杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

吟醸王国しずおかオフィシャルサイト完全オープン!

2010-03-30 22:29:26 | しずおか地酒研究会

 今月1日にオープンした『吟醸王国しずおか映像製作委員会オフィシャルサイト』。もうご覧いただけましたか?

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 映画本体の制作資金が枯渇しているときに、お金をかけてサイトを作ることに、若干の不安もありましたが、このひと月、このサイトを作らなければ出会えなかった方々に入会していただき、思い切って作ってみてよかった…と実感しています。

 

 

 出来たてホヤホヤのマイナーなサイトですから、とにかくアクセス件数を伸ばすには、新情報をつねに更新せねば!と、関連ブログ『杯が満ちるまで』は、会員有志の協力で毎日更新しています。

 

 

 サイト内には3本の連載読物コーナーを設けました。毎週金曜更新するのは、フリーアナウンサーで利き酒師の神田えり子さんの連載『えり子のぽんしゅカフェ』。静岡県でも指折りの人気ブロガーであるえり子さんのネームバリューをお借りして、ちょっとでもアクセス件数を伸ばそうという魂胆で、半ば強制的?にお願いしました(笑)。

 

 

 毎週水曜更新の『映像世界の杜氏を目指して~成岡正之物語』は、カメラマン成岡さんの半生を私が聞き書きしたコーナー。プロのドラマーとしてバンド活動をし、有名ミュージシャンのバックも務め、バークレー音楽学院に留学もした成岡さんが、さまざまな挫折を味わいながらも、映像技術者として独り立ちする、書いてる自分もワクワクする面白い半生記です。

 31日更新の回では、ハリウッド映画の制作会社へ特撮の修業に行くために、妻子を日本に残してアメリカ西海岸で業務用パイロット操縦免許を取得するまでの苦労話。・・・とにかくすごいキャリアです。

 

 

 この2人の連載コーナーに比べると、地味で長文で退屈させてしまいそうなのが、毎週月曜更新の『読んで酔う静岡酒~鈴木真弓の原稿集』。1994年に初めて地酒をテーマにした署名原稿を発表して以来、さまざまな媒体に掲載された私の地酒原稿の中から自分のお気に入りをピックアップしました。この映画を作っている人間が、“伝える”職業人としてどの程度のスキルを持ち、どんな気持ちで地酒と向き合ってきたかを正しく知ってもらいたいという気持ちから作ったコーナーです。

 

 

 これと併せてぜひ観ていただきたいのが、しずおか地酒研究会のコーナー。88年に私が地酒と出会ってから、96年に会を設立し、2007年に映画制作に着手するまでの履歴を、すべて網羅してあります。懐かしい写真(極力、顔がわからないよう小さいサイズにしてありますが)もたくさん載っていますので、地酒研メンバーの方はぜひ観てくださいね。

 

 

 映画制作の様子は、『フォトギャラリー~ただ今仕込み中』のスチール写真でたっぷり紹介しています。

 このブログでも紹介し続けてきた、2008年1月の最初の撮影―喜久醉松下米の仕込み、2月の磯自慢大吟醸の仕込み、08年6月から2010年3月までの初亀の一年等など…。私が撮った素人写真なので、お見苦しいところもありますが、撮影現場の醍醐味を少しでも多くの人にお伝えし、会員になってもらえたら…との願いを込めて編集しました。

 

 

 今日(30日)で、最後まで工事中だった会員リンクコーナーがやっと開通し、サイト内の全コーナーがフルオープンしました。

 

 地酒のサイトだと、酒関連のリンク先が中心になるところ、当委員会のメンバーは職種も地域も多岐に富んでいるので、リンク先を並べてみると壮観です。酒を愛する、映画制作に興味を持つ、クリエーターを応援する・・・、いろんな動機でメンバーになってくれた方々。リンク先でつながっているまだ見ぬ多くの方々。

 私は歴史が好きなので、よけいに強く思います。「同じ時代に同じ日本人として生まれ、静岡に縁があり、日本酒というちょっとニッチなジャンルで偶然にもつながった貴方」の存在そのものに感謝したい、と。

 

 

 吟醸王国しずおか映像製作委員会オフィシャルサイト。4月からもますます充実した内容で、映画制作と、静岡の酒の魅力発信に努めますので、よろしくお願いいたします。

 ご自分のHPやブログをお持ちの方は、ぜひリンクしてくださいね。

 アドレスは http://ginjyo-shizuoka.jp です。