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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県ときがわ町の山里では、シュウカイドウが群生して花を咲かせています

2012年09月25日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡ときがわ町を囲むスギ林では、シュウカイドウ(秋海棠)の花が満開です。今回は、ときがわ町にヒガンバナなどを見に行った話の続きです。

 ときがわ町の西側は、標高700~800メートルの低山に囲まれた山里です。西側に向かう県道沿いには、製材所や家具づくりの工房や会社が並んでいます。周囲のスギ林を生かした地元企業が多い様子です。「ときがわ家具」を展示する建具会館が、ときがわ町にはあります。

 シュウカイドウは椚平(くぬぎだいら)という山里に群生して咲いているとの案内が道沿いに出ています。西に向かって山道の傾きがきつくなった場所のスギ林の急斜面に、シュウカイドウの群生地があります。延々と続くスギ林のごく一部に、シュウカイドウの花が咲き誇っています。



 だいぶ以前に、地元の方が植えたシュウカイドウが増えたとのことです。





 シュウカイドウは、江戸時代初期に中国などから園芸用に持ち込まれた多年草の帰化植物だそうです。8月から咲き始め、9月末には咲き終わるそうです。

 シュウカイドウの群生地の上側には、大きな農家の家が石垣づくりの急斜面に立っています。

 シュウカイドウの群生地の上側の旧小学校跡に、くぬぎむら体験交流館があります。地元の有志の方が運営する体験交流館は、地域に伝わるひもかわ(うどん)やきつね寿司などを提供しています。



 ひもかわは、小麦文化を反映した地元の食事を反映したものと想像しました。ジャガイモやカボチャなどの地元の野菜が、ひもかわと一緒に入っています。

 標高が約400メートルのくぬぎむら体験交流館から臨む山里の風景です。見えるのは、ほとんどが杉林です。



 山道は、軽トラック(たぶん4輪駆動車)に適した斜度と道幅です。大型のRV(レジャービークル)車で来た観光客の方が、「椚平地区の上側を通るのに苦労した」と話していました。

 さらに西側に進むと秩父地方の山里ですが、普通の車はここまででしか進めない雰囲気です。自動車が普及する以前は、自給自足の生活を強いられる山里だったと想像しました。