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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市右京区にある大覚寺境内の外に広がる大沢池を散策しました

2015年03月24日 | 旅行
 京都市右京区嵯峨大沢町にある大覚寺に行った話の続きです。

 大覚寺の境内内にある宸殿(しんでん)や五大堂(ごだいどう)を拝見した後に、境内の外側の東側に広がる大沢池に向かいました。

 大覚寺の境内を出て、外側の疎水の外側を東に向かいます。豪華絢爛な飾りの勅使門(ちょくしもん)の外側を通ります。この画像は、内側の境内側から撮ったものです(外側は木々が植えられ、木立の間からしか見えないためです)。



 広大な大沢池です。何となく霞んでいて春めいているように見えます。





 奧に丘陵が見え、鄙びた感じの風景です。ヒドリガモやオオバンなどが水面に点々と浮かんでいます。

 だいぶ昔は大沢池には、オシドリが飛来していたのではないかと想像させる襖(ふすま)の絵が大覚寺の境内の建屋にありました(写真撮影はOKの部屋です)。



 大覚寺の境内の外側沿いに大沢池に向かい、大覚寺の本堂である五大堂の外側の“展望デッキ”のすぐ下側に向かいました。さきほど、イカルの群れを眺めたところです(イカルの群れを観察した話は、2015年3月24日編をご参照)。

 この境内の外側には小さな祠(ほこら)があり、その祠の屋根に、ハクセキレイが1羽、登場しました。




 
 日ごろ見かけるハクセキレイの中でも特に白い色が強い羽根模様です。
 
 苔むした場所では、冬鳥のシロハラが登場しました。緑色の絨毯(じゅうたん)の背景がシロハラを美しく演出しています。


 
 以前に、この大沢池で野鳥観察していた京都市の野鳥観察愛好家の方の説明によると、「冬鳥や夏鳥などが日本に飛んで来たり、去って行く時の中継地に、大沢池付近はなっている」とのことでした。その時は、帰って行く夏鳥のキビタキを観察しているとのご説明でした。

 この大沢池の風景が今後も変わらず続くことを願っています。

京都市右京区の大覚寺の境内では、コゲラなどが飛び回っています

2015年03月24日 | 旅行
 京都市右京区嵯峨大沢町にある大覚寺に行ってきました。嵯峨の少し奧にあり、静かな風情のお寺です。

 この大覚寺は、正式には旧嵯峨御所 大本山 大覚寺という名称です。平安時代のはじめに、嵯峨天皇の離宮として設立され、貞観18年(876年)に大覚寺になった経緯を示しているそうです。

 寝殿造りの宸殿(しんでん)の前庭に植えられた右近のウメ(梅)と左近のタチバナ(橘)の片方のウメの木が満開です。色鮮やかなコウバイ(紅梅)の花です。



 宸殿の裏側にある建屋の前には、古木のウメの木があり、花をよく咲かせています。淡いピンク色の花です。



 このウメの木に、キツツキのコゲラが二羽、飛んできて留まりました。ウメの木の枝から枝へと動き回るコゲラの一羽は、その内に境内の大きなマツの木まで飛んで行って留まりました。



 コゲラはスズメぐらいの大きさなので、マツの木の幹の太さがお分かりになると思います。

 苔むした境内の庭では、カワラヒワも飛び回っています。実は、この鄙びた大覚寺周辺は京都市の野鳥観察のポイントの一つなのです。
 
 一番奥にある、現在の大覚寺の本堂の五大堂(ごだいどう)からは東側に広がる大沢池が望めるデッキ(?)があり、参拝者が休んでいます。

 このデッキの上から大沢池の岸辺を見ると、イカルの群れがいました。





 大覚寺正面側の外側には、大沢池から流れ出た疎水が流れています。その疎水に、コサギがいました。



 この疎水の近くに、カンヒザクラ(寒緋桜)と思われる木が植えられていて、濃い桃色の花を咲かせています。



 このカンヒザクラ(寒緋桜)と思われる木の近くには関係者以外は立ち入り禁止の場所のために遠目からの判断です。

 疎水にかかる石橋の奧に、大沢池が少し見えています。大覚寺の正面の外側は古刹の趣(おもむき)のある景色です。

 同じ右京区の嵯峨天龍寺芒ノ馬場町にある天竜寺の周囲は、大勢の参拝客・観光客で賑わっています。京福電気鉄道の嵐山駅やJRの嵯峨嵐山駅が近いことも一因です。そして、桂川左岸と中州である中ノ島公園の間にかかる渡月橋(とげつきょう)もあり、多くの観光客が行き来しています。

 賑わっている天竜寺付近から約20分から30分程度、北に向かって歩くと、静かな高級住宅街があり、そこを過ぎると、大覚寺の境内にたどり着きます。大覚寺周辺は、京都市の昔からの田園風景を感じさせる風情を残しています。