板状の金属材料を使っていろいろな形に加工する事ができます。
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「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
一般的に箱といえば四角い形をしたものが多いと思いますが、気にして周りを見渡すとそれぞれ用途に合わせて箱の形状も様々です。精密板金加工は材料(板金)を使っていろいろな形の箱を作る事ができます。写真の箱は必要最小限のパーツを作り溶接で組立ててあります。表面に塗装がしてあるのでパーツ同士の繋ぎ目がわからない綺麗な仕上がりになっています。
▲ 必要最小限のパーツを作り溶接で組立てます
▲ 曲げやその他の方法を組み合わせて溶接個所を少なくします
▲ 置いたらピシッ!と安定する 当たり前ですよね
▲ 裏から見ても綺麗な仕上がりです
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精密板金の丸井工業
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金属を削る加工と金属を切り曲げる加工の紹介です。
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金属加工を大まかに分けると(ほんとうにザックリですが)金属の塊を削る切削加工と金属の板を切り曲げする板金加工がメジャーです。丁度手元に似た様な品物があったので精密板金加工と切削加工の違いを見て頂こうと思いました。精密板金加工は金属の板を曲げてそれぞれパーツを作り組立てますが機械加工は金属の塊を削って作ります。一概には言えませんがとりあえず、軽さやコストでは精密板金、精度や強固さでは機械加工、それ以外にも勿論用途に合わせてそれぞれ特徴があります。
▲ SPCC(鉄)の板金を使って精密板金加工で作った箱です
▲ アルミの塊を使って機械加工で作った箱です
▲ 曲げて加工した物のをスポット溶接で組立ています
▲ 必要な部分を残し不要な部分を精度良く削り取って加工します
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ねじ(ネジ)を板金に溶接するウエルドスタットの紹介です。
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ステンレスなどの材料(板金)は表面処理(塗装やメッキ)をせずにそのまま使う事ができるので、ステンレスの持つ金属の風合いを化粧面(一番目立つ面)として使う事ができます。パネルの裏側にスイッチなどの電気部品を取り付ける場合は金具を溶接する必要があるのでパネルの表面に溶接の跡が出てしまいます。表面に出た溶接の跡を消す為には表面を削り再度ヘアーラインやバフ仕上げなどを行うのでコストと時間が掛かります。ウエルドスタットは板金の板厚にもよりますが表面に溶接の影響が出にくい加工が出来るので素材の風合いをそのまま使いたいと言った場合にはお勧めです。
▲ ウエルドスタットを裏面に溶接してあります
▲ 裏面からみた写真です オレンジ色のネジがスタットです
▲ 裏面にウエルドスタットが溶接されている部分を拡大 溶接の影響はありません
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材料を無駄なく使う事によって節電します。
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節電と言うと、必要としない場所の照明を消したりエアコンの設定温度を上げたりとそれぞれ皆さん工夫をされていると思います。節電について少し目先を変えて見てみると我々物作りの会社は材料を加工して物を作っています。その材料は何かしらの形で電気を使って作られたり運ばれたり管理されたりした後に我々の手元に届きます。目には見ませんが材料を無駄に使う事によってそれだけ多くの電気が消費される事になります。要するに材料は無駄なく使う事によって節電に繋がるのです。下の写真はネスティングと言うNCTの加工方法です。専用のプログラムを使い色々な種類や大きさの製品を一枚の材料の中に無駄無く配置して材料を効率良く使います。丸井工業はISO14001(環境)を取得して6年目になりますが、材料の歩留まりについては取得以前のかなり前から環境に配慮してこのネスティングを取り入れ細かくなったスクラップは専用の業者に依頼してリサイクルを行っています。歩留まりを良くすると言う事は材料の無駄をなくしコストダウンにも繋がります。
▲ 1個の製品を材料1枚(緑の線)に配置した絵です 1個だけ作った場合残りの部分は残材となります
(ネスティングを使わないこの様な場合でも残材はギリギリまで使います)
▲ 1枚の材料にネスティング処理を行った絵です 色々な種類の製品が無駄無く配置されています
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精密板金なら専用の金型を作らずに加工ができます。
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薄い金属材料を加工して何かを作りたいと考えた時、金属を加工するのだから金型を作る費用とか諸々の初期費用が掛かるイメージがあると思います。しかし、精密板金加工なら専用の金型を作らずに汎用金型だけで加工ができるので特別に金型を作る必要がありません。但し、発注先の精密板金加工業者が保有する金型数やレーザー加工機の有無など設備条件にもよって一部金型が必要になる場合もあります。何千、何万個と同じ物を作る場合は専用の金型を作ってプレス加工をするのがお勧めですが、プレス加工の場合は専用に作った金型なので簡単には改造はできませんしそれなりの費用も必要になります。しかし、一回の注文が1個~100個程度の製作数であれば専用の金型を必要としない精密板金の方が形状や部分変更などにもフレキシブルに対応できるのでお勧めです。
▲ 精密板金加工製品の中では一般的に見かける加工です
▲ この様な加工でも専用の金型を作らずに加工が出来ます
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