ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

熊本県阿蘇郡南阿蘇村のサクラの名所である一心行の大桜に行って来ました

2016年04月05日 | 旅行
 熊本県阿蘇郡南阿蘇村のサクラの名所である一心行の大桜を見に行って来ました。

 南阿蘇村の中松という地域のなだらかな斜面に立つ“一心行の大桜”(いっしんぎょうのおおざくら)はちょうど、花が満開の見ごろでした。

 花見客の方が自動車で次々とやって来るために、場所はすぐにわかりました。

 この一心行の大桜は、樹齢約420年の“一本桜”です。少し薄いピンク色の花が木を覆うように咲いています。





 このサクラの木の種類はヤマザクラだとの説があります。当日は曇り空でしたが、一時は小雨になりました。

 木の高さは約14メートル、幹周りが約7メートルです。枝張りは東西方向に21メートル、南北方向に26メートルだそうです。

 この“一心行の大桜”は、戦国時代の天正8年(1580年)に、現在の南阿蘇村を治めていた伯耆守惟冬は、薩摩の島津氏との戦いに負けてなくなります。

 その中村(峯)伯耆守惟冬(ほうきのかみこれふゆ)のお墓の菩提樹として親族が植えたサクラの木だそうです。

 実際には、台風の影響などで、“一本桜”はいろいろと被害を受けているそうです。

 この一心行の大桜の周囲は、畑や水田(?)などの農業地域です。その休耕田(?)では、黄色い“菜の花”が咲いています。



 この“菜の花”がどのアブラカ科の野菜か不明です。

 一心行の大桜の近くにあるサクラの木々です。



 一心行の大桜の近くにある南阿蘇村の白川水源にも立ち寄りました。

 南阿蘇村の白川にある水神「吉見神社」の境内の中に、こんこんと湧き出す湧き水があります。





 この白川は南阿蘇村から流れだし、熊本市の中央を通って有明海に流れ込む白川の源流です。

 すぐ近くには、南阿蘇白川水源駅がありました。



 この駅は、南阿蘇村を通る南阿蘇鉄道高森線の駅です。その南阿蘇鉄道高森線を走る車両です。



 南阿蘇村は、のどかな農村風景が広がる阿蘇の山麓でした。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
村の守り神の桜 (与作)
2016-04-05 05:33:26
日本各地には、その村や集落の守り神になっている大桜の木が所々にあります。
多くは、ご先祖様のお墓の近くに植えられています。
この大桜は約420年ですか。大切に守られていますね。
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南阿蘇村 (梅うどん)
2016-04-05 07:27:21
南阿蘇村には、湧き水が吹き出す場所がいくつかあるようです。阿蘇山の山麓の恵みでしょう。
ローカル鉄道が1車両で走るシーンは、のどかな農村・山村を感じます。
その中にある一心行の大桜は、大切に守られていることでしょう。
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熊本の桜満開 (GTO)
2016-04-05 08:33:13
熊本はやはり暖かいので、阿蘇山の山麓でも、桜が満開ですね。
この一本桜は、村の守り神なのでしょうか。
厳しい山村環境の中で、ご先祖を大切にしているのでしょう。
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山村風景 (飛行船)
2016-04-05 17:35:25
阿蘇山系の外輪山の中にある南阿蘇村は、のどかな山村ですね。
鉄道が1両編成で走るということは、少し過疎化しているのでは・・
多くの方がのんびりと楽しく生活していることでしょう。
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ヒトリシズカさま (いせえび)
2016-04-05 20:37:25
一心行の大桜とは初めて聞きました。
巨木ですね。雨に煙る桜も風情があっていいものです。
有名な一本桜はほとんどがソメイヨシノ以外の桜のようです。
この駅とは違いますが、南阿蘇鉄道の駅に立ち寄ったことがあります。
この鉄道の経営状況はどうなのでしょう。
かっては高森と高千穂を結ぶ鉄道計画があったようですが、その計画はおろか、高千穂鉄道自体が廃止になってしまいました。
南阿蘇鉄道がいつまでも存続されることを祈りたいです。
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いせえび様 (ヒトリシズカ)
2016-04-05 23:14:18
いせえび様

コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。

ソメイショシノ(染井吉野)は挿し木で増やすクローンなので、どのソメイヨシノの木も寿命は100年持たないようです。

現在、東京都内などのソメイヨシノの並木は代替わりをどうスムーズに実施するのか、各自治体は悩んでいます。

現在、多くの方は桜並木というと、ソメイヨシノの並木を想像しがちですが、たぶん江戸時代の後期でやっとソメイヨシノの木が普及し始めたために、江戸時代の桜並木はほとんどが垂れ桜などの別系統のサクラの木のようです。

今回、訪れた南阿蘇村、隣の高森町、その隣の宮崎県高千穂町でもソメイヨシノ以外の桜が多かったです。

たまたまですが、今回、拝見したNHK総合のニュース番組の九州支局版では、高森町では20代から30代の人口が減少し、老人介護の人材不足という問題が浮上していると伝えていました。
高森町は農業地帯である平野部分には、スーパーなどの商業施設が集約されていましたが、面積の多くを占める山間部では、人口減少の気配を感じました。

この結果、熊本市から大分市、あるいは宮崎県側につながる主要道路はかなり整備されていました。車社社会化した分だけ、南阿蘇鉄道高森線の乗客がたぶん減って、経営は厳しいのではないかと想像しています。
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南阿蘇村と高森町 (とおりもん)
2016-04-06 11:26:04
南阿蘇村には、白川水源などの多くの水源・湧き水が点在します。
隣町の高森町には、高森トンネル公園がありますが、ここは高森町と高千穂町を結ぶトンネルを掘ったところ、大量の湧き水がでて、トンネル工事が中止になり、大まかにいえば、これで鉄道事業が中止になりました。
地下水が豊富な土地での出来事です。
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