ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

仙台市青葉区にある瑞鳳殿は、うっそうとした杉木立の中に建っています

2012年11月21日 | 旅行
 仙台市青葉区の霊屋下にある瑞鳳殿(ずいほうでん)は、伊達藩の創始者である藩祖の伊達政宗の“お墓”に当たる廟です。このために、ここの地名が「霊屋下」(おたまやした)と名付けられています。「霊屋」とはお墓の意味のようです。
 
 瑞鳳殿などは、仙台城(青葉城)がある青葉山の一部が広瀬川にせり出した経ケ峯に築かれています。正確には、広瀬川がS字形状に曲がっているのを利用して、仙台平野側に少しせり出した山麓に建っています。

 瑞鳳殿は、寛永13年(1636年)に70歳で生涯を閉じた伊達政宗公の遺体を大きな壺に入れ、その壺などを守る建物です。

 瑞鳳殿の入り口に当たる門です。桃山様式の豪華絢爛な建築物です。



  門の裏側に施された装飾です。



 この門の上に設けられた瑞鳳殿です。



 本物は昭和20年(1945年)の戦災で焼失しています。現在の建物は昭和54年(1979年)に再建されたものです。

 少し離れた所に建てられた、二代藩主の伊達忠宗の霊屋となる感仙殿です。



 やはり昭和20年の戦災で焼失しました。現在の建物は、瑞鳳殿に続いて昭和60年(1985年)に完成したものです。仙台藩六十二万石の当時の財力を感じる桃山様式の豪華絢爛な建築物でした。

 瑞鳳殿や感仙殿などの伊達家のお墓が並ぶ霊屋は、うっそうとした杉木立の中に建っています。





 広瀬川からの上昇気流が当たる杉木立の上空に、トンビが多数、飛んでいます。うっそうとした杉木立の中に、多数の野鳥がいます。カケスをちらりと見かけました。エナガも数羽いました。

 霊屋下から瑞鳳殿までは、杉木立の中に設けられた、急な石段を登り続けます。登る途中で、神聖な地に入っていくという気分が高まります。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
桃山様式 (コアラの母)
2012-11-21 11:09:50
仙台市にある瑞鳳殿は、少し薄暗い杉木立の森の石段を上がっていくと、予想以上に豪華絢爛な桃山様式の建物が現れます。
歴史好きな高齢者や歴女が、土日は多数来ています。
普通の日は、こわいぐらい静かなところです。
返信する
桃山様式 (ももたろう)
2012-11-22 02:16:01
桃山様式の建築物は、安土・桃山時代から徳川時代初期の日本が戦国時代から戦争後の安定した社会に移行したことを示す様式だと思います。
代表的な建物は日光東照宮や二条城です。漆や金を多用する豪華絢爛なものです。
豊臣秀吉の派手好きを、徳川家が権力を誇示するために、引き継いだものと思います。
返信する
瑞鳳殿がある霊屋地域 (紅組)
2012-11-23 00:20:21
仙台市の瑞鳳殿がある霊屋地域は、仙台藩の重要な地域なので、庶民は入れない場所でした。
返信する

コメントを投稿