愛知県では,2010年7月1日より名古屋大学医学系研究科で独自に開発した電子システム「ホスピタルナビ」を導入し,周産期母子の救急要請に対して速やかに対応できるシステムを稼動させた。現在,県から割り当てられた18か所の周産期母子医療センターと,県下110か所の分娩施設に,iPHONE®を設置し,周産期母子の救急患者受入れ要請メールを一斉配信している。メールの返信により,搬送先施設が決定となり,一度決定されると次施設の受付ができないように設定されている。
2010年7月1日から2012年5月18日までの約1年11か月の期間において,総件数は72件であり,その内訳は産褥婦67件,新生児5件だった。受入れ決定までの時間は,中央値3分であり,極めて速やかに応需が達成されていた。
現在,このようなホスピタルナビシステムを用いて,急性薬物中毒を含めた「精神科救急」への応用を検討している。さらに,急性薬物中毒においては,その精神フォローを行って頂く連携病院を探すGPネットが愛知県医師会に立ち上がった。
2010年7月1日から2012年5月18日までの約1年11か月の期間において,総件数は72件であり,その内訳は産褥婦67件,新生児5件だった。受入れ決定までの時間は,中央値3分であり,極めて速やかに応需が達成されていた。
現在,このようなホスピタルナビシステムを用いて,急性薬物中毒を含めた「精神科救急」への応用を検討している。さらに,急性薬物中毒においては,その精神フォローを行って頂く連携病院を探すGPネットが愛知県医師会に立ち上がった。