ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市の同志社大学の今出川キャンパスには文化財建物が立ち並んでいます

2011年09月10日 | 旅行
 京都市上京区にある同志社大学の今出川キャンパスには、彰栄館などの赤レンガづくりの西洋館が並んでいます。お隣の女子部(同志社女子大学)の建物を含めて、合計9館が重要文化財指定などになっている赤レンガ積みなどの西洋館です。明治時代の雰囲気が漂うキャンパスです。

 今出川キャンパスの大学正門近くにある彰栄館は、明治17年(1884年)9月に竣工した重要文化財指定の2階建ての西洋館です。京都市に現存する最古のレンガ建築物だそうです。



 外観はアメリカ積みレンガの洋風ですが、内部は純和風になっています。塔屋は鐘塔とと時計塔を兼ねているそうです。毎朝、礼拝の時間を伝える鐘(現在はレプリカ)が鳴らされるそうです。

 彰栄館に東側に建っているのは礼拝堂(チャペル)です。同志社のレンガづくりの建屋としては二番目に建てられたものです。



  礼拝堂の正面です。



 明治19年(1886年)6月に竣工した礼拝堂は、プロテスタントのレンガづくりチャペルとしては、日本最古の建物だそうです。現在は、礼拝ばかりでなく講演や卒業生の結婚式会場などに利用されているのだそうです。 

 礼拝堂に東側に建っているのは、ハリス理化学館です。画像はハリス理化学館の右側半分です。残念ながら、今出川キャンパスは現在、大規模工事中なために、この建屋の左側半分は撮影できませんでした。



 明治23年(1890年)7月に竣工されました。戦後は工学部(現在の理工学部)が利用していましたが、現在は広報課など学外に情報発信する中心の機能を果たしています。

 大学正門近くの相国寺に向かう道路に面しているのはクラーク記念館と呼ばれるレンガ造りの2階建て建屋です。塔を持つ西洋館の雰囲気が漂う、絵になる西洋館です。大き過ぎて建屋全体は撮影できません。



 同志社大学は1875年に新島襄さんが創立した同志社英学校を前身とする私立大学です。新島襄さんの永眠後に、卒業生などが彼の死を悼んで記念の建屋を建てようと募金によって建設した記念館です。明治27年(1894年)1月に竣工したレンガ造りの2階建て建屋です。建築費を寄付した米国人のB.W.クラーク夫妻の名前が建屋につけられたそうです。

  紹介した四つの建屋はどれも重要文化財指定のものです。京都御所の北側にある同志社大学は、主に学生・教員が行き来する学びの場です。赤レンガづくりの建屋は、大学の学びの場らしい趣を高めています。なんとなくしっかりと勉強したい気分になるキャンパスです。

 今出川キャンパスはオープンなので、建屋を見るだけでしたらいつでも入れるようです。うっそうとした京都御所の向かい側で散歩しやすい感じです。ただし、現在、今出川キャンパスの中心部は工事中です。キャンパスを大改造中なのだそうです。この点にご注意ください。京都市内はうらやましいほど、散歩好き向けに適した環境です。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
修士号を2つ取れます (KATAOKA)
2011-09-12 01:27:02
同志社大学大学院は、工学研究科とビジネス大学院で工学修士とビジネス修士を3年間で取得することができるするダブルディグリーシステムを行っています。
日本で、この2つの修士号を持つことに価値があることを高く評価する時代が来るように願っています。
新島襄は (明日のジョー)
2011-09-14 01:50:03
同志社大学の創始者の新島襄は、江戸時代末の1843年に、江戸の神田にあった上州安中藩板倉家江戸屋敷で、藩士の子として誕生しました。安中は、群馬県安中市のことです。
彼は元服後に、安中藩士となったころに、友人から米国の地図書を受け取り、米国の文化や制度を知り、米国に憧れを持つようになります。その後に、米国に密航し、学びます。
近くに (kuonitiban)
2011-09-22 23:58:15
 歩いて行ける場所に住んでいます
 映画を観に何度か入ってますが
素敵だし、良い雰囲気、素晴らしい施設です
 うちの息子も同志社なら良かったのに
 あっ、でも理系だから今出川キャンパスではどのみちないのか
 

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