
精密板金加工と機械加工(切削加工)についてです。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
薄い金属板(鉄板・アルミ板・ステンレス板・真鍮板・銅板など)を使って製品を作る事が得意なのが精密板金加工、金属の塊から製品を作る事が得意なのが機械加工です。板金加工と機械加工がお互いの持つメリットを上手に活用して協力しながら物作りをしています。
例えば箱の様な簡単な物を作る場合などは金属の塊を削って作る機械加工よりは板金材料を使って作る精密板金加工の方が比較的早くて費用も安くすみます。しかし部分的に精密板金加工の設備では要求された精度が出せないような場合は機械加工の設備を使って追加工をします。下の写真は板金で作ったパネルの裏面に溝を作る加工を機械加工によって行った加工です。

▲ 精密板金加工で作ったパネルの裏面です 裏面の外周に溝を掘る加工です

▲ 上の写真の一部を拡大しました 綺麗に精度良く溝が加工されています
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「加工」 をテーマにしたブログ一覧
※ ブログランキングに参加しています ※ →

気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)

ウエルドスタット(溶着スタット)加工 の紹介です。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
ウエルドスタット加工とはネジやスペーサーを板金に溶着させる加工です。板金の裏側に溶着しても表側に加工跡が目立たないのでフロントパネルの基板固定用などに使われています。丸井工業が使用しているウエルドスタット加工機はスタットの供給から加工までを行なう自動機です。一般的にはオペレータがプログラムを加工機に直接入力しますが、丸井工業はプログラムの入力ミスを防ぐ為に事前にCADによって作られた確認済みのプログラムをサーバーからダウンロードして加工を行います。

▲ ウエルドスタットを溶着させる自動機です そのつど5種類のスタットをホルダーに装備できます

▲ 中央部の銅で出来た部分はコレットといいスタットを挟み板金に溶着させます 右側が供給装置

▲ 供給装置がスタットをコレットに向かって搬送しているところです

▲ スタットが板金に溶着した瞬間です この様にスパッタと呼ばれる塵が飛びます

▲ 板金に数種類のスタットが溶着されています スタットが立ってる面はパネルの裏側になります
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「加工」 をテーマにしたブログ一覧
※ ブログランキングに参加しています ※ →

気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)

NCT加工機の金型はこんな構造をしています。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
NCT加工機は主に板金(材料)を抜く、絞る、切り起こす(曲げ)、などの加工を行います。それぞれの加工に合った金型をNCT加工機に装着して行います。通常NCT加工機の内部には48種類の金型が装着されています。それらの金型を組み合わせて加工をする事により大きなものから小さな物まで専用の抜き型を作る事無く必要な形状を板金に加工します。
NCTの金型は金型の上部を押し下げる事により、金型ホルダー内部からそれぞれの加工に必要な形状が飛び出して下型に入り込む事により切る、絞る、切り起こす、などの加工を行います。写真は四角の穴をあける為の金型ですが、板金を少しずつずらして打ち抜けば大きな四角穴や長方形の穴も加工が出来ます。NCT加工機は金型で板金を打ち抜くので金型の入り口(切り口)は板金が引き込まれる様な状態になり少しダレた様な曲線が付きます。

▲ NCT加工機のターレットです この円盤状のホルダーに金型を装着します

▲ ターレットから抜き出したNCTの標準的な金型の外観です 撮影の為に装着時とは逆を向いています

▲ 金型のホルダーを外すと中に金型(刃物)が入っています

▲ 加工機が金型を押し下げると右側のホルダーが板金を押さえて同時に中から刃物が飛び出す仕組みです

▲ 金型はこの様に金型ホルダーから下型に向かって飛び出して板金に穴をあけます
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「NCT」 をテーマにしたブログ一覧
※ ブログランキングに参加しています ※ →

気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)

ケースの放熱や軽量化にはスリット加工といった方法があります。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
製品の軽量化をする方法の一例として材料の板厚を薄くする、部品が付かない広い面などに複数の穴をあて余分な部分を切り取ってしまう(肉抜き)などの方法があります。しかし、それらは製品全体の強度を下げてしまう場合があります。また、放熱の為に製品の側面に大きな開放部分を作る場合などは、そこから内部に手や遺物が入り込まない様に別の部品を考える必要があります。それ以外にも製品の外形寸法などサイズが限られた中で放熱や軽量化などいろいろな要求に合わせてケースを作る事は大変な作業です。
軽量化(肉抜き)と放熱を兼ね備えた加工方法の一つとしてスリット加工が上げられます。
スリット加工とは長方形の金型を使いピッチ(穴と穴の寸法)を決めて追い抜きを行う事です。長方形の金型の大きさやピッチを自由に選んで加工をする事が出来ます。同じ様な考え方で小さな丸穴を明ける金型を使えば製品の必要な場所に網の目の様な穴(パンチングメタルの様な)をあけられます。どちらにしてもたった一本の金型だけで加工が出来ます。

▲ アルミを使用して曲げ構造で作られたシャーシです

▲ 手前がフロント側で、フロントとリアには別のパネルを取り付けます

▲ 内側から見た写真です 放熱と軽量の為、本体左右にはスリット加工を施してあります

▲ スリット(長穴)の大きさやパンチ数は任意に決める事が出来ます
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「NCT加工」 をテーマにしたブログ一覧
※ ブログランキングに参加しています ※ →

気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)

精密板金加工で作った板金部品をリベットで組み立てた製品例です。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
この製品はスポットなど溶接は使用せずに全てリベットで組み立てています。溶接で板金を組み立てると箱の形状のままメッキ槽に入れてメッキを付ける事になります。その場合メッキが付かない部分が出来たり、液ダレまたは溶接した板金部品同士の隙間にメッキ液が残ってしまうなどのリスクが伴ってしまいます。それに比べてリベットの場合は個々の板金部品にメッキを付けてから組み立てを行うので溶接において生じる様な問題も無く全体的に綺麗な仕上がりになります。

▲ 三価青メッキです 組立はそれぞれの板金部品にメッキを付けた後行います

▲ 皿リベットを使用しているので表面も平らな仕上がりになります

▲ 一番外側の部品はコの字に曲げて一面だけリベット止めにしています
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「リベット」 をテーマにしたブログ一覧
※ ブログランキングに参加しています ※ →

気に入った記事や参考になったと思った時は応援のポチを頂けると嬉しいです
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2008-2012 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.(文章・画像の著作権は丸井工業株式会社に帰属します)
サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧することができます
・Google画像検索による精密板金の丸井工業ブログ掲載の写真のサムネイル一覧です。このサイトに掲載されている写真のイメージ把握にお使いください。 >>サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧する | ![]() |