メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

KorpiklaaniのTales Along Thei Road

2006-05-01 22:02:09 | メロディック・ハード
フィンランドのメロディック・フォーク・メタル(と呼べばいいんだろうか?)の3作目。
トラッド色豊かな曲調でありながら、やってることはヘヴィメタ。
スピード溢れるチューンに、アコーディオンやヴァイオリン、ティン・ホイッスル、バグパイプ、リコーダー、マウスハープ、マンドリン、アコギに“Jouhikko”というわけのわからない楽器が加わっている。

ヘヴィメタの楽曲に、トラッド系のメロディを無理やり被せたというのが近い。
だけど、私は嫌いじゃないんだなぁ~。むしろ好き。
キワモノかも知れないけど、もともとRhapsodyのトラッドちっくなのが好きなんだから心地良くくつろげてしまうのだ。
ワザリングハイツも好きだし。。
考えたら、マイク・オールドフィールドだって、プログレにトラッドが被さってるじゃない。そもそもRockとトラッドって遠い存在じゃないのだ。

演奏は、高度なことをしている。
アコーディオンに押されているが、ギターはザクザクと刻んでいる。
曲も、1本調子でなく、必ず変調しているのがいい。
アルバム全体では1本調子かも知れないけど、勢いがあるから構わない。
自分達の信じる道を突き進む姿は爽快だ。
1曲目“Happy Little Boozer”(痛快!飲んだくれオヤジ)、5曲目Spring Dance(萌えろ、春の舞)、6曲目Under The Sun(森の木陰でクールビズ)は、邦題には笑ってしまうが、Blackmore's NightがもっとRockし、ダミ声オヤジのボーカルになったらこうなるだろうと想像できておもしろい。
なぁに、アコーディオンがシンセ音になったら、メロディック・ハードになるって話だ。恐れることはない。
あっ、ちとリズムが「ズンチャカ、ズンチャカ」ですが。。
ラストの“Free Like An Eagle”(いい旅、鳥気分)は、マイナーコードとメジャーコードが入り乱れ、バカバカしくて最高だ!

「♪~はみでろ、はみでろ、はみでろ 坊さん」は
絶対「Happy Little Boozer」に聴こえないって!