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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県比企郡滑川町の国営武蔵丘陵森林公園に、ウメの花を見に行きました

2015年03月08日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園にウメの花を見に行きました。

 ここの梅林のウメの花は開花期をもう過ぎたころではないかと思って出かけましたが、全体としてはこれから開花するウメの木も多く、ちょうど見ごろでした。

 ここは埼玉県中央部の丘陵地帯なので、東京都心部に比べると、気候・気温がやや寒いようです。

 国営武蔵丘陵森林公園の南口から入園しました。南門入り口から望める丘陵の森です。



 南口から東側に進むと、なだらかな丘陵部に広がる梅林に出ます。





 どのウメの木にも、味のある品種名のプレートが付けてあります(残念ながら、この品種名をメモしなかったので、由緒あるウメの木の名前を示すことができません)。

 咲き始めた少しピンク色がかったハクバイ(白梅)の花です。



 ハクバイ系の垂(しだ)れウメの木です。上部の枝に花がたくさん咲いています。



 赤みが濃いコウバイ(紅梅)の「鹿児島紅」の花です。



 梅林の各木の根元には、フクジュソウ(福寿草)が黄色い花を咲かせています。



 フクジュソウの花は少し開花期を過ぎている感じです。

 訪れた日はある程度晴れた天気でしたが、時々、強い寒い風が吹く日でした。このため、シジュウカラがウメの木の梢で時々、鳴いています。しかし、お目当てのルリビタキやメジロなどの野鳥は登場しませんでした。残念です。

 初春の穏やかな天気の下で、梅林のウメの花はいい薫りを周囲に漂わせながら、咲いています。初春の薫りです。

ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの「火星にすむつもりかい?」を読み始めました

2015年03月08日 | 
 ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新作の単行本「火星にすむつもりかい?」を読み始めました。

 この単行本は2015年2月20日に光文社から発行されました。この本が発行されることをあらかじめ、予告メールで知っていたので、2月21日に東京都心の大型書店に行って購入しました。伊坂幸太郎さんの新刊はいつものように、大型書店では目立つ場所に平積みでたくさん並べられていました。



 実は、まだ読了していません。いつもだと伊坂幸太郎さんの新作は購入後、数日で読み終わるのですが・・、

 その理由は、今回の物語は“平和警察”という戦前の特高警察のような悪の官僚組織が冒頭から登場し、地域住民に対して悪の限りを尽くします。地域住民同士に相互に監視させ合い、密告を奨励します。この相互に監視する態勢からあぶり出されて”危険人物”とみなされた人物は、過酷な取り調べを受け、ありもしない自白を強制され、力尽きて最後は公開処刑されます。とても、暗い導入部です。

 このために、いつもの軽妙な伊坂幸太郎さんの作品と異なり、冒頭部分の読後感が悪く、ページが進みません。

 この新刊の最終ページに「参考文献」と謝辞が載っています。驚いたのは、謝辞の相手が東北大学大学院工学研究科教授の杉本諭さんだったことです。杉本さんはネオジム・鉄・ボロン(NdFeB)高性能磁石などの研究開発リーダーをお務めの教員です。そして、文中に紹介されているように、この高性能磁石の耐熱性を高めるために添加されているレアメタル(希少金属)であるディスプロシウム(Dy)の添加量を大幅に削減するという素晴らしい研究開発成果を上げています。

 2月22日午後に、東京都心で、材料開発系シンポジウムが開催されました。いくらか遅れて参加しました。すると、座った席のお隣に、杉本さんが座っていました。この偶然に驚きました。

 シンポジウムの休憩時間に、「昨日、この近くの大型書店で伊坂幸太郎さんの新刊を購入し、いつもの習慣で最終ページを見ると、杉本さんのお名前が載っていたのですが・・」とお伝えしました。

 杉本さんは「この本の謝辞の件で、経緯についての質問を受けたのは初めてです」と、笑いながら、伊坂さんとの経緯を答えてくれました。

 現在、新刊「火星にすむつもりかい?」をやっと半分程度、読み終えました。