後燕(フウヨン)国境で誓いをたてるタムドク王
公開土太王 vol38 第76話
タムドク王:バタル、お前たちの企みのことはとうに知っていた。
バタル大族長:なぜ、碑麗(ピリヨ)が大族長である私を襲うとは
タムドク王:お前の暴政に苦しめられてきた碑麗人の怒りだ。
お前の過ちが、お前の兄、タダルの遺志にいかに背いてきたか
これでわかったか
アグバン。この裏切り者め。
アグバン:大族長どうか考えを改めてください。
碑麗(ピリヨ)が高句麗に属してから、民は皆穏やかにくらしています。
碑麗(ピリヨ)の民すべてが高句麗王をたたえているのです。
タムドク王:
民にとって、誰が王で、誰が大族長かなどどうでもよいことだ
ただ、平和に豊に暮らせるなら、それがよい王でありよい大族長なのだ
そんな単純な民の心さえも分かっていなかった
右将軍(ウチャングン)、奴らは後燕(フウヨン)の兵たちに違いない。
やつらを尋問して、所属する軍と上に立つ将軍が誰か調べ上げよ。
慕容宝(ボヨウホウ):馮跋将軍(フンバイチャングン)なぜ一人で戻ったのだ。
バタル族長は?タムドクはどうなった?
馮跋将軍(フンバイチャングン):計画は失敗です。
タムドク王:
後燕(フウヨン)がこうも卑劣な国に成り下がるとは
弔問に来た高句麗王を暗殺しようとしておいて、よくいえたものだ。
うそ偽りが通るとでも思っているのか?
ファンフェ将軍:
後燕(フウヨン) 中山のハンボ城 パンサン将軍の兵士150人
アソジョン将軍の騎兵100人
ユアン城 ヘシルム将軍の兵士200人
馮跋将軍(フンバイチャングン)の兵士 300人
さらに河間王(コウカンオウ):慕容熙(ボヨウキ)皇子の新しい官職
タムドク王:使節館で答えを待つとしよう
兵士たちの身柄は我らが預かる
タムドク王:ハムジ軍師。そなたのおかげで危機を抜け出せたのだ
ハムジ軍師:
この件は、後燕(フウヨン)の手足を縛る程度にしておくべきかと存じます
慕容宝(モヨンボ)が皇帝となった今、権威を高めようとするはず
内部では臣下を束ね。外部には後燕の力を示すでしょう
新しい世の到来を天下に告げるために
ファンフェ将軍:では、戦を起こすこともあり得ると?
ハムジ軍師:それこそが最も憂慮されることです。
慕容宝(モヨンボ):望みを聞こう
タムドク王:後燕の真義だ(シヌユ)
慕容宝(モヨンボ):後燕の真義?(フウヨンのシヌユ)?
タムドク王:今後3年感(アポロ3ネンカン)高句麗を始め我が国の属国と同盟国を決して侵さぬという約束だ
また、高句麗に配置している後燕軍を50里先まで退かせよ
これは、高句麗 両軍の衝突を防ぐためのものだ
タムジュ王妃が密偵だ言い出す慕容宝(モヨンボ)。
絶体絶命の窮地にたたされるタムドク王の前で、
トグアン将軍:すべて私が高句麗に機密を流したのです。
コウン:何を言い出すのだトウガン将軍。
トグアン将軍:私は高句麗の将軍です。密偵を務めたのは高句麗への忠義からでした。
この場で死んでも悔いはありません。
トグアン将軍の牢屋を訪ねたタムドク王。
そなたは余の臣下だ。
そなたの忠誠心は誠に深く見事であったぞ。
そなたを救うことができぬ余をゆるしてくれ。
トグアン将軍:どうか大いなる志を成し遂げ、高句麗を明るく照らしてください。
高句麗討伐を誓う慕容宝(モヨンボ):
敵国には同盟を申し入れ、財を投じて軍も拡充せねばならぬ
今後3年間、我らは過酷な冬の時代を迎えることになろう
あの憎きかたき高句麗を征服するために
後燕の国境で誓いをたてるタムドク王:
我らの先祖の血が余の胸を突き刺すように痛める
高句麗の民が暮らす地だ。
何としてもあの地を取り戻し、それを足がかりにさらに広い中原を目指すのだ
公開土太王 vol38 第76話
タムドク王:バタル、お前たちの企みのことはとうに知っていた。
バタル大族長:なぜ、碑麗(ピリヨ)が大族長である私を襲うとは
タムドク王:お前の暴政に苦しめられてきた碑麗人の怒りだ。
お前の過ちが、お前の兄、タダルの遺志にいかに背いてきたか
これでわかったか
アグバン。この裏切り者め。
アグバン:大族長どうか考えを改めてください。
碑麗(ピリヨ)が高句麗に属してから、民は皆穏やかにくらしています。
碑麗(ピリヨ)の民すべてが高句麗王をたたえているのです。
タムドク王:
民にとって、誰が王で、誰が大族長かなどどうでもよいことだ
ただ、平和に豊に暮らせるなら、それがよい王でありよい大族長なのだ
そんな単純な民の心さえも分かっていなかった
右将軍(ウチャングン)、奴らは後燕(フウヨン)の兵たちに違いない。
やつらを尋問して、所属する軍と上に立つ将軍が誰か調べ上げよ。
慕容宝(ボヨウホウ):馮跋将軍(フンバイチャングン)なぜ一人で戻ったのだ。
バタル族長は?タムドクはどうなった?
馮跋将軍(フンバイチャングン):計画は失敗です。
タムドク王:
後燕(フウヨン)がこうも卑劣な国に成り下がるとは
弔問に来た高句麗王を暗殺しようとしておいて、よくいえたものだ。
うそ偽りが通るとでも思っているのか?
ファンフェ将軍:
後燕(フウヨン) 中山のハンボ城 パンサン将軍の兵士150人
アソジョン将軍の騎兵100人
ユアン城 ヘシルム将軍の兵士200人
馮跋将軍(フンバイチャングン)の兵士 300人
さらに河間王(コウカンオウ):慕容熙(ボヨウキ)皇子の新しい官職
タムドク王:使節館で答えを待つとしよう
兵士たちの身柄は我らが預かる
タムドク王:ハムジ軍師。そなたのおかげで危機を抜け出せたのだ
ハムジ軍師:
この件は、後燕(フウヨン)の手足を縛る程度にしておくべきかと存じます
慕容宝(モヨンボ)が皇帝となった今、権威を高めようとするはず
内部では臣下を束ね。外部には後燕の力を示すでしょう
新しい世の到来を天下に告げるために
ファンフェ将軍:では、戦を起こすこともあり得ると?
ハムジ軍師:それこそが最も憂慮されることです。
慕容宝(モヨンボ):望みを聞こう
タムドク王:後燕の真義だ(シヌユ)
慕容宝(モヨンボ):後燕の真義?(フウヨンのシヌユ)?
タムドク王:今後3年感(アポロ3ネンカン)高句麗を始め我が国の属国と同盟国を決して侵さぬという約束だ
また、高句麗に配置している後燕軍を50里先まで退かせよ
これは、高句麗 両軍の衝突を防ぐためのものだ
タムジュ王妃が密偵だ言い出す慕容宝(モヨンボ)。
絶体絶命の窮地にたたされるタムドク王の前で、
トグアン将軍:すべて私が高句麗に機密を流したのです。
コウン:何を言い出すのだトウガン将軍。
トグアン将軍:私は高句麗の将軍です。密偵を務めたのは高句麗への忠義からでした。
この場で死んでも悔いはありません。
トグアン将軍の牢屋を訪ねたタムドク王。
そなたは余の臣下だ。
そなたの忠誠心は誠に深く見事であったぞ。
そなたを救うことができぬ余をゆるしてくれ。
トグアン将軍:どうか大いなる志を成し遂げ、高句麗を明るく照らしてください。
高句麗討伐を誓う慕容宝(モヨンボ):
敵国には同盟を申し入れ、財を投じて軍も拡充せねばならぬ
今後3年間、我らは過酷な冬の時代を迎えることになろう
あの憎きかたき高句麗を征服するために
後燕の国境で誓いをたてるタムドク王:
我らの先祖の血が余の胸を突き刺すように痛める
高句麗の民が暮らす地だ。
何としてもあの地を取り戻し、それを足がかりにさらに広い中原を目指すのだ