メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

俊輔が胆のう炎!

2013-11-01 21:15:49 | 中村 俊輔

えっ、ええ~~っ!、何で今の時期に?
W杯の代表で選ばれる直前に風邪を悪化させて入院したりと、とかく大切な時期に体調を崩す俊輔。
Jリーグで1位にあって、優勝を決める大切な時期に、体調を崩してしまいました。
それまで、好調を維持してきたのに、またか?って気分です。

アスリートにあって、消化器系の疾患は、どういうことなんでしょうか。
突発性の病気なんでしょうか?
大病でないことを願ってやまないです。

でもまぁ、代表選があるために、次のJでの試合は11月10日です。
不幸中の幸いです。

それまでに、完治してほしいです。
なんせ、残り4試合でJの優勝が決定します。
今年こそ、J無冠の俊輔に優勝を味わってほしいよ~っ!!

http://www.sanspo.com/soccer/news/20131101/jle13110118440011-n1.html

http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52057383.html


Moon Safari の Himulabacken Vol.1

2013-09-22 17:13:57 | メロディック・ハード
スェーデンのPOPなプログレバンドの4作目。
このバンドをジャンル分けするのは、本当に迷う。プログレなのは間違いないが、コーラス多用の歌メロはPOPだし、暗さはなく爽やかなのだ。
 
今回は、前作『Lover's End』にあったハード・ロック路線は減り、その分プログレ感が復活した。
私には、ちょっぴり物足りない。
“Heartline”のような、ヘヴィーなギターソロ、アップテンポな曲があっても良かったのに。。
とは言え、それを抜きにすれば、質の高い作品が多く、丁寧に仕上げたのがわかる。
 
アカペラの“Kids”で幕を開ける。
Moon Safariは、コーラスが本当に凄い。
こちらは、“Constant Blooms”と違い、マーチング・バンドのように堂々とスケールの大きさを表現している。
 
2曲目の“Too Young To Say Goodbye”は、私の一番好きな曲だ。一番HRっぽいから。
弾けるようなPOPなリズムに、泣きのギターが重なる。
今作では、ビーチボーイズっぽいコーラスよりも、むしろQueenっぽいコーラスが多い。
が、“Too Young To Say Goodbye”では相変わらずカラッとしたコーラスと、Petterのソウルフルな歌声が聴けて心地いい。
 
3曲目の“Mega Moon”は、オシャレな曲だ。
Simonの素直で清潔な声が心にしみる。
メインのメロディに挟み込まれる、攻撃的で泥臭いコーラスとか、時代を思わせるピアノ、これぞプログレ的な暗さが楽しい。
曲調がコロコロ変わって、どう展開するのかわからないのに、最後はギュっとまとめてしまう。
そして、最後の最後に、男マンハッタン・トランスファー登場!!
いやぁ、すごくうれしい。
これだけ盛りだくさんなのに、全然疲れさせないのはさすが。
 
4曲目の“Barfly”は、ビートルズっぽい。
オルガンの音色や、ドラムスのリズムとか、やけに古い。
なのに、Moon Safariのコーラスが加わると、雰囲気が一変してしまうのだ。
何だか、ギターがロイネっぽいから、後半はFlower Kingsのよう。
 
5曲目の“Red White Blues”は、爽やかなラブソング。
「Red White Blues」は、どういう意味なのだろうか?
アメリカやイギリスの国旗??
 
6曲目の“My Little Man”は、産まれたばかりのPontusの子供のことを歌ってる。
シンプルでアコギ1本で歌われており、即興で作ったのでは?って感じだ。
 
7曲目の“Diamonds”には、
「My uncle on my father’s side’s a farmer…」とあり、さては、ジャケットの絵は、ここから来ているのかと思った。
歌詞を読むと、
【祖先の土地で生き、そして働くことが 僕たちの正義が要求している贈り物なのかもしれない】
【ああ 僕が彼のようになれたらどんなにいいだろう 加速する世界から解放されるんだ】
とあり、変哲もない昔ながらの毎日を、当然のように実直に暮らすことへのあこがれが読み取れる。
そんな伯父の言葉、【盲目が手にしてる石以上の価値が、ダイヤモンドにあるのか】が繰り返し歌われる。
自分が欲しいものを手に入れるために、前に進み、自由を失う。
大地を相手に逞しく働く農夫達へのエールにも思える。
 
ジャケットの写真には、貧しさや孤独感を感じてしまったが、本当はそうではないのだろう。
そして、タイトルにある天国の丘に関連するのだろう。
う~ん、どうもわからない。だったら、空の色を明るくしてくれ~~。
 
サウンドは、バレンタインのような軽快なピアノで明るく始まる。
軽く爽やかで、ジャケットの写真だけアンバランス。
 
8曲目の“Suger Band”は、ゆったりした3拍子で始まる。
タイトル通り、甘い雰囲気だ。
が、これもしばらくすると曲調が変わり、切なくなったり、コーラスで盛り上がったりする。
中盤以降は、まるでFlower Kingsで、とてもいい。
Flower Kingsと同様、聴き終わった後の幸せな気分や満足感が味わえる。
 
 
聴き込むほどに、魅力が溢れてくる。
すごいアルバムだ。
でも次は、もっとヘヴィーめでお願いします。

Blackmore's Night の Dancer And The Moon

2013-08-18 13:22:39 | メロディック・ハード

Blackmore's Nightの8作目。

68歳を迎えたRichieの、相変わらずの作品である。
が、もはや変わる余地はないし、変わる必要もないのだ。
キャンディスとの間には、第2子が誕生したという。
そっちの方がよっぽど驚きだった。

簡単にまとめると、これだけのあんまりなレビューになってしまうから、もうちょっとひねり出してみよう。


曲は、1stの『Shadow Of The Moon』に多く聴かれたルネッサンス調や、2ndの『Under The Violet Moon』に多く聴かれた民族音楽トラッド調、4th~でよく聴かれた、誰かのカバーをブラナイ風に調理し、ついでにエレキ・ギターも演奏も入れてみましたって曲がバランス良く配置されている。
マンネリの中にも確かな満足感がある。
よく聴くと、初めて聴いたと思うが、サウンドを電気処理した曲もある。

私が一番気に行ったのは、3曲目の“Last Leaf”
ルネッサンス調で、アコギと民族的なホイッスルとキャンディスのボーカルによるシンプルな曲。
儚げで危うい。ブラナイの原点を感じさせる。
キャンディスの表現力は、さらに深まった。

一般受けするのは、1曲目の“I Think It's Going To Rain Today”じゃないかなぁ。
明るくて堂々としているし、POPでもある。
ベッド・ミドラーの曲だけあって、耳馴染みが良く、気がつくとリズムを取ってしまっていた。

Rainbowの“Temple Of The King”もカバーしている。
ブラナイを初めて聴いた時、真っ先に思い出したのがこの曲。
Temple Of The Kingがあったから、ブラナイにもすんなり入れた。
けれど、残念ながらこのアレンジはあまり好きではない。原曲の方がいい。
ギターソロだって、原曲は空間を切り裂いて登場してきたのに、今回はあくまでも添え物。

Urah Heepのカバーという4曲目の“Lady In Black”は、リズムやリフがRainbowの“16th Century Greensleeves”を思い起させる。

そして先ほどちょこっと書いた、電気処理した11曲目の“Moon Is Shining(Somewhere Over The Sea)”
ライナーには、10曲目のロック・バージョンとあるけど、まるでテクノ・ポップのような始まり。
あんなにアコースティックにこだわっていたRichieが、いったい??
この曲だけ聴いて、ブラナイと当てられたら偉い!!(ギターソロ除く)

ラストには、John Loadへの追悼作“Carry On…Jon”
60年代後期の空気感のあるブルースっぽいインストナンバー。
Richieは、Johnとこういった曲を演奏するのが好きだったんだろう。
ブラナイ風にも、60年代風にも聴こえる。自由なプレイがいい。
ある意味、Richieが弾けば一緒になるのだろう。
Richieは、昔から奥底はブレていなかったのだ。


Lone Ranger

2013-08-04 14:38:53 | Weblog

ポイントの有効期限が近付いたので、映画に行ってきました。
ジョニー・デップ主演の「Lone Ranger」です。

ネタバレになるから、細かいことは書きませんが、これは大衆受けする映画です。
観終わって、すっきりと楽しかったです。
後にはあまり残りません。
痛快はアクションに、華々しいぶち壊しシーンの連続で、とってもアメリカ映画と思いました。
悪役が誰なのかも、わかりやすいです。おっと、そこまでにしときます。

ジョニー・デップは、相変わらずいい味出してます。
ジャック・スパロウの路線踏襲で、慌てず騒がず大胆なことをやる演技は、彼の右に出る者はいないでしょう。
期待を裏切らないとは、このことを言います。
ただ、コマンチの情報、インディアンの歴史の情報が私にないため、
この映画を鵜呑みにしていいのか…。
コマンチの扱いに違和感を持ったのですが、どこがと言われると言葉に苦しみます。

(後で調べてわかったのですが、これはアメリカでは有名な物語だそうです)
ウェスタン・リバー鉄道なんですね。さすがディズニーです。


個人的な感想を書くと、これが今から130年前の出来事だということに、驚嘆を感じます。
その50年後、今から80年前のサンフランシスコのとある見世物小屋風の建物、
いわば、遊園地⇒ディズニーランドっぽいが舞台なのですが、
そこはすでに古き良きアメリカ然として、戦前の淑女紳士の遊び場になってました。

私がびっくりしたのは、そこです。
わずか50年で、アメリカは白人社会に変貌してました。
いわば、開拓orインディアンからの強奪があったから、世の中が変化したのです。
ゴールド・ラッシュは、富を自分のものにすることは、人をも変化させたことでしょう。
世の中の進み具合のなんたるか。
馬が交通手段の主役だったのに。

自然を破壊して、利便を追求していいのか?という軽いメッセージを受けました。
セドナの美しい浸食された岩が見事でした。


50年かぁ。私が生まれたのとそう変わらないわ。
その間、日本も高度成長期を経て、アジアでの先進国になったけど、経済だけではないのかと。
昨夜見た、BSのゼロ戦に乗った特攻隊員の特集を見ると、70年前の若者の方が、ずっと国のことを考えていたし、将来のことも考えていたし、ずっと大人っぽかった。
国は成長しても、人間はむしろ退化してしまったように思います。
日々に追われるよりも、自分に何ができるのかと考えて実行せねば!!


Styx の Mr.Robot

2013-07-21 13:28:08 | メロディック・ハード

今朝の読売新聞の編集手帳に、こんなことが書かれていた。
大変だけど、書き写してみる。
 
****************************************

米国のロックバンド・スティクスが生んだ『ミスターロボット』(1983年)は、日本語の歌詞で始まる。
♪ドモ アリガト ミスター ロボット マタアウヒマデ…

日米両国が自動車、半導体と貿易摩擦に揺れた時代、ジャパン・バッシングも起こる中での“ありがとう”である。曲調も明るい。
いいものはいい、だから日本製品を買う、という米国市民の理性抜きには、曲の大ヒットは説明できないだろう。

かつて自動車産業で栄えたデトロイト市が財政破綻した。
ゼネラル・モーターズの不振から失業者が増え、人口が往時の半分以下まで減ったという。
廃墟となったホテルやビルが街のいたる所に残されている。

アーサー・ヘイリーの小説『自動車』(新潮社)にある。
会社の重役は、月曜と金曜に製造した車を決して買わなかった。
日曜と給料がもらえる木曜は、工場の労働者たちが深酒をする。
二日酔いで作った車は不良品が多く、とても乗れたものではないと。

一つの都市を人の心がだめにしたのかもしれない。
やっぱり誠心誠意、仕事をしないと。
お客さんに、ありがとうと言ってもらわないと。

********************************

恐らく、言いたいことは、最後の2行だろうと思われる。
参議院選挙も絡めているのだろう。
人の心が都市どころか、国家も滅ぼす。
人に感謝されるために、一生懸命に仕事をする必要がある。
議員さんにはそういう仕事をしてほしいと、暗に訴えていると受け止めた。


そして、スティクスのことを考えた。
当時の記憶では、『ミスターロボット』は、日本に対する皮肉だと思っていた。
まるでロボットのように、感情を内に秘めて働く日本人。
有能かも知れないけど、とっつきにくい。
何を考えているのかわからない…

なので、ここに書かれているように、
【いいものはいい、だから日本製品を買う、という米国市民の理性抜きには、曲の大ヒットは説明できないだろう。】
というのは信じがたい。
なぜって、日本人は見下されていたと思っていたから。
それでも、日本製は悪くないからと、分けて考えていたのだろうか。


一方スティクスは、前作Pradise Theaterで頂点を極めた。
その絶頂時にあってのKilroy Was Here(収録アルバム)
よりによって、このトータルアルバムを、デニス・デ・ヤングと並ぶもう一人の中心人物のトミー・ショウが嫌がり、二人の確執が始まった。
そして、トミーは去った。

私にとっては、二人が揃ってこそのスティクス。
そのせいなのか、ジャケの気持ち悪さのせいなのか、
今いちミスター・ロボットは好きではない。
よって、ミスターロボットを良いものとして捉えている編集手帳の文章は、ウソっぽく感じる。
締めの歯切れが悪く思えてしまう。

(Kilroy Was Here:監獄の中でキルロイが自由を手に入れるため、
ロボットの手を逃れて脱獄するというストーリーを元にしたトータル・アルバム。
ロボットが、ケンタッキーの箱を手にし、整然と運ぶ写真が印象的だった)


Avantasiaライブ! 2013.7.10

2013-07-15 15:50:00 | メロディック・ハード

Avamtasiaの3度目の来日です。
場所はいつもの、品川プリンス ステラボール。
日本で唯一行われるWorld Tourの一環、唯一の日本公演なのに、毎度同じ場所でいいの?
まぁ、めちゃくちゃお気に入りの場所だと思っておきましょう。


[来日メンバー]

 Tobias Sammet (Edguy, Avantasia) - Lead Vocals
 Michael Kiske (ex- Helloween, Unisonic) - Vocals
 Eric Martin (Mr. Big) - Vocals
 Bob Catley (Magnum) - Vocals
 Ronnie Atkins (Pretty Maids) - Vocals
 Thomas Rettke (ex- Heaven’s Gate) - Vocals
 Amanda Somerville (Trillium) - Vocals
 Sascha Paeth (ex- Heaven’s Gate) - Guitar
 Oliver Hartmann (ex At Vance) - Guitar, Vocals
 Michael “Miro” Rodenberg - Keyboards
 Andre Neygenfind - Bass、Backing Vocals
 Felix Bohnke (Edguy)- Drums


[セットリスト]

01.Spectres (Atkins/Sammet)
02.Invoke The Machine (Atkins/Sammet)
03.Black Orchid (Sammet/Atkins)
04.The Story Ain't Over (Catley/Sammet)
05.The Great Mystery (Sammet/Catley)
06.Reach Out For The Light (Kiske/Sammet)
07.Avantasia (Kiske/Sammet)
08.What's Left Of Me (Eric Martin/Sammet)
09.Promised Land (Eric Martin/Sammet)
10.The Scarecrow (Atkins/Sammet/Kiske)
11.The Wicked Symphony (Catley/Rettke/Somerville/Hartmann)
12.Lost In Space (Sammet)
13.Savior In The Clockwork (Sammet/Atkins)
14.Twisted Mind (Atkins/Martin)
15.Dying For An Angel (Sammet/Eric Martin)

ENCORE

16.Farewell (Sammet/Somerville/Kiske)
17.The Seven Angels (Kiske/Sammet/Hartmann/Catley)
18.Sign Of The Cross (Everybody)


今回も、本当に素晴らしいライブでした。
サウンドのバランスが良く、ストレスが全然溜まりません。
Tobias始め、みんなの技量が高いから、Avantasiaの世界に全身が入り込めるのです。

賛辞の言葉は山ほどありますが、ここではゲストのことを書きたいと思います。


初お目見えのRonnie Atkinsが、思いの外カッコ良く、観客をノセるのがうまかったのです!
HMっぽいジャケット着て、「お前ら、ノレよ、大声出せよ!」と危険な雰囲気を終始出しまくってました。
歌もうまく、舞台映えするし、お腹も引き締まっている!
Pretty Maidsという、かわいらしいバンド名は、絶対損してるよ~。

Jorn Landeのパートは、Ronnieが歌ってました。
それが、全然違和感なく、見事に自分のものとしてました。

Eric Martinは、黒っぽいオシャレなスーツの下が、赤のシャツ。
確か『Nameless begger ⇒名もなき乞食』という役柄だと思のになぁ~。
何ともゴージャスじゃないか!と突っ込みつつも、What's Left Of Meは、CDと変わらぬ豊かな歌声で魅了してくれました。

続くPromised Landも、EricはTobiasと息の合ったプレイでした。

Ericは、MCがうまいのにびっくりです。
ホクは今、Avantasiaの一員だよ~なんてことを言ってました。
Tobiasと一緒にMCしてた時なんて、Tobiasだけにスポットライトが当たっていたことに気づき、
「あっ、スポットライトが…」と言いながら、しょげて後ろに下がって座り込んでしまったのが笑えました。
そうだよね、いかにかつてが輝かしかろうと、今は一メンバー、それもTbiasをサポートするメンバーなんだよね。
それを笑いにするなんて、恐るべし、アメリカ人。

Twisted Mindでは、観客に向かって「声を出してほしい」と。
「♪オッオオオオオー」
「Great!」と言い、続く「オオオオオオオ」をRonnieが歌うと、あっという間にTwisted Mindのイントロのコーラス完成。
そして、そのまま本曲が始まり、大コーラスの中、終始ノリノリで歌えました。
トビーのMCが減ったけれど、Ericががんばったおかげで、楽しかったなぁ。

Michael Kiskeは、相変わらずの歌声。
へたれっぽいのが、私の趣味じゃないけど、トビーが好きなのだからまぁいいや。
Oliver Hartmannがギター弾いているところにやてきて、彼の左肩にあごを乗せ、至近距離でじぃ~っと見てました。
おいおい、ギターだって相当重いのに、あごを乗せたら大変じゃないの~??と心配しつつ、
Michael Kiskeの甘えっぷり(へたれっぷり?)が憎めなくて、おもしろかったです。
なお、Oliverは必死にプレイしてたため、相手にされなくてそのうちどっか行っちゃいました。

白髪のBob Catleyは、この日も手をぎこちなく振り回すボディ・アクション!
前回よりも、登場回数が多かったです。

というか、トビーが表に出ない回数が増えてました。
The Wicked Symphonyなんて、トビー以外のボーカリストが横に並び(バック・コーラスのAmandaとThomas Rettkeも)
交代でリード・ボーカルを務め、まるで大カラオケ大会のようでした。
最後にトビーがやって来て、美味しいトコ取りで終わるのかなとの期待も虚しく、ついにトビーは現れず。
トビーは華があるんだから、やっぱりずっと表に出ていてほしい。

で、最後のメンバー紹介の時にわかりました。
Thomas Rettkeは、サシャと同じくHeavens Gateのボーカリスト…!
何で今回のバックコーラスは、女性2人じゃなく男性がいるんだ!と思いましたが、これならまっいっかぁ。
実際、Dying For An Angelは、トビーとEricのコーラスが、ぴんと張り詰めていてすごく美しかったんですが、
バックコーラスだけでも相当の美しさでした。
いえ、バックコーラスの美しさの上に、二人のハーモニーが鳴り響いて、至福の美しさと言った方が近いです。

トビーは、「今度は2~3年後に来るよ」とMCで言ったような…。
ってことは、その2~3年の間に新譜を作ってくれるんだな。
毎回期待を裏切らないAvantasia。
もう次の新譜が、ライブが、待ち遠しいです。

AvantasiaのFacebookによると、カナダと日本では、インフルエンザで熱が出て、いいパフォーマンスができなかったと書いてありました。
いえいえ、体調が悪いとは、全然思ってませんでした。
あれ以上のパフォーマンスができるのなら、次回はそれを期待したいです。
大カラオケ大会も、急場しのぎの策として、それもいいかなと今は思えます。


なお、Michael KiskeのHPに、Avantasiaの動画がたっぷりとありました。
Michaelが登場しない曲もUPしてあります。素晴らしい~!!

http://michaelkiske.jp/news/index.php?e=207


で、今回も買っちゃいました。
トビー様のサイン付きライブCD。DVDしか持ってないからです。
でも、聴かない気がする…。
…サインのために、やってしまいました。


Tobias Sammet's Avantasia の The Mystery Of Time -A Rock Epic-

2013-04-30 22:33:36 | メロディック・ハード

エドガイのTobias Sammetが主催するAvantasiaの6作目。
シンフォニックでスケールの大きい、壮大なロック・オペラである。

本来なら、5作目で終了する予定だったAvantasiaのプロジェクトだったが、考え直したという。
トビアスの中に曲が溢れんばかりに湧き起こり、Avantasiaらしいファンタジーな世界観をもっと創りたくなったためだ。

その気合は、本作の中にたっぷり注入されている。
どの曲も変化に富み、時間を掛けて制作されたのがわかる。
すべて捨て曲なし。

このアルバムを聴くにあたって要求されるのは、誰が歌のパートを取っているのか、歌詞の意味はどうなのかを、十分に理解することだ。
ただ、何となく聴き流すのでは、Avantasiaの魅力が半減してしまう。
リスナーに集中力が必要なのだ。
理解するのに時間と手間が掛かるが、それだけに、少しずつわかってきた時の感動は大きい。


①Specters
作品の導入部分である“Specters”は、ゲスト・ボーカリストがJoe Lynn Turner。
彼は、しわがれた声でありながら突き抜けた、深みのある歌い方をする。
まるでトビアスを年取らせたようだ。
トビアスは、悩める若きサイエンティストの役どころなので、年長のサイエンティストとしてJoe Lynn Turnerを起用したのはそんな理由なのかも知れない。

②The Watchmaker's Dream
同じくJoe Lynn Turnerが参加。
アップテンポで軽快で明るく、ノリがいい。
ライブでも『♪The Watchmaker's Dream~』と一緒に歌えそうだ。
Tobiasのまるでギターのようなメロディアスなベースランニングが楽しい。

③Black Orchid
Biff Byfordがゲスト。
今回は、Jorn Landeが参加していないが、彼の声がそっくりで同様に聴ける。

④Where Clock Hands Freeze
まるでファンタジー映画のようなオーケストラで始まる。
Michael Kiske参加で、Helloweenを彷彿させる歌声を聴かせる。
トビアスは、必ずマイケルにアップテンプで裏でリズムを刻むHelloweenちっくな曲を歌わせる。
トビアスは、本当にマイケルのファンなんだな。こう歌ってほしいんだな。

⑤Sleepwaiking
女性ボーカリストCloudy Yangとのデュエット。
ムーディーできれいな作品だ。
サビでの二人のハーモニーは圧巻だ。

⑥Savior In The Clockwork
10分を超える作品で、これこそ、ファンタジー映画のような導入だ。
Avantasiaらしさのあるヘヴィーな作品。『♪Time To Run~』も一緒に歌えるな(笑)
後半は、一転してロック・オペラになる。
TobiasとBiff Byford、Michael Kiskによる掛け合いは、迫力がある。
歌うパートが微妙に変化するのもいい。

⑦Invoke The Machine
スピーディーだ。Ronnie Atkinsの重いボーカルは、トビアスによく似合う。
中間部のSasha Paethのヌケのいい早弾きが気持ちいい。

⑧What's Left Of Me
8曲目はバラード。Eric Martinが情感たっぷりに歌い上げる。
ゴスペル風にアレンジしてあって、何とも感動する。
Avantasiaの中ではシンプルだが、こういうキャッチーで分かりやすい曲も必要だ。

⑨Dweller In A Dream
アップテンポ。ここでもMichael Kiske登場。

⑩The Great Mystery
これも10分を超える大曲だ。。
最後になって、ようやくBob Catley登場。Avantasiaに彼は欠かせない。
そして壮大なコーラスワークの中、感動的な大団円となる。


全編を通じて魅力的なのは、やはりTobiasの歌声だ。
丁寧に歌っている。迫力があるし、高音は突き抜けているし、中音には甘さがある。
表情が豊かで、めちゃくちゃ歌がうまい!
そして、彼のソングライティングの巧みさには驚きだ。
ち密で、クラシックやメヴィー・メタルの他に、POPSやブラックなど、幅広く取り入れている。
技巧に走らず、わかりやすい要素も残し、親しみやすさもある。
まさにアーチストである。


ボーカルを追った聴き方が普通だが、ギターを追っても楽しい。
ギタリストそれぞれに個性と音質の違いがあるからだ。
私は、Sasha Paethが好きだ。高音の抜けが良く、スピーディでタメと泣きがあるからだ。
何となく、キコに似ているような。
Arjen Lucassenの駆け巡るようなメロディアスなギターもいい。

まだまだわからない点が多いから、
もっと聴き込まなくては!!


ゲスト・ボーカリスト:
  Joe Lynn Turner (ex.Rainbow)
  Biff Byford (ex.Saxon)
  Michael Kiske (ex.Helloween)
  Ronnie Atkins (ex.Pretty Maids)
  Eric Martin (ex.Mr.Big)
  Bob Catley (ex.Magnum)

ゲスト・ギタリスト
  Bruice Kulick (ex.KISS)
  Arjen Lucassen (ex.Arjen)

いつものメンバー
  Sasha Paeth
  Oliver Hartmann
  Cloudy Yang
 Amanda Somerville…and more


Deliain の We Are The Others

2013-03-25 16:17:54 | メロディック・ハード

オランダのシンフォニック・メタルバンドの3作目。
2012年作品。

元Within TemptationのMartijn Westerhoitが結成したためか、重低音を効かし、シンフォニックに味付けし、ギターソロは少ないというサウンドスタイルは、Within Temptationによく似ている。
けれど、Deliainの方が、サウンドの密度が薄く、キャッチーなために聴きやすい。
4th以降のWithin Temptationなら、Deliainの方が好きだ。

女性ボーカリストは、Charlotte Wessels.
彼女の声は、明るくカラッとしており、妖しさもある。
それでいながら、曲の静のパートでは、憂いのある歌い方もできる。
何よりも、メジャーコードでは元気があるので、非常に耳障りがいい。

すんなりと入り込むので、むずかしいことを考えずに聴くのにはうってつけ!

9曲目の“Babylon”は、シンプルに何度も♪バビロン~ と歌って単純なのだが、嫌いじゃない。
まるで80年代のヘヴィー・メタルみたいだからか?


ボーナス・トラックで、よく聴いたような男性ボーカルが。
すぐに確認すると、やっぱりNightwishのMarco Hietalaだった。
彼の圧倒的な迫力と同等なボーカルは、そう容易く現れないだろう。

7曲目の“Where Is The Blood”にもデス声ちっくな男性ボーカル(Burton.C.Bell)が使われており、Charhotteの声は、デス声との相性バツグンなのを証明した。
ちょっとお疲れの時に聴くのに、最高だ!


講演会『食品表示のウソ?ホント?』~あなたが選ぶ食の安心~

2013-02-23 09:32:51 | Weblog

区で開催された講演会に出席してみました。
講師は、消費者問題研究所の代表 垣田達哉氏。

参加者の平均年齢が70歳と思われる顔ぶれを見て、これは“やっちまったな”と来たのを後悔してました。
何となくたちこめる加齢臭に、最後まで耐えられるだろかと心配してましたが、垣田氏の話が始まると、その滑舌の良さと熱い思いで、引き込まれてしまいました。
何より、はっきりと話すので、理解しやすいのです。
それもそのはず、TVタックルなどでのテレビ出演が多く、講演は慣れているのでした。

講演の内容は、聞いていて不安に思うことだらけでした。
かいつまんで書くと、次の通りです。

1)産地表示とは、採れた場所を指す。
 水産物だと、水揚げされた場所で、極端な話、日本の漁船と韓国の漁船が同じ場所で釣っても、日本産と韓国産に分かれる。

2)原発は、使用済み燃料が一番危ない。
 貯蔵プールが不足しているし、青森の再処理工場の使用率は、すでに90%以上。

3)放射能被曝の閾(しきい)値は、100msvと言われているが、1msvとも言われている。
 というのは、被爆した人のデータの絶対数がないので、わからないためだ。
 福島が初のケースになるため、全世界が注目しているという。
 福島だけでなく、低線量で放射能を浴びた首都圏全体をも。

4)体内の放射能は、90日で半分排泄される。
 そのこと自体は喜ばしい。
 問題は、排泄された尿を浄化できないことだ。
 セシウムは30年後に半減されるまで下水や河川・土壌を汚染する。

5)食肉は、放射線量を計測しているが、内臓は対象外。

6)牛生レバーは、内部から大腸菌が繁殖するため、生食が禁止となったが、鶏の生肉にもカンピロバクターの食中毒になる恐れがある。

7)加工食品はの表示には、次の2つがある。
 ・消費期限(早く悪くなるもの)
 ・賞味期限(比較的長く保存でき、期限を過ぎても食べられるもの)
 コンビニのバラ売りや、デパ地下で販売されるものは対象外。
 何を食べさせられているかわからない。

8)エンジムシによるコチニール色素は、アレルギー発症の可能性がある。
 ハム・ソーセージ、菓子、化粧品など、広く使われている。

9)エサに着色料を使っても、表示義務はない。
 例えば、サーモン・トラウトは、本来マスで肉は白いが、エサに含まれるアスタキサンチンの投与により、鮭の色になる。
 卵の黄身は、エサの着色料によるものだ。食用の黒い着色料を与えると、黒い卵黄になる。
 生協の卵だって、着色料入りだという。

10)刺身にさえ、PH調整剤や油脂を添加しているものがある。表示はよく見る必要がある。

11)トクホとは、健康食品として効果があると認めたものではない。
 どちらかといえば効果がある程度で、効果は期待できない。

12)グルコサミンは、血糖値、血圧、血中コレステロールの上昇を招く。
 糖尿病の人は注意すべき。


9)の補足として。
カニやエビの色素であるアスタキサンチンは、化粧品やサプリとして、広く使われている。
 http://www.naoru.com/asutakisantin.htm
強い抗酸化作用があるから、結構ではないかと思うが、天然由来でないものが危険らしい。

放射能被曝や食品添加物の摂取で、ガン発症の可能性が上がる。


では、どうすればいいのでしょう?
垣田氏によると、女性のカンを信じろと。
何となく、やめた方がいいみたいと感じた時は、やめておけと。

なんだよ~、ここまで語っておいて、そんなオチかい!
おそらく、複雑かつ巧妙だから、細かい専門知識が必要になり、これといった断定ができないのでしょう。

カンと言ってもなぁ。
一時納豆でダイエットができるとテレビで放映した時は、皆が飛びついてました。
私は、納豆にだってカロリーがあるから、ダイエットできるはずがないと思っていたら、その通りでした。
低カロリー、高タンパクって話が、拡大解釈になったのでしょう。
飛びつきやすいのは、女性の方です。
カンを頼りにというのは、乱暴すぎます。

私が講演を聞いて感じたのは、添加物を極力避け、なるべく手作りにし、手間を惜しまないことです。
添加物はともかく、手間を掛けるのは、毎日は大変です…。
そして、加工食品や出来合いのおかずは買わないようにし、サプリにも頼らない。

う~ん、できるのでしょうか??
結局、利便性を追求するのでなく、昔ながらの調理法をしなくては!


Life Of Pi

2013-02-15 14:41:05 | Weblog

アン・リー監督のLife Of Pi を、IMAXで見てきました。

3Dを最大限に生かしたという定評が納得の、すごい映像の連続でした。

最初のインドの動物園からして、楽園のような美しい描写。
ここに住めたら、平穏で幸福に暮らせるだろうなぁ。
それと、幻想的な光る海洋生物との遭遇は、息を飲む美しさ。

それらとの対比があるから、パイの海上生活が、いかに過酷なのか説得力がありました。
荒れれば、即座に命の危険が、凪でも日差しの強さが消耗させます。
それ以上に危険な存在、リチャード・パーカー。
一瞬たりとも気を許せない、こんな日々はイヤだ。
泳ぎが得意でない私には、潜って苦しがる場面でさえ、息苦しかったのです。

宗教的な部分が多分にあるので、ツッコミどころ満載です。
信じられれば、超常現象とは思わないんだろうなぁ。
なぜ、あの時にヤツを助けたのか、極限状態だったのにとも思ったし。

それでも、人は苦しい時に、絶対的な存在があるのは強いと思う。
彼が救われたのは、そのおかげなのだから。
私には信じられる宗教がないため、感情移入には今一歩だったのが残念です。

見終わった後は、何とも言えない重さを感じました。
人の命の儚さというか、何のために生きるのだろう?とか、
最後まで希望を失わずに生きようと思うのは、なぜなのか?本能なのか?
運良く生き残ったとして、その後は何を望むんだろう?とか。
かえって、死んだ方が楽じゃないのか?とか。

人生の目的を、突きつけられたようでした。
それでもなぁ…

“生きてりゃ、いいこともあるさ”
これが、私の答です。