鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

豪雨から待避 四日市でDD51を

2011-08-31 | ディーゼル

 8月27日、下りの紀勢貨物を撮影した後、上り2088レを撮影するために熊野市方面に南下する計画を立てていました。しかし、鵜殿の発車は午後遅い時刻です。すぐに行く必要もなく、雲が割れて太陽が顔をのぞかせ始めた伊勢柏崎でもう少し、と考え、キハ40系やキハ85のワイドビュー南紀を撮り、さらに今後のロケハンを兼ねて三瀬谷の宮川にかかる橋梁を見に行きました。三瀬谷のポイントも超有名なところですが、私は初めて。いくら有名でもこの目で確かめておかなければ次の撮影に結びつきません。行ってみると、確かにすばらしい大橋梁で、雨が降ったりやんだりでしたが、ここを渡るキハ40系やキハ85を記録しました。

 正午前に通過する下りのワイドビュー南紀を撮って南下しようと、車を降りてポイントに向かいます。ところが、そのころからしのつく雨に。どんどん、どんどん雨は激しくなって足下は川のように激しく水が流れ、橋梁がかすんで行きます。定刻になっても列車はやって来ません。これ以上、傘を差して立っていても無駄と引き上げ、おそらく雨量規制で抑止がかかったのだろうと判断し、計画を練り直します。

 後でわかったのですが、まさに伊勢柏崎付近の豪雨で抑止がかかり、その後、遅くまでダイヤが混乱。これが原因で、上りの2088レも運休になったのでした。

 「この雨では南に行くのはリスキー」と考え、四日市ならセメント輸送のDD51が見られると、北上することにしました。紀勢道や伊勢道を走り、東名阪自動車道に入っていくと、雨は穏やかになり、ついに晴れ間が出てきました。四日市のインターを降りると、暑い真夏の晴天です。時刻を見たら、四日市を発車する富田行きのセメント列車に間に合いそうです。四日市駅北側で撮ろうと、駅近くで確認すると、なんとライトを点灯して今にも動き出しそうなDD51貨物が2本も名古屋向きに止まっているではありませんか。1本は緑タキを連結しています。土・休日運休とされている石油輸送列車でした。これはラッキーとカメラを持って構えます。
 まず、セメント列車が出てきて、その後間もなく稲沢行きの石油列車も出発していきました。

 これに気をよくして、今度は臨港線の末広可動橋に行きます。国内唯一の現役の鉄道可動橋は、四日市の歴史をめぐるツアーの人たちが見学に訪れる場所になっていて、この日も観光バスがやって来ました。まずは、可動橋を渡って東に向かう列車を撮り、すぐに可動橋の西側のたもとに移動します。青空をバックにDD51-1802がデッキに係員を乗せて渡って来ました。これが四日市の臨港線のハイライトです。三瀬谷から四日市までは結構距離があり、時間もかかるのですが、やって来てよかったと思いながらシャッターを切りました。

2011-8-27 JR貨物四日市臨港線 午後の4便(というのだろうか) DD51-1802
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 ED VR2,70mm,ISO 200
1/500秒,f9,-0.7段,WB:晴天



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大カーブを行く 紀勢貨物2089レ

2011-08-31 | ディーゼル

 8月27日、六軒-松阪、阿曽-伊勢柏崎と紀勢貨物の2089レを撮影した後、大内山-梅ヶ谷の大カーブでこの列車の撮影を締めくくりました。

 イセカシでの撮影後、この3回目の撮影場所まで移動する時間と列車の通過予想時刻が近接しており、間に合うかどうか不安でした。でも、安全運転で行かなければなりません。国道42号線は片側1車線。前方を低速車が走っており、正直、間に合わないのではないかとひやひやしましたが、大半は追い越し禁止区間ですし、他の車の流れに合わせて走らないといけません。ややもするとイライラする気持ちを抑えながら目的地に着くと、間もなく大内山で2089レと交換する特急「南紀」が上って行きました。

 三脚をセットする余裕はなく、安全なアウトカーブの外側から手持ちで構えます。すると、本当にゆっくりとした速度で緑濃い林の向こうからDD51が姿を現しました。駅を発車した直後で、上り勾配でもあるのでしょう。エンジンがうなりを上げ、煙突から紫煙を噴き上げているのがはっきりとわかります。そして目の前を轟々と通過して行き、DD51の迫力を実感しました。

 今回の撮影行で、紀勢貨物を撮れたのはこの列車だけでしたが、吉岡ユウさん、ZAXISさんの様々なご教示で満足いく写真が撮れたと思っています。事前にダイヤのことや撮影地のことを親切に教えてくださったお2人にこの場で改めてお礼を申し上げます。また、いろいろな表情を見せてくれる紀勢貨物撮影に出かけたいと思っております。

2011-8-27 JR東海紀勢線 大内山-梅ヶ谷 2089レ DD51-875
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,80mm,ISO 400
1/500秒,f3.5,-0.7段,WB:晴天

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雲低く 山懐をDD51貨物が行く

2011-08-29 | ディーゼル

 8月27日の土曜日にJR東海紀勢線の阿曽-伊勢柏崎で撮影した鵜殿貨物2089レの写真をもう1枚、アップします。京阪神近郊では、城東貨物線のDD51やDE10の貨物が電機にかわったので、JR西日本の工臨くらいしかDD51が牽引する列車は見られなくなって来ました。たまに臨時で客レや甲種を引くこともないことはないのですが。その点、ほぼ毎日、このようにフルコンのコキを従えて走る愛知区のDD51、見とれてしまいます。

 かつて、中学生のころに関西線の加太の大築堤でD51を追っていたとき、DD51を嫌っていました。D51を追い散らす存在として。そのころはそう思っても仕方がなかった状況でしたが、今から考えると惜しいことをしたなと思います。そのころのDD51って、すべて原色ですもの(笑)。いっぱい撮っとけばよかったなあと。でも、フィルム代も現像代も中学生にとっては大きな出費だったのですよね。

 さて、前回掲載の写真はD7000に望遠で撮ったものでしたが、これはD700でワイド気味に撮ってみました。引きつけて手持ちで狙ったもので、雲が低く垂れ込めて、この場所が山間にあることがよくわかると思います。
 順光のきれいな写真は魅力的です。しかし、このような写真も私は雰囲気があって大好きです。四季があるように、天候もさまざまですから。365日晴れるわけがないのですから、雨や雪、霧、曇りもあるのが日本の鉄道写真ではないでしょうか。

2011-8-27 JR東海紀勢線 阿曽-伊勢柏崎 2089レ DD51-875
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,66mm,ISO 400
1/1000秒,f5.6,-0.7段,WB:晴天

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初の紀勢貨物 イセカシで

2011-08-28 | ディーゼル

 1日1往復の紀勢貨物(鵜殿貨物)を撮りたくなり、8月27、28両日、伊勢柏崎などに行って来ました。予定では27日の上下、28日の下りの3本を撮るつもりでしたが、27日に伊勢柏崎周辺で大雨が降ったため、運転見合わせが発生。この影響で27日の上り、28日の下りはウヤになり、撮れたのは27日の2089レだけでした。

 この結果、27日の午後は四日市でセメント輸送や石油輸送にいそしむ愛知区のDD51を撮影。28日は多気から関ヶ原に転戦して8865レ、5087レなどを撮ったあと、北陸線の新疋田-敦賀に移動してJR西日本のDD51が引くロンチキ工臨を撮影しました。レンタカー利用でしたが、2日間の走行距離は800キロ余り。あちこち、よく走り回ったものです。その割に写真は相変わらず駄作の量産で、汗が噴き出しますが・・・

 さて、この写真は紀勢貨物のハイライトとも言うべき、阿曽-伊勢柏崎のS字です。超有名な撮影地で、これまでからすばらしい作品が多数発表されています。今さら、私の写真を載せても何の参考にもならないと思いますが、このブログは私の撮影日誌みたいなものですので、おつきあいください。

 この日は未明に京都の自宅を出発し、まず六軒-松阪でこの2089レを撮影。すぐに伊勢道や紀勢道などを使って先行し、このイセカシで2回目の撮影となりました。天気がイマイチで、六軒-松阪では雨の中、傘を持って撮りました。このイセカシでは曇ってはいるものの、結構明るく、よい雰囲気でした。他の撮影者も来られず、1人でこの雰囲気を満喫できました。カマは更新色機でしたが、非電化区間をDD51が色のそろったコンテナを満載して走る姿はしびれますね。

2011-8-27 JR東海紀勢線 阿曽-伊勢柏崎 2089レ DD51-875
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,175mm,ISO 400
1/800秒,f5.6,-0.7段,WB:晴天

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水上へ急げ C61発車

2011-08-24 | 蒸機

 柿崎-米山で485系T18編成の北越1号を撮影した8月16日。北越3号にも急行「能登」として金沢に着いたK2編成が充当されます。同じ場所で待つのは時間があまりすぎますし、光線もよくありません。そこで、西へと迎え撃ちに行きます。ただし、いくら北陸道を飛ばしたとしても行ける場所は限りがあります。どこに行こうか悩んだ末、JR西日本管内に戻って、東富山-水橋の常願寺川橋梁にしました。ここは、橋梁から西の築堤で立山をバックにやって来る上りの撮影地で、果たして下りを撮れるのか、よくわからないままでした。行ってみると、どんより曇っていますし、橋梁にもタイガーロープが張ってあります。しかし、撮影できないという感じでもなく、構えていると奇跡的に3号通過時に日が差して、きらりと国鉄色のボディが輝いてくれました。

 さあ、次はどこに行くのか。シンキトさんに選択は上越線の水上駅です。C61-20による「SLみなかみ」の運転があり、水上を15時20分に発車します。高崎に向けて走る「SLみなかみ」は箱根駅伝の復路・山下りのようなもので、ほとんど煙は期待できませんが、水上発車はさすがにある程度は吐いてくれるはず。関越道を急ぎ、15時ごろに到着しました。すでに多くの方々がカメラやビデオを構えておられますが、その外側にハスキーを立て脚立に上ってなんとか撮れるようにセットしました。そして定刻、汽笛とドラフトを響かせ、ゆっくりと動き始めたC61。爆煙とはいきませんでしたが、黒煙を吐いて進む大型蒸気の迫力にしばし見とれる瞬間でした。

 ちなみに、この列車には「京都れいる倶楽部」のメンバー、原型大窓ヒサシ付さんがご家族と乗車されていたそうです。しかし、互いに気づかなかったのはご愛敬でした。撮影後、近くのおいしいお蕎麦屋さんで遅い昼食をとりました。舞茸の天ざるそばをいただきましたが、天ぷらはかりっと揚がっていますし、お蕎麦ののどごしもよく、非常に美味でした。食後はみなかみ町営の日帰り温泉施設、谷川温泉「湯テルメ・谷川」へ行き、渓谷沿いの露天風呂に入り、汗や疲れを流して、次の撮影に備えました。

2011-8-16 JR東日本上越線 水上 SLみなかみ C61-20
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,165mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

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北越 T18シリーズ 今度は柿崎-米山

2011-08-23 | 485・489系

 8月16日、北越1号に485系T18編成が入ったため、JR東日本信越本線の柿崎-米山で撮影しました。前日、JR西日本北陸本線の魚津近郊で北越8号に入ったこの編成を記録することができました。北越8号に入ったのなら、同夜、金沢を出発する急行「能登」に充当されるはずと考えていました。ところが、能登はK1編成に差し替えとのこと。深夜の長岡駅でバルブして編成を確認し、T18が入る1号を待つため、柿崎-米山の線路わきに車を止め、シンキトさんと車中で夜を明かして待ちました。

 眠りこけていると、突如、轟音が響き目を覚ましました。機関車が横を通り過ぎて行きます。「貨物か」と思ったら、後ろに窓からこぼれる光が見えます。「大阪」の文字も読み取れ、4002レ「日本海」だと気づきました。久々に客車列車の迫力を感じました。

 夜明けとともに起き、シンキトさんと2人で思い思いのポジションに行きます。シンキトさんは得意の3台切り。私はできるだけ海を入れたいので、首振り位置に構えます。約1時間前に先行してくる快速「くびきの1号」の同じ485系6連、T16編成で構図を確認。海がどれくらい入るかも確かめることができました。

 そして、いよいよ北越1号の時間が迫ります。カッと晴れていた太陽が薄い雲で勢いをなくしてしまいましたが、独特の4灯ヘッドを振りかざして通過していきました。ややかげったとはいえ、車体に影がかかっておらず、これはこれでよい写真になりました。


 くびきの1号と北越1号の間には、4093レもやって来てくれました。
 お盆の16日なので貨物は来ないのではないか、と思っていただけに非常にラッキーでした。EF81-117号機が、コンテナを満載して堂々と走り去って行きました。朝から非常によい撮影ができました。


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幸先よし 夕日を浴びる485系T18

2011-08-21 | 485・489系

 8月15日の午後から、シンキトさんにくっついて北陸、信越方面に出かけました。京都出発は13時30分。シンキトさんは、実は前夜から遠征に行こうと計画を練っておられたようですが、私の都合でこの時間になりました。最初に目指すのは、JR西日本北陸線の魚津付近で夕日を浴びて金沢へと向かう特急「北越8号」の撮影です。

 しかし、思惑通りに夕日を浴びて走る国鉄色の485系を撮れるのか?天気予報では、富山方面は曇りや雨マークです。ですが、天気は行ってみないことにはわかりません。どんどん進んで行きますが、福井も金沢も山の方にこそ雲はあるものの上空は晴れています。いよいよ富山に入ります。やはり晴れています。
 魚津付近では路面が濡れており、確かに雨が降ったようです。けれども、その雨は通り過ぎたようで、夕日があたりを期待通りに染めていました。シンキトさんも初めての撮影ポイントなので本当にここかどうか半信半疑で着いた場所は、まさにビンゴ。早速、2人でカメラをセットします。安全な位置から望遠で狙うことにします。

 前走りの475系は短い北陸色の3両編成ですが、これもいい色になっています。あとは不意の雲が現れないかどうか。これまでにも肝心なときに急な雲によってかげることが多々あり、一番やきもきする時間です。ただし、今回は太陽の周りに雲はなく、美しい夏の夕暮れに北越がやって来ました。さらに運用差し替えが発生し、T18編成でした。金沢よりのエンドは特徴的な4灯ヘッドライトではありませんが、貴重な編成を記録することができ、幸先のよいスタートになりました。


2011-8-15 JR西日本北陸線 魚津近郊で「北越8号」JR東日本485系T18編成
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,116mm,ISO 400
1/800秒,f5.6.-0.3段

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北陸遠征 国鉄色485系を追って 

2011-08-18 | 485・489系

 皆様、ご無沙汰です。8月15日午後から17日まで、京都れいる倶楽部の仲間であるシンキトさんと一緒に、JR西日本北陸線からJR東日本信越線、上越線へと撮影に出かけて来ました。

 当初は秋田や青森など東北に出かけるつもりでしたが、悪天候だったので、富山から新潟を中心に一部、上越線方面にも足を延ばしてJR東日本の国鉄色485系電車を中心に撮影しました。4灯ヘッドライトが特徴のT18編成も撮ることができ、満足の行く遠征撮影でした。

 これからしばらく、その報告を中心にブログを更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。
 まず、最初は信越本線帯織-見附でのT18編成です。

2011-8-17 JR東日本信越線 帯織-見附 北越4号 485系T18編成
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,86mm,ISO 200
1/1000秒,f5.6,-0.7段,WB:晴天

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真夏の221系

2011-08-14 | 電車たち

 ステンレスの車両がどんどん幅をきかせていく中、JR西日本の近郊形電車221系の存在は貴重になっていると思います。
 221系は1989年に登場し、翌2000年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両です。初めて登場した当時、明るい白いボディだけでなく、大きく取った窓から陽光が入り「なんと明るくて気持ちのよい車なんだろう」と感心したことが思い出されます。

 この221系も、223系の登場で新快速の座から追われ、今や225系の誕生によって活躍の場を本線から地方線へと移されていくのではないかと気にかかるところです。221系はホワイトの地に大阪急電色の茶や京都線や神戸線のラインカラーのブルー、新快速のシンボルカラーのベージュの帯をまとっており、絵になる色合いだと思います。上の写真は、8月4日夕、湖西線の志賀-蓬莱で撮ったものです。夏の太陽が比良の山並みに沈む瞬間、光と影の境界が築堤上に現れました。この日最後の光を受けて走る2861Mの4+4の8連。夏の琵琶湖岸によく似合っています。


 2枚目の写真は8月13日に、琵琶湖線の稲枝-河瀬で撮影した米原行きの702Kです。
 6+6の12連です。221系単独の12連を見る機会は多くありません。この日は6170レを撮るのが主目的でしたが、次の狙いはこの702Kの撮影でした。朝、東に向かって走ってくるスジですので、順光で写すことが可能です。この日は小さな雲が流れてきたため、編成の途中から少し暗くなってしまいましたが、夏の朝によく似合う姿だとあらためて感じました。

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壮観 湖東を駆ける青きワム貨 6170レ

2011-08-13 | EF66

 青いワム80000の長大編成――。お盆に入った8月13日朝、JR西日本琵琶湖線の稲枝-河瀬に6170列車を撮りに行きました。
 早朝だというのに、すでに強烈な日差しが降り注ぎ、田畑の緑が輝きを増す中、EF66-121号機に率いられて41両のワムがやって来ました。一直線に連なったこの見事な青い編成。壮観というほかありません。

 このポイントを訪れたのは昨年の7月17日以来です。このときは、JR貨物所属ながら特急牽引機の姿をとどめていたEF66-27号機が34両のワムを引いてやって来てくれました。しかし、列車の通過時はかげってしまい、残念な思いをしました。いつかリベンジをと考えていましたが、長い編成でないと絵になりにくく、なかなか再訪するチャンスがありませんでした。季節も大切です。冬枯れの時期ではなく、緑の美しいときを待っていました。

 お盆で多くの貨物列車の運転が休止になる前なら、編成が長くなるのではないかと考えていました。大阪・梅田貨物駅に滞留しているワムを返却する必要があるためです。予想通り、前夜に6170レの組成は長いという情報が入り、けさの発車直後には41両ということがわかりました。京都発米原行きの始発でこのポイントを目指した甲斐があるというものです。

 準備をしてしばらく待つと、ゆっくりとEF66のヘッドライトが近づくのが見えました。予想していたとはいえ、やはり目の当たりにすると「長い!」を実感しました。
 青いワムで統一された専用貨物列車。美しい列車だと思います。

2011-8-13 JR西日本東海道本線 稲枝-河瀬 6170レ EF66-121+ワム41両
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,70mm,ISO 400
1/800秒,f6.3,-0.3段,WB:晴天,PLフィルター使用

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