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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県東御市湯の池の平湿原では、濃い黄色のマルバダケブキの花があちこちで咲いています

2019年08月18日 | 旅行
 長野県東御市湯の丸高原にある池の平湿原では、濃い黄色のマルバダケブキの花があちこちで咲いています。

 このマルバダケブキの花は盛夏から晩夏にかけて咲く山野草の花です。


 
 東御市北部の端にある湯の丸高原の中にある、高層湿原の池の平湿原は標高が2000メートル程度です。

 池の平湿原の入り口の兎平(標高2061メートル)から針葉樹林の中の小道を南東方向に20数分下りていくと、池の平湿原にでます。

 本来ならば、8月初めごろから花を咲かせる、濃い黄色のマルバダケブキの花があちこちでやっと咲いています。

 背丈が大きく、濃い黄色の花はかなり目立ちます。葉は普通のフキに似ています。マルバダケブキはキク科メタカラコウ属の多年草です。



 例年の盛夏だと、マルバダケブキの花は8月初旬ごろになって、盛夏を迎える時期に花をたくさん咲かせます。

 池の平湿原は西と南北の3方向は山麓に囲まれています。東側部分には佐久平まで下っている“放開口”と呼ばれる崖があります。

 この日は、東側部分には佐久平は午前中は霧・靄(もや)があかった時間帯が多く、何となく曇りの日でした。

 その“放開口”と呼ばれる崖に向かって、佐久平に広がっていた霧・靄が上がって来て、約10数分ほど、池の平湿原は霧に包まれます。



 この霧が池の平湿原を覆うと、視界が悪くなり、見通しがあまりよくありません。



 さまざまな山野草が花を咲かせる7月は梅雨明けが遅く、8月も雨や濃霧の日々が多く、池の平湿原では山野草が咲く時期がいくらかずれているものもあるようです。

 8月の天候がよく変わる盛夏だったために、池の平湿原では、夏の山野草がいっせいに花を咲かせている感じです。

 ごく一部ですが、ノハナショウブの花もまだ、いくつか咲いています。これが今夏、最後の花のようです。





 可憐なマツムシソウの花もあちこちで咲いています。



 ハチやアブなどが飛び回る池の平湿原では、トンボもたくさん飛んでいます。

 野アザミの花の上に留まったのは、アキアカネでしょうか・・(あまりトンボの種類の同定には自信がありません)。



 野鳥のビンズイの声が時々、あちこちから聞えます。

 背の高い針葉樹の上の方に留まって、ビンズイはよく鳴いています。





 このビンズイは周囲を見渡しています。身体の縦じま模様が特徴です。

 高層湿原の池の平湿原では、晩夏を感じさせる風景になり始めています。