
ニブリング跡(追い抜き跡)を残さないNCT金型の紹介です。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)専務の井手野です。
前回のブログ(精密板金・NCT加工機のニブリング加工をテーマにしたブログ)でもご紹介した通り、精密板金はNCT加工機によって汎用の金型を組み合わせて抜き加工が出来るので大抵の場合において専用の金型を作らずに済む(金型のコストが掛からない)事をお話しました。
通常NCT加工機が一回の加工に使える金型は58種類で、プログラムによって選ばれた金型を組み合わせて打ち抜き加工を行います。それに合わせて打ち抜く位置を少しずつずらして行く事で手持ちに無い金型の形状の穴加工が可能になります(下の写真は100×100mmの板を70×6mmのスロッティング金型で切り抜いた物です)。通常の金型でニブリング加工をする場合は切り口にポツポツとした跡が残ってしまいますが、スロッティング金型を使えばこの様な跡を付ける事無く加工ができます。

▲ スロッティング金型70×6mmを使い100×100mmの板を材料からニブリングで切り取った状態です

▲ NCT加工機に装着したスロッティング金型です

▲ ターレットから外して外に出すとスロッティング金型はこんな形をしています

▲ ニブリング加工を行った板の切り口に残るポツポツした跡

▲ スロッティング金型を使うと切り口にポツポツした跡は無くなります

▲ ニブリング加工をすると板の表面にもポツポツした跡は残ります

▲ スロッティング金型を使うと表面のポツポツはキレイに無くなります
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