ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

安中市松井田町の「ろうばいの郷」では、ロウバイの花が咲き始めています

2012年01月08日 | 旅行
 群馬県安中市松井田町の北部では、農事組合法人「ろうばいの郷」がロウバイ林を約30年間にわたって育て上げ、安中市の早春の花の名所になっています。そのロウバイ林では、ロウバイの花が咲き始めています。

 ろうばいの郷は、今年1月8日の日曜日に「ろうばい祭り」を開催しました。松井田町の北側にある斜面にロウバイの木が1200株(1万2000本)植えてあり、昨年12月下旬から花が少しずつ咲き始めていたそうです。



 ろうばいの郷が育てているロウバイの木は、素芯(そしん)ロウバイから派生した満月(まんげつ)ロウバイという種類が一番多く植えられているそうです。





 満月ロウバイの花は花弁の先が丸みをおびています。これに対して、素芯ロウバイの花弁はやや細長い形です。

 花弁を逆光で透かして見ると、蝋細工(ろうざいく)のような透明感を感じ、「ロウバイ」と名付けられた理由が納得できます。



 ろうばいの郷のロウバイの木は、実際には一分咲きぐらいです。蕾も花と同じ黄色であるために、花がかなり咲いているように見えます。満開になるのは1月下旬から2月のようです。よく咲いていると感じるのは、ロウバイの花の甘い薫りが辺りに漂っているからです。この薫りは、「シネオール」「ボルネオール」「リナロール」という芳香油によるそうです。

 ろうばいの郷の南側には裏妙義山系がそびえています。午後3時ごろは、裏妙義山系はちょうど太陽のある位置側に見えるために、山麓はシルエットになっています。



 低山の奥には、浅間山の山頂部が見えます。いくらか冠雪しています。群馬県南部は快晴の下で、ロウバイの花がまず開花し、その内にウメの花がいっせいに開花します。この近くには、有名な「秋間梅林」があります。群馬県南部では早春の中に“春の芽”が潜んでいます。