メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

TOTOライブ!!

2014-04-27 08:49:29 | メロディック・ハード

35th Anniversary Tour Liveの一環らしい。

そんな基礎情報もなく、ライブに来てしまった。
けれど、結果は来て正解!
彼らの35年間のキャリアは、ここに来てより一段と円熟し、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのだ。

何より、スティーブ・ポーカロが復帰し、TOTOのキャッチーで耳障りのいいサウンドを聴かせてくれたのがいい。
彼のいない時代のTOTOサウンドは、技術的には及第点なんだけど、何か惹きつけるものがなかったんだよね。
この日のライブは、スティーブ・ポーカロ側の高い場所からだったので、彼がどんなタイミングでどんなフレーズを弾いたのかがはっきりとわかった。
今更ながら、Africaのキーとなる異民族的なフレーズは、彼なしでは得られなかったのがわかった。
そして、スティーブ・ルカサーと共に、曲の急転換を演出していた。

音楽的リーダーは、むしろデビッド・ペイチの方だと思っていたが、そうでもなかった。
彼のクラシカルな要素は、TOTOサウンドのエッセンスのひとつに過ぎなかったのだ。

そのスティーブ・ポーカロは、いつものように踊りながら楽しそうに演奏していた。
曲によっては、後ろ向きになって弾いて・・・。
メンバー紹介の時でも、ジョゼフとか、敬意を持っていたのがわかった。
彼は、“Feeling”でボーカルも取っていた。

でも、なんと言ってもスティーブ・ルカサーだろう。
往年の輝きを倍加させるフレーズの数々。
リズムの難しい早弾きであるでも難なくこなす。
そして一番の魅力である、バラードでのギターソロ。
“99”、“I Won’t Hold You Back”、日本の女性に捧ぐと言っていた“I Will Be Over You”
余韻があり、うっとりするほど美しい。
ライブだからと、過度に長く演奏することなく、オリジナルのままに、エモーショナルはいっぱいだった。
それを聴いているうちに、80年代にこの曲を一緒に聴いた人の顔が、浮かんでは消えた。
35年の時の流れは、こう思うとあっという間だったし、流れたからと言って変わるものでもない。
その記憶の断片を、ルカサーのギターは優しく包んでくれた。
涙が出そうになった。

ジョゼフの歌声は、全く色褪せていなかった。
むしろパワーアップしたんじゃないだろうか?
(腹がパワーアップしたのは間違いない)
“Rosanna”や“White Sister”の高音部など、キレイに出ていて、聴きごたえがあった。
ストレスが全く感じないばかりか、もっと聴きたくなる。
観客をノセるのもうまく、両手であおったり、一緒に歌わせたりしていた。

スティーブ・ルカサーのMCの時に、うまく説明が行き渡らないと心配して、タカハシさんがステージに出てきた。
ツアースタッフだろう。珍しい光景だ。
彼は僕より日本語がうまいという説明だった。笑える。
天国にいるジェフ・ポーカロ、闘病中のマイク・ポーカロに向けて、1曲歌った。


ライブは、“Hydra”や“St.George And The Dragon”、“Anthem”(1部だけ)、“Hold The Line”の、初期ナンバーが多かった。
これが、すごくうれしかった。
TOTOがデビューした時の衝撃は大きかったものね。
定番の“Africa”も、何回もサビの『I bless the rains down in Africa』を会場にいる皆で繰り返し、広大な大地に雨が注ぐイメージが広がった。
ちなみに、歌詞がうろ覚えだった私は、テキトーに『I feel the rain from the Africa~』とか歌っていた。
『アフリカからの雨を感じて・・・』って、なんだそりゃ??

ZEPみたいなリフが強力で、ギターソロがヘヴィーはブルースナンバーとか、知らない曲もあったけど、楽しませてもらった。
“Pamela”“Hold The Line”は、ライブ向きで、盛り上がる。
ベースのネイザン・イーストによる会場のとの掛け合いも楽しかった。

今度は40年記念になるのだろうか?
またぜひ来日してほしい。健康に気をつけて・・・


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