メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

AvantasiaのGhostlights

2016-04-09 13:29:58 | メロディック・ハード
EdguyのTobius SammetによるプロジェクトAvantasiaの7作目。
シンフォニックなロックオペラ。
 
今作も、捨て曲なしの素晴らしい出来。
キャッチーさは若干少なくなったかも知れないが、細部まで作り込まれていて、聴くほどに惹き込まれる。
シンフォニックで、曲の展開が多く、その芸術性の高さは、少し聴いただけでもわかる。
 
今回のゲスト・ボーカリストは、おなじみのヨルン・ランデ、マイケル・キスク、ボブ・カトレイが、それぞれの持ち場を固める。
2回目のロニー・アトキンス、シャロン・デン・アデルが、要所を守る。
期待通り、いや、期待以上のパフォーマンスで酔わせてくれる。
 
初参加のロバート・メイソン、ディー・スナイダー、ジェフ・テイト、ハービー・ランガンス、マルコ・ヒエタラらは、それぞれ個性的で驚きの歌声を聴かせてくれる。
新風を送り込むことを超え、主役を取ろうとするかの勢いだ。
皆の力が劇的に融合して、圧倒的な作品を作り上げた。
その迫力と、パフォーマンスの高さに、心から満足させてもらえた。
 
 
1曲目の“Mistery Of A Blood Red Rose”は、女性コーラスを従えて、トビアス一人で歌い切る。
シングルカットできそうな、コンパクトな曲だ。
いきなり重厚で始まっていたこれまでの幕開けと違い、身構えないでいいから、軽く聴ける。
 
今作『Ghoastlights』の中心となる曲は、12分を超える2曲目の“Let The Storm Descend Upon You”だろう。
4人のボーカリストが、入れ代わり立ち代わり歌い上げる。
そのやり方は、1stから変わらない。
ライブで再現されたら、興奮するだろう。
 
3曲目の“The Haunting”は、ディー・スナイダーが悪夢役で邪悪に歌う。
Avantasiaに必ず1曲ある、スローな異次元空間を、しゃがれ声で迫る。
トビアスは、突破口のつかめない閉塞感をもがく気持ちを、叫んでいる。
 
私が1番好きなのは、4曲目の“Seduction Of Decay”だ。
ヘヴィーでありながらシンフォニックで、広がりがあるサウンド&うねりのあるリフ。
ジェフ・テイトの歌が迫力があって見事だ。
完全にトビアスを食っている。
声の好みは、絶対的にトビアスなのに、高音の突き抜けが心地良い。
間奏は、オリエンタルで、どこかDream heaterの“Home”を思い出させる。
異国情緒が、また違った次元を感じさせ、広がりとなる。
曲の終わりに余韻を残すのがまたいい。
 
そして、間髪を入れず、マイケル・キスクの5曲目“Ghostlights”が始まる。
アップテンポで、Helloweenタイプのリズムなので、これはマイケルの曲だとすぐわかる(笑)
これもAvantasiaの1面。
「They  call me home」の4連続は、ライブでは完全に一緒に歌うパートでしょうね(笑)
 
6曲目は、ハード・ポップとも言える“Draconian Love
ここで、トビアスとボーカルを務めるハービー・ランガンスの声がとにかく低く、異色である。
暗闇の住人というか、光の消滅という役を、声だけでも表現している。
ドラキュラ伯爵というか(笑)
普段は、Seventh Avenueで声を張り上げているというので、動画を見たら、まるでDio。
別人のようだ。
キャッチーで聴きやすい。
 
7曲目のNightwishのマルコ・ピエタラ参加の“Master Of The Pendulum”の緊迫感は凄まじい。
ヘヴィーなAメロBメロに比べると、サビがキャッチーだ。
 
8曲目のWithin Temptationのシャロン・デン・アデル参加の“Ise Of Evermore”は、ケルト音楽が入っている。
シャロンが美声を濁らせて、切なそうに歌うのがいい。
女性ボーカルはこの曲のみなのに関わらず、しっかりした存在感だ。
トビアスが、シャロンに合わせて?切なそうに歌っている。
 
この曲に限らず、トビアスはまずゲスト・ボーカリストに歌わせてから自分が歌うというスタイルを取っている。
ゲストは自分の持ち味をフルに発揮しており、トビアスはそれに敬意を払っているかのように、多少影響を受けた歌い方をしている。
そういったトビアスの幅の広さが素晴らしい。
トビアスの作る曲は、ゲストに合わせているのか?
彼らのバックグラウンドにあまりにも合っている。
いや、合わせているのではなく、作った曲に合うボーカリストを当てはめているのか?
ともかく重要なのは、ゲストのバックグラウンドまでも取り込んでしまうトビアスの凄さだ。
それによってもたらされる広がりが、Avantasiaの魅力である。
 
9曲目の“Babylon Vampyres”はアップテンポな曲。
出だしのツインギターからして、高揚する。
ギターソロでは、サシャ・ピート、オリバー・ハートマン、ブルース・キューリックが順に弾きまくる。
高音を効果的に生かすブルース、リズミカルな早弾きなオリバー、メロディアスで華麗なサシャって感じだ。
3人とも素晴らしいが、私はサシャが好き。
演奏にタメがあるから。
エモーショナルに心にダイレクトに響いてくる。
ロバート・メイソンの、ソウルフルに張り上げた歌と、トビアスの甘い声との絡みがいい。
 
10曲目は、ピアノで始まるバラード、“Lucifer
地味目だが、私は好きだ。
なぜなら、後期Purpleのデビッド・カバーディルとグレン・ヒューズのような声を感じたから。
 
11曲目の“Unchain The Light”は、サビを歌うマイケル・キスクの高音が印象的だ。
キスクの声は、歌詞の通り、天高く響き渡っている。
ちょっと軽めのAメロが洒落ている。
 
12曲目は“A Restless Heart And Obsidian Skies
ここでやっとボブ・カトレイが登場する。
Spirit(魂)という役柄を、混じりけのないまっすぐな気持ちで歌い上げる。
1曲目と同じように、ゴスペルっぽい。
 
 
『Ghostlights』は、まさに世の中と心の希望のない闇を表現している。
闇と時間を操ろうとする権力に、自分が消滅する怖れを抱きながらもがく、トビアス扮するアーロン。
幽霊が持つ「Ghostlight」は、負へのエネルギーに思えた。
神も天使も希望も腐敗し、アーロンは闇を彷徨い、いつしか命を落とすのかと思っていたが、
この最後の曲により、多少は希望が持てる結果になったように私は受け止めた。
自分に降りかかる圧力を緩められたのだ。天からのゴーストライトを浴びながら。
 
“Lucifer”では、月はBloodshot(充血している)で、夜はscarlet(緋色)だったものが、
“A Restless Heart And Obsidian Skies”では、夜は暗く(Dark)、月はscarlet(緋色)に変化している。
さらに、空はObsidian(黒曜石)が、ポイントだ。
黒いけど透明ということで、闇に見えても濁ってはいない、暗いだけと私は理解した。
アーロンの中で、怖れや邪悪さは浄化されつつあるのだろう。
 
歌詞は難解で、理解しきれていないが、自分なりの解釈でいい。
そう、「I'm on my way」で。

Star Wars~The Force Awakens

2015-12-19 21:19:08 | Weblog

そして、これぞまさしくStar Wars!
細かい点まで描写され、圧倒的だ。
破壊が多い点は、とってもアメリカ映画っぽい。
そして最後は勧善懲悪だ。
決して観る者の期待を裏切らず、思い通りの展開に胸がすく。
最後に来るすっきり感を求めるとしたら、とってもオススメだ。

ネタばれになってしまうので、詳細は省くが、登場人物が感情をストレートに言えるのは羨ましい。
また、絆と裏切りが背中合わせにあるのが、Star Warsの普遍のテーマだろう。

今回は、1983年に封切りされたエピソード6~ジェダイの帰還の続編(32年後!)という設定なので、登場人物が年輪を重ねている。
それぞれが伝説になっていた。
が、彼らが健在で、うれしくなってしまう。

新しい登場人物が、女性や黒人。
差別に敏感なアメリカらしい。
それが悪いのでなく、ステレオタイプな映画を脱却し、広がりを見せていると思う。
BB8は、とってもかわいい。

まだまだ未熟な新しい登場人物達。
彼らがどのように成長していくのか。。
この先の展開が、既にもう楽しみになっている。


The Richie Blackmore Story

2015-11-23 16:23:51 | メロディック・ハード

Deep Purple、Rainbow、Blackmore's NightのギタリストであるRichie BlackmoreのインタビューDVD。

リッチー自身と、リッチーから影響を受けたギタリスト達、音楽評論家、キャンディス・ナイトのインタビューがふんだんに使われ、リッチーがいかように音楽を作り、音楽に対峙して来たかを表している。
随所にライブ映像が使われており、それを見ているだけでも楽しい。

リッチーが、音楽面で対立すると、自分と合わない相手を切るという事実は、あまりにも有名だ。
理由は簡単、自分のやりたくない音楽はやらないからだ。
それを、我儘、偏屈、固執、変人と、さんざんな言われようをしてきた。

だが、リッチーから出てくる音は、中世の音階を取り入れたオリジナリティ溢れるロックで、その独自性は他の追随を許さない。
ブライアン・メイやジョー・サトリアーニ、スティーブ・ルカサー、イアン・アンダーソンなど、数々のギタリストやアーティストが証言した。
彼がいなかったら、今ある音楽はなかったとさえ。
リッチーの音楽性に惹かれる私としては、すごく気持ちのいいDVDだ。
もっと褒めてほしいと思ってしまう。

また、私はPurpleより断然Rainbowが好きだ。
その理由がわかった気がする。
つまり、Purpleはブルースが好きなイアン・ギランの要素があるから。
リッチー色が薄まってしまっていたのだ。
Rainbowがどうキャッチーに変化しようと、付いて来られたのは、根底にあるリッチーらしさが普遍だからだ。
彼がRainbowの中で一番気に入っている“Street Of Dreams”を聴き直してみたくなった。

他に、なぜ人気絶頂だったPurpleを脱退してしまったのか(ファンキー色が強まった)など、リッチーの口から改めて語られ、感慨深い。

リッチーは、内に引き篭った時に、いいアイディアが浮かぶという。
内から発してくる音を、必死に正直に表現してきたように受け止めた。時に狂気と言われながら。
それが、天才である証なのだろう。


ダンジョン飯

2015-02-01 20:28:22 | Weblog

RPGの世界の魔物を食べながら、ダンジョンを進むというマンガが
『ダンジョン飯』
これがおもしろい。

最終層でドラゴンにやられ、仲間と食材を失ってしまった。
しかし、仲間を救出しないといけない、空きっ腹は堪える。
そこで、魔物を倒し、それを食しながら進むことにした・・・

ありえない展開とありえない食材。
しょっぱな、ダンジョン初心者の階であっさり捕まえた「歩き茸」と「大サソリ」
これを鍋にしてしまうのだ。
さっきまで動いていた得体の知れない生物体。
ザリガニの要領で捕まえた大サソリ。
毒があろうが、切り落としたり薬草で何とかする。
スライムだって高級食材に化けてしまう。

そのプロセスはひたすら前向きで、小気味いい。
なんでもやってみるというしたたかさと逞しさがある。

そうこうしてできた料理は、信じられないことに美味しそうに見えてしまう。
気持悪かったのに、食べてみたくなる。
料理に魔法が掛けられたみたいだ。

旅の仲間の個性が際立っていて、やりとりもおもしろい。
第1巻には、6種類のご馳走が載っている。
すぐに続きが読みたくなるマンガだ。


ディスレクシア

2014-12-10 22:06:47 | Weblog

世界仰天ニュースで、ディスレクシアを取り上げていた。

ディスレクシアとは、読み書き能力が劣ることだ。

知能的には劣らないのに、読み書きができないことで、
基本的なやり取りはできないし、頭が悪いとされてしまう。
例えば、DVDのレンタルに言っても、自分の住所氏名が書けないことで、
自由にレンタルさえできないのだ。

居酒屋のバイトに就いても、完璧に料理とその値段を覚えたとしても、
領収書を書くとなると、相手先の名前が書けずに、仕事を辞める結果となってしまう。

すごく難しい問題に思えた。

けれど、番組では、時代の移り変わりと共に、PCで文字変換したりして、文書を作ったり、
読み上げソフトを使って読めるようになったと伝えていた。
素晴らしいことだ。
さらに、わからないことは、ネットで調べることもできるようになったので、
その人の自信が格段に持てるようになったとも言う。

ウィキで調べると、ディスレクシアは、程度の差はあれ、
アメリカでは2割近くの人が症状があるという。
トム・クルーズやスティーブン・スピルバーグでさえ。

これはもう、理数系か、文系かの違いに値するのかも。
かくいう私も、地図は好きで、道はすごく覚えるのに、人の顔はあまり覚えられない。
旅行へ友人と行っても、誰が何を言ったかは重要でなく、
どのコースを辿り、どこへ行ったのかが重要なのだ。

そういう、コミュニケーション型とマップ型はあるんじゃないだろうか。

その意味で考えると、文字に置き換えるのは重要ではない。
言葉でやりとりができれば大丈夫だろう。
文字が書けなくても、言葉を介して人とのコミュニケーションが取れれば、それでいいのだ。

ちなみに、私は文字型かもしれない。
耳からの情報は、あなり記憶に留まらない。
それでもうまくやっている。

人にはいろんなタイプがある。
ディスレクシアタイプがあっても、全然ヘンじゃないと思えるのだ。


Boston/Heaven On Earth Tour

2014-10-13 22:17:30 | メロディック・ハード
2014.10.9  於:日本武道館

ボストンのライブ。
35年ぶりの来日という。
 
トム・シュルツは変わらぬ容貌、サウンドは、月日を感じさせなかった。
トムは、ギブソンのロゴが入った、黒いスリーブレスのTシャツを着ていた。
下は、白っぽいハーフパンツ。
長身で、お腹が出ていない彼は、ラフな格好と裏腹に、禁欲生活を送ってきたのではと思わせる。
左膝には、青い靭帯保護用のサポーターをはめ、右腕にも細いサポーターをしていた。
 
何かあったのか?それとも予防?
 
ライブは、“Rock & Roll Band”で始まった。
手拍子に合わせ、ノリノリの演奏を聴かせてくれる・・・
もしかして、私のこの手拍子がトムに届いているなら・・・
トムの演奏に合わせて、私が一緒に歌っている・・・
そんな妄想を持ち、すごく幸せな時間が流れた。
 
新作Life, Love & Hopeからの曲が始まった。
私は、BostonはThird Stageで終わってると思ってるので、一気に冷めてしまった。
Bostonのアコースティックな魅力や初期の瑞々しさがなく、もはやAOR化してしまったからだ。
でも、新作からは“The Last Day of School”と“Life, Love & Hope”だけ。
彼らも心得ているのだろう。
 
“Peace of Mind”が始まった。
今思うと、ドゥービー・ブラザーズの“Listen To The Music”からの影響大なのね。
派手なピックスクラッチが楽しい。もう一人の痩身のギタリストGary Pihlとやたら連発していた。
 
爽やかで、当時のAmerican Dreamが思い出され、とてもいい。
コーラスは、ブロンド女性のKimberley DahmeyやGary Pihlも担当し、分厚くて美しい。
 
ギターソロは、思いの外ヘヴィーで、早弾きもできる。
タッピングによる息を付かせぬ早弾きは圧巻だった。
Kimberley Dahmeyも入れてトリプルギターは、見ごたえが聴き応えがあった。
 
Hitした“Don't Look Back”や、むしろ後発のアメリカン・ハード・プログレの影響を受けたとさえ思われるキャッチーな“Amanda”にうっとり。
宇宙船の音から始まる、広がりのある“More Than a Feeling”は、本当に素晴らしかった。
難しいと思われるBostonサウンドの完全再現。
ネットで見つけたというTommy DeCarloの歌声は、想像を遥かに超えて、Brad Delpだった。
ライブでの歌声なら、彼の方が上かも知れない。高音が抜けていたなぁ。
 
“Foreplay / Long Time”も素晴らしかった。
キーボードソロでは、ここでもバロック音楽から影響を受けたような、リズミカルな響きだった。
トムは、何をやっても素晴らしいし、絵になる。
 
 
ただ、欲を言えば、バラードがほしかった。
“A Man I'll Never Be”が聴きたかった。ホントに聴きたかった。
“Livin' For You”でもいい。
そうすれば、やや一本調子なリズムに変化がつけられただろう。
っていうか、キャッチーで心を揺さぶるベタなサウンドを私が欲したのだ。
 
高度な演奏はみんなを満足させ、優れた楽曲は色褪せないのだと思わせるパワーがあった。
何歳になっても、変わらないBoston!
この頃のようなサウンドがまた流行らないかと、密かに期待している。
 
 
セットリスト
 
1. Rock & Roll Band
2. mokin'
3 .Feelin' Satisfied
4. The Last Day of School
5. Life, Love & Hope
6. Peace of Mind
7. It's Been Such a Long Time
8. Cool The Engines
9. Surrender to Me
10. Don't Look Back
11. Something About You
12. Amanda
13. The Launch
14. More Than a Feeling
15. Instrumental
16. A New World
17. To Be a Man
18. Get Organ-ized
19. Walk On (Some More)
20. Foreplay / Long Time
 
アンコール:
 
21. I Think I Like It
22. Party

新しい仕事

2014-08-10 21:21:46 | Weblog

先々週から、週に3回ほど、新しい仕事に就きました。

それは、皆が知ってる企業の発送の仕事。
何やかやと制約がありますので、詳しいことは書けません。
けれど、健康を扱っているとだけは書いておきましょう。

化粧品というか医薬品というか。
微量のアルコールを含有しているため、危険物資格取得者がいないと作業できません。
それもあって、危険物の資格を取るべく、勉強を始めました。

今のところ、発送する製品は2種類だけです。

単純ですが、同梱物が注文者によって違うので、端末画面を見ながら入れていきます。
それが細かいのなんのって。
30パターンくらいあると思います。

製品を入れるのは間違わないけれど、同梱物を入れるのは間違えやすいです。
幸い私は間違えてませんが、同僚が間違えてクレームになってしまいました。
胸がずしりと重くなりました。
また、どちらかが間違えたのもあるし、
クレームになったかどうかわからないけれど、私も1回違ったものを入れてしまいました。
反省の日々です。

今後、取り扱い品が増えると言います。
また、ヤマトと佐川の他に、JPが増えると言います。
より複雑になります。
こんなに大変で、やっていけるのかと不安になります。

でも、でもですよ、私はこの仕事をやりたい。
発送の仕事は、自分に合ってると思うのです。
検品よりも、シール貼りよりも。
手先の細かい作業よりも、身体を動かし、汗をかきたいのです。

最近は、手早く作業できるようになり、誉められたし、自信がついてきました。
落ち込むこともあるけれど、このままやっていきたいです。

また配置転換ってことに、なりませんように。


半月板損傷由来?

2014-05-24 11:14:41 | バレー

5月11日の区民大会の翌日から、右膝が痛くなりました。

慌てて、整形外科に行くと、
「骨に異常はありません。水も溜まってません。
となると、靭帯が傷んでいるのでしょう。
2週間安静にしてて下さい」
という、診断結果でした。
仕方なく、水曜日の練習は1回休み、次の水曜日は、ジャンプをしない練習をしました。
というのは、その日あたりになったら、走れるし、痛みも和らいできたからです。
少しくらいなら、大丈夫かと思ってしまいました。

結果的には、これが良くなかったみたいです。
その日、お風呂に入りながら膝を見ると、膝頭が四角く大きくなったような。。
翌日には、膝の内側の痛みは取れたものの、外側の、太ももに向かってが痛くなってました。

痛みが移動するなんて。

その翌日触りながらよく見ると、右膝の外側上部に水が溜まってました。
これが、原因でしょう。

土曜日(今日)整形外科に行くと、水を抜くように言われました。
別の整形外科では、ヒアルロン酸注射をされてたので、そのことを言うと、
「軟骨がすり減ったお年寄りじゃないから、水を抜くのが最初にやる処置です」と。
。。。。それじゃ、今までの処置っていったい・・・

よって、生まれて初めての水抜き。
初体験~~♪
ヒアルロン酸注射よりは痛くないけど、違和感があっていい気分じゃないのは同じ。
溜まってた水って、透明な黄色い液なのね。無色透明じゃないんだ。
それを、20ccも取ったら、膝が軽くなりました。
これで、明日の練習はできるかも知れない。
明朝、調子が良さそうだったらね。

水が溜まるのは、半月板の裏が損傷しているのが原因らしいです。
だから、再び溜まる可能性があります。
今まで、何度も水が溜まり、予防としてテーピングして抑えていたのになぁ。
膝の内側に重点的にヒアルロン酸テープを貼ってたから、逃れて外側に水が導かれたのかなぁ。
当然、良くなってからはテーピングしてなかったし。
どこかで、毒抜きしないと治らなかったと考えることにします。


これからも水が溜まるのか、バレーの練習を再開したら悪化するのか、
思い悩むことは多いです。
無理せず、入念な予防をして、今後もバレーを続けて行きたいです。


TOTOライブ!!

2014-04-27 08:49:29 | メロディック・ハード

35th Anniversary Tour Liveの一環らしい。

そんな基礎情報もなく、ライブに来てしまった。
けれど、結果は来て正解!
彼らの35年間のキャリアは、ここに来てより一段と円熟し、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのだ。

何より、スティーブ・ポーカロが復帰し、TOTOのキャッチーで耳障りのいいサウンドを聴かせてくれたのがいい。
彼のいない時代のTOTOサウンドは、技術的には及第点なんだけど、何か惹きつけるものがなかったんだよね。
この日のライブは、スティーブ・ポーカロ側の高い場所からだったので、彼がどんなタイミングでどんなフレーズを弾いたのかがはっきりとわかった。
今更ながら、Africaのキーとなる異民族的なフレーズは、彼なしでは得られなかったのがわかった。
そして、スティーブ・ルカサーと共に、曲の急転換を演出していた。

音楽的リーダーは、むしろデビッド・ペイチの方だと思っていたが、そうでもなかった。
彼のクラシカルな要素は、TOTOサウンドのエッセンスのひとつに過ぎなかったのだ。

そのスティーブ・ポーカロは、いつものように踊りながら楽しそうに演奏していた。
曲によっては、後ろ向きになって弾いて・・・。
メンバー紹介の時でも、ジョゼフとか、敬意を持っていたのがわかった。
彼は、“Feeling”でボーカルも取っていた。

でも、なんと言ってもスティーブ・ルカサーだろう。
往年の輝きを倍加させるフレーズの数々。
リズムの難しい早弾きであるでも難なくこなす。
そして一番の魅力である、バラードでのギターソロ。
“99”、“I Won’t Hold You Back”、日本の女性に捧ぐと言っていた“I Will Be Over You”
余韻があり、うっとりするほど美しい。
ライブだからと、過度に長く演奏することなく、オリジナルのままに、エモーショナルはいっぱいだった。
それを聴いているうちに、80年代にこの曲を一緒に聴いた人の顔が、浮かんでは消えた。
35年の時の流れは、こう思うとあっという間だったし、流れたからと言って変わるものでもない。
その記憶の断片を、ルカサーのギターは優しく包んでくれた。
涙が出そうになった。

ジョゼフの歌声は、全く色褪せていなかった。
むしろパワーアップしたんじゃないだろうか?
(腹がパワーアップしたのは間違いない)
“Rosanna”や“White Sister”の高音部など、キレイに出ていて、聴きごたえがあった。
ストレスが全く感じないばかりか、もっと聴きたくなる。
観客をノセるのもうまく、両手であおったり、一緒に歌わせたりしていた。

スティーブ・ルカサーのMCの時に、うまく説明が行き渡らないと心配して、タカハシさんがステージに出てきた。
ツアースタッフだろう。珍しい光景だ。
彼は僕より日本語がうまいという説明だった。笑える。
天国にいるジェフ・ポーカロ、闘病中のマイク・ポーカロに向けて、1曲歌った。


ライブは、“Hydra”や“St.George And The Dragon”、“Anthem”(1部だけ)、“Hold The Line”の、初期ナンバーが多かった。
これが、すごくうれしかった。
TOTOがデビューした時の衝撃は大きかったものね。
定番の“Africa”も、何回もサビの『I bless the rains down in Africa』を会場にいる皆で繰り返し、広大な大地に雨が注ぐイメージが広がった。
ちなみに、歌詞がうろ覚えだった私は、テキトーに『I feel the rain from the Africa~』とか歌っていた。
『アフリカからの雨を感じて・・・』って、なんだそりゃ??

ZEPみたいなリフが強力で、ギターソロがヘヴィーはブルースナンバーとか、知らない曲もあったけど、楽しませてもらった。
“Pamela”“Hold The Line”は、ライブ向きで、盛り上がる。
ベースのネイザン・イーストによる会場のとの掛け合いも楽しかった。

今度は40年記念になるのだろうか?
またぜひ来日してほしい。健康に気をつけて・・・


クラス別優勝のメンタリティ

2014-02-17 20:35:10 | バレー

クラス別のバレーボール大会は、区の上から2番目のクラスで優勝した。
これで、来季は一番上のクラスで戦える。

結果を出せて、すごくうれしかったし、やった感があった。
この充実感があるから、私はバレーを続けているようなもんだ。


けれど、その前日から私の心は重苦しかった。
それは、もしも負けたらまた監督からいろいろ言われてしまうと思ったからだ。
監督は、一生懸命にやってくれる。
けれど、その気持ちが強すぎるゆえに、試合中に激を飛ばし過ぎるし、ミスをすると何をやってるんだと責める。
私は、練習中は何を言われてもいいけれど、試合中はミスを恐れて消極的になってしまうから、むしろ誉めてもらいたい。
ブタも木に登るのだ。

そんな気持ちで、もんもんとしていた。
試合当日の朝も、緊張感の余り、何回もトイレに行った。
果たして、監督の気に入るいいプレーはできるのだろうかと。

重苦しい気持ちで試合会場に向かった。
が、そこには一生懸命に会場設営に励むチームメートがいた。
雪掻きをしてくれていた。
ちょこっと声を掛けると、明るく応えてくれていた。
そうだ、私にはチームメートがいる。控えの選手が下仕事をしてくれている。
有難いじゃないか。
一人で戦うワケじゃない。みんながいて、私がいるのだ。
そう思うと、気持ちが楽に、大きくなった。
プラス思考を持って、やるしかないのだ。

心配していた左人差し指の痛みも、テーピングによって薄れ、普通にパスできるのが確認できた。
膝の様子も良さそうだ。

できる!!
やれる!!
それに、会場がいつもやってる体育館じゃないか。
ソチオリンピックでロシアが強いのと同じ、こっちにはホームアドヴァンテージがある。
恐れるものはない。

そう思えば、何も怖くない。
自信というのは、何にも増して勝者のメンタリティになれるのだ。

私は速めのバックトスを打つのが役割なのだ。これがすごくうまくいった。
レフト側が攻撃の中心だが、敢えてこれをおとりに使い、私が決めた。
決めると、すごく気持ちがいい。
もっと気持ち良くなりたくて、腕をもっと振り切れるようになり、ポイントを重ねていった。

チーム全体もすごく調子良かった。
サーブカットがセッターに返り、アタックレシーブもつなぎのプレーも良かった。
何より、セッターの配球が見事にはまり、ブロックにあまりかからなかった。
チーム全体が同じ方向を向いて、同じ動きができていた。

私のアタックは、まるで以前の私のように、よく決まっていた。
まだやれるんだなぁ。
速いトスに間に合うようにと、必死に食らいついていたのが良かったのだろう。
どのコースに打つかと考える前に、打てるコースに打ち、それが相手のレシーブ陣形を崩していた。
無我夢中で迷いなく打つ。
これが勝てた理由だと思う。


衰えるばかりかと思っていたのが、どっこいまだまだやれるのがわかり、これが一番うれしかった。
試合のために体調を整えた甲斐があった。
アタッカーは、50歳を過ぎたら終わりかと思ったけど、まだやれるんだなぁ。

皆が良かったよと誉めてくれて、いい気分だ。
試合後のビールも美味しかった。
やれる限りは、またアタックを決めて、いい気持ちになりたい。