3年ぶりの、セカンドアルバム。
その間に、ギタリストのベン・ムーディーが脱退した。
彼は作曲を手掛けていたので、その影響は大きい。
ヴォーカリストのエイミー・リーが中心である。
1stの、痛々しいような叙情性が薄れている。
さらに、他のバンドと一線を画すストレートな攻撃性が減った。
1stはアメリカのバンドでも、こんなに北欧風のメロディアスな作品が作れるんだと絶賛したが、2ndではその個性がやや失われた。
若干普通になってしまったが、ゴシックさやヘヴィーさは失われていない。
丁寧に作品を作り、こぎれいにまとめている。
ただ、この“こぎれい”が曲者なのだ。
バンドというより、エイミー・リーのソロのように、歌に重点が置かれすぎた結果、ギターリフの変化に乏しく、ギターソロもなく、物足りない。
歌がうまくなって、表現力が出たのが、逆に歌アルバムへと押しやったという、皮肉な結果につながったと思う。
崇高なクワイア導入のLacrymosa、オーケストレーションが美しいLike Youなど、攻撃的なギターを加えればすごく良くなりそうな曲が多い。
惜しいアルバムだ。
その間に、ギタリストのベン・ムーディーが脱退した。
彼は作曲を手掛けていたので、その影響は大きい。
ヴォーカリストのエイミー・リーが中心である。
1stの、痛々しいような叙情性が薄れている。
さらに、他のバンドと一線を画すストレートな攻撃性が減った。
1stはアメリカのバンドでも、こんなに北欧風のメロディアスな作品が作れるんだと絶賛したが、2ndではその個性がやや失われた。
若干普通になってしまったが、ゴシックさやヘヴィーさは失われていない。
丁寧に作品を作り、こぎれいにまとめている。
ただ、この“こぎれい”が曲者なのだ。
バンドというより、エイミー・リーのソロのように、歌に重点が置かれすぎた結果、ギターリフの変化に乏しく、ギターソロもなく、物足りない。
歌がうまくなって、表現力が出たのが、逆に歌アルバムへと押しやったという、皮肉な結果につながったと思う。
崇高なクワイア導入のLacrymosa、オーケストレーションが美しいLike Youなど、攻撃的なギターを加えればすごく良くなりそうな曲が多い。
惜しいアルバムだ。