいですね)
それはさて置き、とにかく期待の大きなディメンシオン'22です。私のようなディメンシオン出資会員はもとより、パンサラッサにディープインパクトをプラスしたかのような血統構成に注目されている方もいるでしょうし、その他諸々含めて、こういう馬には是非とも成功して欲しい…との願いを籠めつつ見学してきました。
ディメンシオン'22(牡、父ロードカナロア、母父ディープインパクト)栗東・藤原英昭厩舎
私のミスにより本馬の動画はありません。また、この時間は既に周囲が暗くなっており、綺麗な画像が撮れませんでした。(時間が押していたもので、ちょっと…というのが言い訳ですm(_ _)m)
本馬については生まれた時から募集を待ちわびていた会員さんが多数いるなど、最初からずっと注目される宿命を背負っています。それゆえ、募集時の測尺が比較的小さかっただけで何となく落胆する声が聞かれたぐらい、それほどの大きな期待を集めて今後も頑張ることになるワケです。(馬にはそんなこと関係ないですけれど(^^;))
そんな中、心配されたサイズについてはすでに400kgを超えてきましたし、もともと運動能力やスピードよりも大きくなり過ぎ=脚元の心配が先に立つ系統ですからね。それに、両木村さんをはじめ、サイズの小ささについては皆さん全然気にしていないんですよ、現地では。そんな事よりバランスの良さ、滲み出る良い馬の雰囲気、柔らかい身のこなしへの高評価が目立っていたと思います。これは私の願望ですが、小さな身体で俊敏に、ビュンビュン走るF1カーのような馬になるかもしれません(^^)
そう言えば様似木村牧場訪問の直前、ミスペンバリー紹介の時に木村さんが「ミスペンバリーの娘ディメンシオンにも(ミスペンの孫にあたる)1歳、当歳の仔がいます。どちらもとてもスピード豊かで素質がありますので、できれば国内G1を… いや、もしかしたら獲れるかもと思わせる馬なので引き続き応援を!」といった話をされていました。
応援については、当然ながら何があっても最後までお付き合いさせて頂くつもりですが、それにしても木村さんから国内G1奪取という夢が聞けるとは。。いや、木村さんは元々馬が大好きで、どの馬についても良いところを探して紹介をしてくれる、その反面、競馬の厳しさもよーく知っておられるので、この馬はひとつは勝てるとかふたつは行けそうとか、オープン馬にはとか重賞獲れそうとか、そういう生々しい目標をあまり仰らないタイプなんですよね。(もちろんクラブへの忖度もあるでしょうが、とにかく奥ゆかしくて偉ぶらない方なので)
それはクレッシェンドラヴやキングエルメスが重賞を勝ち、パンサラッサが海外G1を勝ってもきっと変わっていないと思いますし、その木村さんから飛び出た『国内G1の夢』は、単なる夢で終わらせるには惜しすぎます。本馬は藤原英昭厩舎に入りますが、藤原先生もディメンシオンの素質の高さは深ーく理解をされていますし、こうなったら最初から国内G1奪取を目標に掲げてチャレンジして頂きたいところです。(まあ、本馬が順調に成長し、お眼鏡に叶わなければアレですが(^^;))
もう少し、木村さんからお聞きした話を続けますと、本馬の母ディメンシオンにはロードカナロアのあとにエピファネイアが配合され、今年はもう一度ロードカナロアに戻ったのだそうです。
それだけでもディメンシオンとロードカナロアの相性の良さが窺い知れますが、そのことについて木村秀則牧場の木村さんが様似木村牧場を訪れて様似の木村さんにお話をされた時、22年産がとても柔らかくて良い馬だから、ロードカナロアに戻って良かったんじゃないですか?といったコメントがあったそうです。
登場人物と牧場名が木村だらけでややこしいことこの上ないですが、とにかく本馬にはかなりの素質がありそうなこと、生産者の木村さんも育成の木村さんも揃って大きな期待をしていることは間違いないです。
本馬はもう満口なので今さら出資検討云々はありませんが、幸いにして(?)出資ができている私としては、(たとえ結果がどうなろうとも)堂々と大きな夢をめざして応援していきたいと思います!
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
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再びツアーの報告に戻りまして、募集馬6頭目の紹介はハイアーラヴ’22です。
本馬は様似木村牧場に在厩、現在のところ『募集中』表記のままとなっており、スマートオランプ’22と並び、(言葉を選ばずに書いてしまうと)最も売れていない募集馬となっています。
クレッシェンドラヴの半妹、新種牡馬レイデオロ産駒、久しぶりにボンドオブラヴという個性的な勝ち馬を出したハイアーラヴ最後の産駒としては、正直、少し寂しい売れ行きですが、さて、実際の馬はどんな感じなのか…です。(ちなみに、木村秀則さんと様似の木村さんは親戚でも何でもなく、ただの木村さんどうしだそうです(^^ゞ)
ハイアーラヴ’22(牝、父レイデオロ、母父Sadler's Wells)美浦・田村康仁厩舎
当日の動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/SLbMK7u6IBY
まずですね、本馬が登場した瞬間に『あれ?こんな馬いたっけ??』と思ってしまったのですが、それぐらい以前より馬がしっかりしてきており、その所為でラインの綺麗な馬体が薄暮の中で光って見えました。
そのあたりは様似木村さんも、「こちらに来た当初は華奢だったものの、だいぶボリュームが出てしっかりしてきました」と仰っていますし、実際、400kg近くにはなっているようですから…。ただどうなんでしょうね、脚などは本当にスラッと細く見えるので、むしろ、あまり大きくならない方が安心なのかもしれません。
ハイアーラヴ産駒と言えば、最大の課題は常に気性面になってきます。その点について様似木村さんは、性格的には今は素直に人の言うことを聞ける大人しいタイプ、でも、牝馬なので育成後期、トレーニングがツラい時季になるとテンションが上がってくるかもしれません…と仰っていて、要するにその時期になってみなければ分かりませんとのことでした。
そうですよねぇ、これまでどんなに注意をしていても、ハイアーラヴ産駒の気性難には多くの会員…いや、調教師さんも含めて振り回されてきたわけですから。そう言えば生産者の木村さんも、ハイアーラヴはとにかくイチかバチかなので…と、何となく不安そうにしておられた気もします。(単なる気の所為かもしれませんが)
という事なのですが、様似木村さんが「個人的に期待をしている一頭」だと仰るほど素質は高そうに見えましたし、現状まだ小柄であること、ハイアーラヴ特有のイチかバチか勝負になることを覚悟の上で行くならそれもアリではと…。そもそも配合、血統レベルはかなり高い馬ですしね。今のところすぐに売り切れる心配はなさそうですし、私としても、引き続き近況などで本馬の成長具合を見守っていきたいと思います。
*記述した内容、表現の間違い、勘違いなどは全て私の責任です。
*掲載した画像、リンク先の動画についてはクラブにお示し頂いたガイドラインに沿っているつもりですが、何か問題があればメッセージ等で御一報ください。
*例によってではありますが、募集馬への出資はあくまで自己責任でお願い致します。
パカパカファーム厚賀分場のあと、我々一行は広尾TCの聖地とも言える木村秀則牧場を訪れました。
木村秀則牧場には、現在、募集馬は在厩していませんが、さすがに北海道に来ていてここを素通りするわけにはいきません。。(と考えるのは、私のような古~い会員だけかもしれませんが(^^;))
でも、募集馬がいなくても、ここには今まで大変お世話になった馬、これからお世話になるであろう馬がいるわけで、この日も広尾TCを支えてきた功労馬であるミスペンバリー、そしてこれからの広尾TCを支えていくと思われるパラスアテナに会うことができました。(押している中での訪問ですから、クラブも時間調整に使ったわけじゃないと思います!)
ミスペンバリー(父Montjeu、母父ハイエステイト):クリサンセマム、エタンダール、ディメンシオン、パンサラッサ、そしてマグナムインパクトなどの母!
パラスアテナ(父ルーラーシップ、母ステラリード):モーリス受胎中!
GCでもお馴染み、世界の木村秀則氏!
ミスペンバリーについては、言うまでもなくパンサラッサの母として有名になりました。でも、私にとっては大きくなり過ぎて大成できなかったマグナムインパクトやアシタカの母としてもとても大切な思い出を提供してくれたお母さんで、むしろパンサラッサの出現で有名になりすぎて、何だかフワフワした気持ちになっているぐらいです。
そのミスペンバリーは功労馬として木村秀則牧場で余生を過ごすとのことですが、特徴である背っ垂れがさらに顕著になったことを除いては、まだまだ若々しく動ける…どころか元気に立ち上がったりしているそうです(^^)
まあ、ミスペンについてのエピソードは多くの方が知るところになりましたが、こうやって木村さんから話を聞くたびに、だよなぁ… ですよねぇ… みたいな連帯感が味わえるのも、長くこの遊びをやっているご褒美なのかもしれません。
ところで、ミスペンバリーはすでに繁殖牝馬を引退、現1歳のレイデオロの牡馬がラストクロップになります。そして、その1歳牡馬はこの秋の追加募集でラインアップされるはず…との憶測がまことしやかに囁かれており…。もちろん、私もそう考えている一人なわけですが、だからと言っていくら米山代表を問い詰めても、一口馬主が制度上金融商品である限り『届け出前の勧誘』は禁止事項のはずで、口が裂けてもポロリするわけにはいかないんですよね、多分。。
ただですね、そうは言っても追加募集の顔触れだってあと少しで公表可能な状態になるでしょうし、ここは空気を読んでジッと発表を待つのみです。ミスペン最後の産駒がレイデオロの牡馬となれば、ある意味、ディメンシオン’22以上の争奪戦になるはずで…。いや、それでも頑張れば好きなだけ出資できるのが広尾TCの良いところ、抽選とかバツとかマルとか実績とか、そんなことに関係なくみんなで盛り上がりたいと思います(^^;)
(そう言えば、追加募集にはマル外がどうしたとか、はずみでY代表がポロリしていたかも…)
一方のパラスアテナについては、雑談タイムに木村さんと2020年秋華賞の話で盛り上がりました。
いやホント、あのレースでパラスアテナが直線に入った時、こりゃあデアリングタクト差しちゃうんじゃね!?と思いましたし、ゴールした瞬間は絶対に3着だと思いましたから…。しかし、未だに木村さんがあの時のパラスアテナは3着だった!と信じておられるのは、すごく気持ちが分かる以上に共感できてしまいます(^^ゞ
あ、ちなみに木村さんはパラスアテナのポテンシャルをすごく高く評価されていて(これは生まれたばかりの仔馬時代からそうでした)、ステラリードのあとを継ぐ基幹繁殖牝馬になってくれると期待をしておられました。(気性面の問題から3歳秋以降急に走らなくなったことを差し引いても、確かに当時第一級のスピード能力を持っていたと思います)
今お腹の中にいるモーリス産駒もそうですが、この血統でスピードに優れたモーリス産駒が生まれるとしたら確かにとても楽しみですし、ウェルシュステラ、ステラリード、パラスアテナと広尾TCゆかりの血統がしっかり続いていくことは、生産を基盤として夢を追い求めていくクラブの方針に全く一致していますからね。
ということで、ミスパンバリーやパラスアテナ、木村さんのお話について書いているとなかなか終われなくなってしまいます。まだ報告すべき募集馬もたくさん残っていますので、懇親会時を含めて木村さんからお聞きした募集馬関連のこぼれ話については、各馬の紹介記事で(可能な範囲で)触れていきたいと思いますm(_ _)m
ツアー報告の4頭目はパカパカファーム厚賀分場在厩、フォーエヴァーユアーズ’22です。
本馬は現在満口直前となっていて、困ったことに(?)その気になればまだ買えちゃいます。私はリアルスティール産駒の半兄に出資をしていますので、その関連で簡単にその気にならないよう注意しながらの見学でした(^^;)
フォーエヴァーユアーズ’22(牡、父シルバーステート、母父Motivator)美浦・中舘英二厩舎
掲載可能な動画をリンクからのみ限定公開しています⇒ https://youtu.be/SWio3RSLBWE
パカパカ厚賀さんには、以前、個人的に行った牧場見学でとても親切に対応頂きました。そういうご恩はなかなか忘れられないものですし、相変わらず広々とした綺麗な牧場で、とても気持ちが良かったです(^^)
それはさて置き、フォーエヴァーユアーズ’22の現状についてです。
当初は5月生まれよいうこともあり、他馬に比べて小柄な印象だったものの、このひと夏でしっかり成長してくれて、現在、馬体重は425kgまで増えているそうです。また、体高は150cm程ながら中身がしっかりしてきたこと、さらにはまだトモが高い体型なので今後も成長するでしょう、とのことでした。
また、半兄(トゥジュール)がスラッとしたリアルスティールっぽいカタチなのに対し、本馬は母フォーエヴァーユアーズっぽさを感じさせるとのこと。私はお母さんをよく知らないのですが、確かに兄とも父ともイメージは少し違うようです。そのあたり、好みもあるので一概には言えませんが、個人的には半兄の方が『目立つタイプ』なんじゃないかとは思います。
ただ、半兄は屈腱炎になってしまいましたしねぇ… あ、それは本馬とは関係ないっすね(^^;)
22年産の本馬は飼い喰いも良く、コンディションも至って良好とのこと。パッと見バランスが良くて欠点が少ないだけに、今後の成長とトレーニングによる馬体強化次第では、見違えるほど良く変わっていく可能性もありそうです。
性格的には悪さをするタイプではないものの、小柄な身体で大きな同世代の馬たちに平気で向かっていく負けん気の強さを持っているそうです。決して大型馬ではないだけに、そういう気の強さは競馬に行っての武器になるかもしれませんね。
ということで、この世代の出資馬が飽和に近づいている私としては、今すぐに出資…にはならないものの、少し長い目で変化を見守っていきたい一頭です。今現在の『満口直前』がいつまでキープされるのか、いわゆる売れ行きとの関係も出てきそうですが、ここはグッと冷静になって、しばし様子見をさせてもらおうと思いますm(_ _)m
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