杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

静岡県のNPO情報誌

2007-12-25 16:22:41 | NPO

 今日は午前中いっぱい、静岡県県民部NPO推進室発行の情報誌『ぱれっとcommunication』の編集会議でした。年4回発行の、A42色刷り8ページのシンプルな情報誌ですが、発行元は県NPO推進室、制作元はNPO法人<活き生きネットワーク>理事長の杉本彰子さん、ふじのくにNPO活動推進委員会(FJI)会長の日詰一幸さん(静岡大学人文学部教授)、デザイン印刷担当の高島利充さん&桜井美佳さん(オフィス・トイ・ボックス)、そして取材・編集の鈴木真弓と、官民協働であたるため、打合せや調整にはかなり時間をかけます。

 行政の印刷物は、一般に、広告会社や印刷会社がコンペ・入札で受注することが多く、<活き生き>のような福祉NPOが請け負う例は珍しいかもしれません。<活き生き>がふじのくにNPO活動センター(静岡市葵区呉服町の五風来館4階)の指定管理者になったため、付帯事業として情報誌の制作業務を負うことになり、<活き生き>の広報サポートをしていたオフィス・トイ・ボックスと私が制作に参加することになった、という次第です。

Photo  たんに、広告事業者として受注した下請業務とは違い、私も、オフィス・トイ・ボックスの両名(写真)も、10年前、静岡県のNPO第一号として発足し、厚生労働省の事業を受託するなど県を代表するNPO組織となった<活き生きネットワーク>に発足当時から関わってきただけに、ヘタなものは作れない、という緊張感がありました。デザイナーの2人は、<活き生き>らしい手づくり感を大事にしようと、毎回、手元をモチーフに、テーマを咀嚼した斬新な表紙を提案します。

 私も、内容がどうしてもおカタくなってしまうので、できるだけ平易な表現を意識し、NPO団体の紹介コーナーでは杉本理事長を伴って県内を走り回り、取材を通したネットワーク作りを心がけるようにしています。これも、杉本理事長や日詰先生が尽力されてきた静岡県のNPO活動に、多少なりとも参画してきた者の使命であり、責任であり、表現の場を与えてもらえた感謝の証しのつもり。デザイナーの2人も同じ気持ちだと思います。

 最新号(35号)は12月20日に発行になりました。NPOの原資が、人と人とのつながりであり、心のネットワークであることを実感してもらえるような編集を目指しています。県内の行政関連施設81ヵ所で無料配布しています。お目に留まりましたら、ぜひお手にとってご覧ください。

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2 コメント

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活き生きさんとはお付き合いの年数だけは長いので... (タカシマ)
2007-12-25 17:49:26
実際の活動や、県や、市を巻き込んだ大きな事業のお話しは
とても真弓さんというフィルターなしではわかりません。

これからも、一般の人にも理解しやすい形を心がけながら続けていきたいですね。
よろしくお願いいたします。
返信する
掲載していただき、ありがとうございます。 (櫻井)
2007-12-25 17:56:32
活き生きさんや真弓さんが長年培ってこられた信頼と実績を損ねることのないよう、
良い意味で「マジメ」なレイアウトを心がけております。
「ぱれっとcommunication」を一般の人々にも気軽に手にとってもらえるような
身近なNPO情報誌にしていきたいですね。
返信する

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