ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

上田市郊外の別所温泉にある曹洞宗の安楽寺の八角三重塔を参拝しました

2011年11月14日 | 旅行
 長野県上田市の西南の山麓にある別所温泉は、温泉と古刹が豊かな観光地です。塩田平という山間(やまあい)に、いい温泉がいくつも湧き、その温泉効用を求める人々の中から、信仰の地にもなったそうです。温泉は江戸時代には上田藩が管理したほどの名湯のようです。現在も有名な共同浴場が3カ所あるそうです。

 別所温泉は“信州の鎌倉”と呼ばれています。観光協会もキャッチフレーズに使っています。鎌倉時代に塩田北条氏が安楽寺(あんらくじ)を建立するなどした結果、いくつかのお寺が建ち並ぶからだそうです。鎌倉時代から武家の庇護を受け続けたようです。

 地元の方が安楽寺に行くように薦めるので、行ってみました。別所温泉は昔の街道のままで、自動車がすれ違うのがやっとの狭い道を上がっていきます。急な山を背景とした場所に、安楽寺は建っています。

 本堂は堂々たる建屋です。

  

 ご本尊の前に、鳳凰の図案が見事な垂れ幕がかかっていました。
 
 国宝の八角三重塔は本堂の裏手の、見上げるような山中に建っています。かなり斜度のきつい階段を上ると、途中から杉の木立の間から、八角堂を仰ぎ見ることができました。





 この八角三重塔は最近の調査によって、鎌倉時代末期の1290年代に建立されたことが明らかになり、禅宗様式の建築物としては最古とみられているとのことでした。



 八角三重塔の一番下の層は庇(ひさし)なので、数に入らないので、“三重塔”なのだそうです。周囲はお墓が並んでいます。このお墓の領域には関係者しか入れません。八角塔の背後にある木々も紅葉しています。



 安楽寺の本堂から参道の階段を下っていくと、入り口付近に植えられたカエデの木に小春日和の日が当たり、輝いていました。



 秋めいた日差しです。別所温泉には多くの観光客が来て賑やかですが、安楽寺の境内は、静かなままで平和を感じるひとときでした。

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1 コメント

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松茸山 (信州人)
2011-11-15 00:56:32
上田市の別所温泉の近くには、いわゆる松茸山がたくさんあり、11月中旬までマツタケご飯やマツタケのすき焼き、土瓶蒸しなどが食べられます。
それなりの価格ですが、本物の日本産松茸が食べ放題になります。

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