「ギフテッド」というコンセプトは、
日本でも以前よりは知られるようになっていますね。
それでも、そうしたギフテッドというコンセプトの紹介とは、
多くの場合、「知的で優れた能力を持つ子」というものだと思います。
そこで今回、ギフテッドの専門家が口を揃えて言い、
私自身も、これまで「ギフテッド」とされる子ども達に出合う中で感じてきた、
ギフテッドの「感受性の強さ」についてとりあげました。
ニッチなテーマを、
こうしたメジャーなウェブサイトでとりあげていただけたことを感謝しています。
これまで「この子ってなんでこうも難しいんだろう」と、
子どものネガティブ面にばかり目がいっていた方が、
そうした「難しさ」の秘める可能性に気づき、
より前向きに子どもさんへ向き合えるようになっていただけたらなあ、
そうして自己をより肯定できる親子が、少しでも増えていったらなあ、
そんな願いを込めて書きました。
Q:家の子は「感受性の強さ」がありますが、
ギフテッドなのかHSCなのかどっちなんでしょう?
先日も、こんな質問をいただきました。
私自身は心理学者ではありませんし、
何らかの診断を下せる立場にはありません。
ですから、
これまでのリサーチと様々なギフテッドとされる子や子ども達に接してきた体験から、
思うことを書いてみますね。
「感受性の強さ」について、
HSCの「敏感さ」とギフテッドの「過度激動」の共通点を、
こちらにもまとめてきました:
・ハイリーセンシティブチャイルドとギフテッド、HSPがより自信とサポートを得るのなら・・・
そして私自身も、知れば知るほど、
HSCの「敏感さ」とギフテッドの「過度激動」って
似てるよなあと感じています。
アメリカでは今回の『オールアバウト』の記事にあげたように、
96%の州でギフテッドの定義が決まっています。
ギフテッドと「認定される」ことで、アメリカのいくつかの地域のように、
特定のサービスを受けられるという状況ならば、こうした州ごとの定義に厳密に則り、
その子がギフテッドあるかどうかを突き詰めることの意味もあると思います。
それでもそもそも、
ギフテッドというのは、世界的にみるなら定義が定かではないとされています。
また、HSCやHSPというのは、自己診断の場合も多いでしょう。
ですから、私自身は、
HSCやギフテッドというコンセプトにより
子どもや親が、生き辛さの因を理解し、
対応法を参考にし、工夫しながら、より自由になっていったり、
「自分/この子は、HSC/ ギフテッドだ」と感じることで、
自己肯定感や自信が高まるならば、
HSC、ギフテッド、どちらであろうと、コンセプトや対応法をどんどん活用していけばいい、
そんなように思っています。
そして、HSCやHSPやギフテッドというコンセプトに触れることで、
「敏感さ」や「過度激動」と隣合わせにある、
「潜在力」や「ポジティブ面」に、
より目が向けられるようになったらいいですよね。
優れた教育者とは、
「この子はギフテッドである/でない」と振り分けるよりも、
その子その子の「ギフテッドネス」を見出し、
それぞれ異なるニーズをくみとり、伸びるサポートをしていく人々、そう思います。
そして私自身、そんな教育者でありたいなあ、そう思っています。
ギフテッドの専門家で教育学者のジョセフ・レンズーリ氏の言うように、
その子がギフテッドかどうかより、
その子の「ギフテッドネス」をどう伸ばすかへフォーカスしていきたいです。
・消費するだけでなく創造できる「ギフテッドネス」をどう開発する?教育学者レンズーリ氏の研究紹介
興味ある方是非どうぞ!
『オールアバウト』:ギフテッドとは?感受性が強く優れた潜在能力を持つ子
ギフテットの特徴のひとつとされる「感受性の強さ」についてまとめてあります。
HSCはじめ「感受性が強いなあ」と感じる子供に接する方々も、多くの共通点を見出されると思います。
感受性の強さの持つポジティブ面にも目を向け、対応法を参考にしていきたいですね。
7月8日は、京都の東映太秦映画村にて、
「日本でギフテッドを応援しよう!」という家族の集まりに参加する予定です。
難しさを抱えることもある子ども達に、
「ギフテッドネスを見出しサポートしよう!」と頑張られている方々にお会いできるのを楽しみにしています!
興味のある方、「ギフテッド応援隊」のブログへお問い合わせくださいね。
実家の文化教室では、今「押し花教室」をしているようです。
20年間、続けられてきた先生とのこと。
週末の朝に、街の片隅で、嬉々として集まり押し花を楽しむ人々がいる、
そう思うと、何だか、ほんわりしますね。
近所の日本庭園にて。
こ、鯉の餌が!
今夜は小中の同窓会、30年ぶりに会う面々と童心に返ってきます!
みなさん、喜び見出す週末を!