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マイコー雑記

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「しつけ」が目指すものとは?英訳は「discipline」だけれどニュアンスは随分違う

2016年07月15日 | 思慮あるしつけ(discipline)

「しつけ」という言葉は、

英語だと「dicipline(ディッシプリン)」と訳されますが、

微妙に意味が異なります。

 

「しつけ」というと、

犬猫などの動物も含まれ、

他者がより力を持たないものを「調教」したり「訓練」するといったようなニュアンスがあります。

 

一方「dicipline」とは、

「律する」という意味。

子育てでの「dicipline」の目標とは、

将来その子が「自分を律する(self-discipline)」ことができるようになる、

ということです。

 

「将来この子が自分で自分を律することができるように」とは言いますが、

「将来この子が自分で自分をしつけられように」とは言いません。

「しつけ」とは、

全くもって他者へ向けての行為、

しかも、上から下への行為なんですね。

 

 

子育てでの「dicipline」とは、

最終的に「自分を律する」ことができるよう目指すこと。

 

では、「自らを律する(self-discipline)」ようになることが、

なぜ大切なのでしょう?

(以下‘Effective Discipline for children’より)

 

「自らを律する(self-discipline)」ことで、

「子供は、危険から身を守り、

健やかな良心を発達させ、

内在する責任感や自制心を身につけていく」

とされています。そうして、

「快楽を先延ばしにすることができ、

他者のニーズを考慮し、

攻撃的であったり敵対心を持つことなく断定的で、

必要ならば不快感に寛容でもあれるといった、

成熟した感情をもつ大人に成長する」と。

ーーーーーーーー 引用終わり ーーーーーー

 

ヒトは一人では生きていけません。

集団で暮らし、

自らの望みと、周りからの望みの間で葛藤を抱えつつ、

互いにwin-winとなる着地点を模索していくこと、

それが、自らの幸せ、そして、他者&集団の幸せにも繋がります。

そのために、「自らを律する」ことが必要になるんですよね。

 

 

こうした「しつけ」と「dicipline」という言葉の違いを理解しつつ、

「しつけ(dicipline)」についてみていきます。

 

注目したいのは、子供の性質により、

効果的な「しつけ(dicipline)」の方法が違ってくるということ。

 

・子供の性質分類

・様々な「dicipline」の方法

・ADHD傾向にある子は報酬などの外的動機付けがより効果的?

・「タイムイン」の具体的方法例

・年齢に見合った「dicipline」の方法

 

などなどについて、

引越しのダンボールに囲まれながら、

少しずつまとめていきますね。


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