メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

セルティック3連覇!!

2008-05-23 22:30:47 | 中村 俊輔
スコットランド・プレミア・リーグは、22日が最終日だった。
最終日までもつれ込んだ、優勝の行方。
セルティックとレンジャーズ。共に勝ち点86。
勝った方が優勝!両チーム共勝っても、得失点でセルティックが有利だ。

そんな重要な試合で、見事に勝ったセルティック!!
内容は、慎重なボール回しで、思い切りが欠け、攻撃の組み立てとしては、カウンター狙いのダンディーUの方が上だったが、ともかく勝った!
これが大きい。

スポーツは結果が第一。
優勝おめでとう、セルティック、俊輔!!


この日は、左のMFであるマッギーディーが、いつになくシュートを打たなかった。
ボールを持つと、少しでもコースがあるとすぐに打つ“シュート小僧”なのに、自分がシュートを打つよりもラストパスを送る選択をしたのは、
優勝決定戦という特別な場が持つ“プレッシャー”だったのだろうか?
それとも、俊輔がマッギーディーに与えた決定的なチャンスをふいにしたことによる“弱気の虫”のせいだろうか?

あのシュート大好きマッギーディーでさえ慎重になる試合では、同様に得点ランキングの首位を突き進むマクドナルドも、あまりシュートの選択をしなかった。
中央にボールが集まるのに、そこからの攻撃が遅くなるのは、奇異な風景だった。

ボールは、ヒンケルから、ハートリーから、ロブソンから俊輔に集まった。
ボールを預けて打開してもらおうとしていたのだ。
が、俊輔はいつものプレーをしていたのだが、周りの状況判断が遅く、ボールを持ちすぎてしまうことも。
みんなの動きが硬いのだ。

そりゃぁ~、俊輔はきれいなラストパスは送れる。
けれど、左のマッギーディーが機能しなかったら、スピーディーパートがなくなり、技巧パートだけになるじゃない。
相手が守りやすくなってしまう。
今日のセルティックは、そんなジレンマに陥っていたように思う。

音楽だって、技巧に走っただけじゃ、曲のメリハリがなくて感動しない。
静と動の対比があってこそ、曲が引き立つのだ。
そう、俊輔の技巧を生かすのが、スピーディーな突破なのだ。
直線的に攻めてくるのか、裏を狙ってくるのかわからなかったら、さぞかし守りづらいだろう。
それがポジションチェンジによって入れ替わったらなおさらだ。
今シーズンのセルティックは、このパターンで随分得点を稼いだはずだ。

それが今日は機能しなかったから、苦戦は必然だった。
こんなトコでコケたら、今まで6連勝して奇跡の逆転優勝のために勝ってきたことがムダになっちゃうじゃない~。
しっかりして~~。

それがだ、もうひとつのパターンによって得点したから恐れ入る。
それが、フェネホール・オフ・ヘッセリンクの高さを生かしたセットプレー。
ハートリーのCKに見事合わせて決勝点となった。
なんで俊輔のCKからじゃなかったんだ?の不満はこの際抑えておく。
必勝パターンのあるチームは強いね。
(俊輔のFKも昨シーズンは必勝パターンだった)

試合内容で負けてても、結果を出したのは、これらのおかげだろう。
あと、ゴール前になぜかいるマクドナルドの異常な決定力のおかげもあったっけ。

戦術的には、さほど縛られないセルティックの、数少ないパターンのおかげで優勝。
俊輔が加入してから、毎回優勝だが、これがどんなに大変なことかは、推して知るべし。

この常勝チームの中でレギュラーを取るのは大変だ。
俊輔は体の状態が良ければ、すべてスタメンだった。
全く持って、素晴らしい。


来期もセルティックに在籍するらしい。
本当は、プレミアでもリーガでも移籍してほしかった。
セルティックのプレースタイルが変化しつつあるから複雑だ。
技巧パートは、どの程度残るのだろうか?
ともあれ、俊輔が選んだ道だ。
私は、俊輔の活躍を祈りつつ、見守っていくしかない。
希望はだたひとつ
“試合に出てほしい”
なら、セルティック残留でもオッケーとしよう。


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