メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Boston/Heaven On Earth Tour

2014-10-13 22:17:30 | メロディック・ハード
2014.10.9  於:日本武道館

ボストンのライブ。
35年ぶりの来日という。
 
トム・シュルツは変わらぬ容貌、サウンドは、月日を感じさせなかった。
トムは、ギブソンのロゴが入った、黒いスリーブレスのTシャツを着ていた。
下は、白っぽいハーフパンツ。
長身で、お腹が出ていない彼は、ラフな格好と裏腹に、禁欲生活を送ってきたのではと思わせる。
左膝には、青い靭帯保護用のサポーターをはめ、右腕にも細いサポーターをしていた。
 
何かあったのか?それとも予防?
 
ライブは、“Rock & Roll Band”で始まった。
手拍子に合わせ、ノリノリの演奏を聴かせてくれる・・・
もしかして、私のこの手拍子がトムに届いているなら・・・
トムの演奏に合わせて、私が一緒に歌っている・・・
そんな妄想を持ち、すごく幸せな時間が流れた。
 
新作Life, Love & Hopeからの曲が始まった。
私は、BostonはThird Stageで終わってると思ってるので、一気に冷めてしまった。
Bostonのアコースティックな魅力や初期の瑞々しさがなく、もはやAOR化してしまったからだ。
でも、新作からは“The Last Day of School”と“Life, Love & Hope”だけ。
彼らも心得ているのだろう。
 
“Peace of Mind”が始まった。
今思うと、ドゥービー・ブラザーズの“Listen To The Music”からの影響大なのね。
派手なピックスクラッチが楽しい。もう一人の痩身のギタリストGary Pihlとやたら連発していた。
 
爽やかで、当時のAmerican Dreamが思い出され、とてもいい。
コーラスは、ブロンド女性のKimberley DahmeyやGary Pihlも担当し、分厚くて美しい。
 
ギターソロは、思いの外ヘヴィーで、早弾きもできる。
タッピングによる息を付かせぬ早弾きは圧巻だった。
Kimberley Dahmeyも入れてトリプルギターは、見ごたえが聴き応えがあった。
 
Hitした“Don't Look Back”や、むしろ後発のアメリカン・ハード・プログレの影響を受けたとさえ思われるキャッチーな“Amanda”にうっとり。
宇宙船の音から始まる、広がりのある“More Than a Feeling”は、本当に素晴らしかった。
難しいと思われるBostonサウンドの完全再現。
ネットで見つけたというTommy DeCarloの歌声は、想像を遥かに超えて、Brad Delpだった。
ライブでの歌声なら、彼の方が上かも知れない。高音が抜けていたなぁ。
 
“Foreplay / Long Time”も素晴らしかった。
キーボードソロでは、ここでもバロック音楽から影響を受けたような、リズミカルな響きだった。
トムは、何をやっても素晴らしいし、絵になる。
 
 
ただ、欲を言えば、バラードがほしかった。
“A Man I'll Never Be”が聴きたかった。ホントに聴きたかった。
“Livin' For You”でもいい。
そうすれば、やや一本調子なリズムに変化がつけられただろう。
っていうか、キャッチーで心を揺さぶるベタなサウンドを私が欲したのだ。
 
高度な演奏はみんなを満足させ、優れた楽曲は色褪せないのだと思わせるパワーがあった。
何歳になっても、変わらないBoston!
この頃のようなサウンドがまた流行らないかと、密かに期待している。
 
 
セットリスト
 
1. Rock & Roll Band
2. mokin'
3 .Feelin' Satisfied
4. The Last Day of School
5. Life, Love & Hope
6. Peace of Mind
7. It's Been Such a Long Time
8. Cool The Engines
9. Surrender to Me
10. Don't Look Back
11. Something About You
12. Amanda
13. The Launch
14. More Than a Feeling
15. Instrumental
16. A New World
17. To Be a Man
18. Get Organ-ized
19. Walk On (Some More)
20. Foreplay / Long Time
 
アンコール:
 
21. I Think I Like It
22. Party


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は先週です。 (まいるど)
2014-10-14 14:40:57
私は先週、行ってきました。
全く同じ感想ですね。
個人的にはドラムとベースが予想以上に音が大きかったけど、それに負けないクリアなギター・サウンドとヴォーカルは素晴らしかったです。
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Unknown (massh@まー)
2014-11-06 20:54:58
ボーカルは、小柄でしたけど素晴らしかったですね。
ジャーニーのアーネル、それからドラゴンフォースの新しいボーカリストのように、ネットは後任を探すのに、欠かせなくなりました。

トム・シュルツは、以前は神のような存在でしたが、その方が目の前にいるのが、全く信じられませんでしたよ。
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