珍しくいくつも仕事が重なり、ブログ更新の時間が取れません。すみませんが今日もお知らせ事項のみ。といっても静岡新聞をご購読の方限定の情報ですが。
11月27日(土)の夕刊文化生活欄で、見開きの地酒特集があります。鈴木真弓の磯自慢仕込み取材記、鈴木詔雄さん(清水・すずき酒店)の地酒レクチャー、後藤英和さん(岡部・地酒Barイーハトーヴォ)の酒粕料理レクチャー、そして12月5日『大旅籠柏屋酒と匠の文化祭』告知です。
磯自慢酒造には先週11月19日におじゃまし、洗米作業や搾りたて本醸造 の初搾り、吟醸の麹造りの写真を撮ってきました。
お忙しい中、寺岡社長や多田杜氏が、同行の静岡新聞担当編集者に酒造りのイロハや手順を懇切丁寧に解説してくれて、過去に酒蔵取材経験があるという男性編集者は「こんなに詳しく、臨場感たっぷりにお話が聞けたのは初めて」と感激していました。
磯自慢がなぜ人気があるのか、情報発信の立場にある人たちに、そう、心から実感してもらいたかったので、本当に良かったです。編集者自身が感動を実感し、つくる紙面って、きっと読み手にもその熱が伝わるんじゃないかな。
後藤さんは、5日の文化祭のPRとして一肌脱ごうと協力してくれました。といっても、別に文化祭にからめなくても、一年のうちで一番酒粕が入手しやすい時期になるので、企画的にもタイムリーですよね。
後藤さんや鈴木さんのコーナーは新聞社サイドで取材してくださったので、どんな記事になるのか私も楽しみです
翌28日(日)の静岡新聞朝刊には、全面広告記事で、静岡県ニュービジネスフォーラムが紹介されます。17日にグランディエールブケトーカイで開かれたフォーラムの紙上報告です。このブログでちゃんと報告しようと思ったんですが、こっちの記事を書くのに手間取り、しかも広告記事なんでいろんなところからチェックが入り、昨日(24日)、ようやく校了。広告会社から、最大スポンサーでもあるニュービジネス協議会会長が出来栄えにご満悦だったという連絡を受けてホッとしたところです。
限られた紙面ゆえ、ほんのさわりや要点しかご紹介できませんでしたが、この手の経済記事を、一般の読者の方が肩こらずに読んでもらえるにはどうしたらいいか、言葉を削って削って、吟味に吟味を重ねました。短く平易な文章で端的に伝えるって、ほんと、ライターとしての力量が試されます。
先日、知人から、「マユミさんのブログや掲示板の文章は、削った言葉でズバッと書かれているから、一瞬ビクッとすることがある。それは職業柄なんですね~」と言われました。
・・・確かに文章を書くことを生業にしている人間の文章は、たとえ個人ブログだろうと、どこか「商品」を発信しているという感覚になってしまうかもしれません。仲間内や親しい人に自分の日常を報告するにも、無意識のうちに、無駄な表現は無いか、読み手を退屈させないか、このあたりは読み手に想像させる余地を与えたほうがいいんじゃないか・・・な~んて考えてしまいます。更新後も何度か見直し、手直ししたりで、もう、こうなると職業病ですね
それはさておき、28日のニュービジネスフォーラム全面広告記事は、職業ライターの「削る」テクニックを精一杯投入した紙面になっています。
27日の磯自慢の紹介記事も800字という限られた文字数で、杜氏や蔵人たちの新酒仕込みにかける情熱をどこまで伝えることができるか、大いなる挑戦でした。こんなチャンスを2度ももらって、2日続けて自分の原稿が新聞に載るなんて、盆と正月が一度に来たような気分です
言い訳がましくて恐縮ですが、2本の記事とも、本当はもっともっと丁寧に紹介したかったし、削ったボリュームのほうが圧倒的に多いのです。少なくともこのブログをご覧の方は、新聞に採用された文の行間をあれこれ想像しながらお楽しみくださいませ
なお、静岡新聞ご購読でない方は、27日夕刊&28日朝刊だけでも新聞店かコンビニでお買い求めくださいまし