鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

ありがとう489系 夕暮れの山崎を通過する

2011-03-29 | 485・489系

 向日町で3月27日午後、JR西日本京都総合運転所の485系による「ありがとう485型 江のふるさと滋賀・長浜散策」号の回送を撮影したあと、山崎に転進しました。1時間半ほどのちに、金沢から「ありがとう489系」号が帰って来るからです。前日の往路の撮影で満足したはずでしたが、撮れる機会が生まれると、そこはやはり撮りたくなるのが人情です。

 大勢の人が待ち構えているのかなと山崎駅から西谷へ急ぎます。しかし、踏切を渡ってもまばらな人影しかありません。カーブの曲がり始めをとらえられるポイントを確保し、それまでにやって来る列車を写して時間をつぶします。そばにおられた福岡と千葉から来られた方々と雑談しつつ待っていると、いよいよ通過時刻です。しかし、ちょうど4001レ「日本海」が通過する時刻でもあります。

 踏切が鳴りました。上り外側線の信号は開通し、接近警報が点滅しています。カーブの向こうは見通せませんがモーター音が近付いて来ます。前方にはまだ列車の姿はありません。「4001の方が早い」。そう考えて振りかえるとローピンの81が姿を現しました。このところトワ釜牽引が続いていましたが、101号機です。青い客車を見送ったあと、一呼吸置いて山崎の外側線をボンネットがパスして来ました。

 狙ったポイントでテレ端からワイド側にズーミングしながら連写します。青地の雷鳥風ヘッドマークが浮かんでいます。太陽は山端に隠れたあとですが、茜色の残る空をボディーに映して終着・大阪に向けて駆け抜けて行きました。



2011-3-27 JR東海道線山崎-島本 9042M「ありがとう489系」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,145mm,ISO 200
1/100秒,f3.2,WB:晴天日陰

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ありがとう485型「お江列車」

2011-03-27 | 485・489系

 3月27日、JR西日本京都総合運転所の485系を使った「ありがとう485型 江のふるさと滋賀・長浜散策」号が運転されました。京都を11時出発し、湖西線を下って近江塩津で折り返して北陸線を長浜へ。乗客を長浜散策に送りだした後、車両は米原操へいったん引き上げ、その後、回送で木ノ本まで戻り、再び長浜に戻って乗客を乗せました。そして湖東を下って京都へ。琵琶湖を一周したわけです。

 日本旅行・草津の企画列車だと聞いています。当初は最少催行人数に達しないのではないかと心配されましたが、新聞報道などもあってほぼ満員になったとか。489系のありがとう運転や岡山の「ゆうゆうサロン岡山」のラストランと重なって目立ちませんでしたが、485系ファンの方々が大勢沿線で最後の力走を見送られたようです。

 きょうは、用事があって撮影に出かけられないと思っていましたが、夕方、時間ができました。できたというより作ったという方が正しいのですが。しかし、乗客を乗せた本番走行を撮りに行くだけの時間的余裕がありません。風が強く、気温も低かったのですが、幸い晴れています。そこで向日町駅で京都総合運転所に入る直前の姿を撮影しようと考えました。ホームの横までやって来ると、いわゆるホッチキスの向こう側を走るので足回りがうるさくなります。そこで、D300、70-200のズームに2倍のテレコンを組み合わせて面撮りすることにしました。

 A06編成、6両。編成逆向きで運用されましたので、塩津からは非パノ先頭でヘッドマークを出して帰って来ました。お江ら美人の浅井三姉妹のイラストをあしらったマークです。「ありがとう485型」のマークがくっきり浮き出ていました。京都からの回送でしたが、夕方の斜光線を受け、愛宕をバックに戻ってくる姿を撮ることができました。京都総合運転所の車両にふさわしいシーンでした。
 パノラマのクロにも掲げられた「ありがとう485型」のマーク。向日町操に入って行く姿は忘れることがないでしょう。

2011-3-27 JR西日本東海道線向日町で 回9085M 485系A06編成「ありがとう485型 江のふるさと滋賀・長浜散策」号回送
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター使用,400mm,ISO 400
1/800秒,f8,WB:晴天,手持ち撮影

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さらばボンネット ありがとう489系

2011-03-27 | 485・489系

 3月12日のダイヤ改正が終わり、JR西日本の車両たちが引退して行く。そのうちの一つ、JR西日本金沢総合車両所のボンネット型交直両用特急電車489系の事実上のさよなら運転が26日、大阪-金沢間で行われた。私はこの「ありがとう489系」号をJR京都線の島本-山崎で撮影した。

 カモーレさんのお誘いを受け、当初はeexpressさん、カモーレさんのご友人とともに北陸方面へ出かける予定だった。しかし、天候が悪そうだとの判断で急きょ4人とも山崎界隈で撮影することに変更した。早朝、私はカモーレさんとご友人のY氏に定番位置で合流。eexpressさんは山崎駅での撮影となる。その後、トヤキです。さんが駆けつけられ、一緒に並んで撮影することに。「京都れいる倶楽部」のメンバー、原型大窓ヒサシ付さんはeexpressさんと同じ場所に行かれ、仕事で本番運用は撮影できないものの送り込みを撮られたシンキトさんも我々のところにやって来られるなど、久しぶりに大勢の仲間たちと現場で顔を合わすことができた。

 朝5時30分から本番通過までの4時間半、天候が目まぐるしく変り、すっきり晴れていたかと思うと天王山から見る見る雲がわき出し雪が降って来る。晴れているのに時雨もした。EF210-101が引くワム貨や急行「きたぐに」の回送、福知山線の特急「こうのとり」運用に入っている国鉄色381系の回送などを撮りながら、その時を待つ。金沢からの送り込み回送の489系や甲子園臨と見られるJR東日本の485系R編成も記録した。

 そして、定刻よりほんの少し遅れて「ありがとう489系」号がやって来た。このところ「北越」や「はくたか」の代走時にはヘッドマークを掲出するのに、サンダーバードの代走などで京都、大阪へやって来るときはヘッドマークなし、蛍光灯むき出しといういささか無愛想な姿ばかり見ていただけに、往年の大阪-青森間昼行特急「白鳥」号をイメージしたデザインのマークを着けた姿は、これこそが本来の形と思わせるものだった。
 直前に雲が太陽を隠してひやりとしたが、幸いすぐに回復して明るい日差しの中で雄姿を見ることができた。正面はこの時間帯どうしてもかげってしまうが、マークのおかげでそれほど気にすることもなく、撮影することができて正直ほっとしている。

 私が学生のころ、L特急「雷鳥」号の大半は481形ボンネット車だった。L特急全盛のころ、京都駅などにいると頻繁にこのボンネットが来て、うんざりしたこともある。また、国鉄色に見飽きていたこともあって地域特性を活かした色彩やJR色が登場すると、非常に斬新に思えた。けれど、そんな思いを持ったことさえある車がいざ引退と聞くと、やはり寂しく残念だ。特に大学生のころ、何度も北海道への旅路に利用したのがボンネットの「白鳥」号だっただけに、この日のヘッドマークは感慨深いものがある。
 ただ珍しいから撮るのではない。先日、廃車回送されていったキハ181系といい、この489系といい、「雷鳥」から退いた485系といい、やはり自分と同世代の国鉄車両たちにエールを送りたい。そして最後の姿を留めておきたいと考え、シャッターを切った。

 27日は「ありがとう489系」号の復路がある。485系も琵琶湖一周「お江列車」として走る。けれども27日は所用があってこれらの列車を撮影できない。私にとっての489系とのお別れは、この写真の撮影となった。

2011-3-26 JR西日本東海道本線 島本―山崎 9041M「ありがとう489系」 金沢総合車両所489系H01編成
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター、270mm,ISO 400
1/800秒,f8,-0.3段,WB:晴天

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丹波の里を行く183系7連 さようなら

2011-03-21 | 183系

 3月11日14時46分、東日本巨大地震が発生しました。
 以来、時間を追って日を追って被災地の状況が伝わるに連れ、その破壊力のすさまじさ、そこで暮らしておられた方々のことを思うと、趣味やブログどころではないと、更新を停止していました。撮影にも出かけていません。重苦しい日々は今も続いています。地震発生からまだ10日です。避難された方々のご苦難は改善されたとはいえず、福島の原発も自衛隊、消防、警察そして東京電力社員や協力会社の人たちの献身で、一時よりは状態が緩和したように思えますが、きょうも煙が上がるなどまだまだ万全な状態かどうかはわかりません。
 しかし、犠牲になった方たちへの哀悼の気持ち、避難された方々への応援の気持ちは忘れることなく、私も元気を取り戻そうと思います。いま、西日本にいる私たちまで落ち込んで元気を失ってしまえば、それは日本全体が沈滞するということ。私たちが元気を失えば、いろいろな形で結局、東日本の人たちを助ける手立てにも影響を及ぼしかねないのではないか、と考えます。いま、私たちがやれることをまっとうしたいと思います。

 ブログも再開します。10日も更新しなかったブログですが、毎日、たくさんの方がアクセスしてくださっているのがgooの解析でわかっています。こんなブログでも楽しみにしていてくださる方がもしおられるのなら、やはり書いていこうと思います。ただ、今までのように毎日、あるいは週に何度も更新することは難しいかもしれません。ご了解ください。

 前述のように最近は撮影していません。新しいものは何もありません。この写真はダイヤ改正前の3月5日(土)に撮影したものです。
 和知-鍼灸大学前の直線です。ここは午前中、逆光になります。前は下の田んぼのあぜ道からワイドで撮影しました。今度は並走する道路の上から撮ってみました。下からですと、背景の山が切れこんでいき、空の面積が大きくなります。晴れても逆光なので空が白っぽくなってしまいます。曇はなおさらです。道から撮影したら、背景の山が切れることなく丹波の山里の風情を表すことができました。逆光ですけれど、雰囲気があり、好きな1枚になりました。

2011-3-5 JR西日本山陰本線 鍼灸大学前-和知 福知山電車区183系A+C編成 3061M「はしだて1号」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 400
1/800秒,f7.1,+0.3段,WB:晴天

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明日でお別れ 183系A+C編成

2011-03-10 | 183系


 いよいよダイヤ改正まで1日余りとなりました。JR西日本福知山電車区の183系電車A編成、C編成は定期運用から離脱して、新鋭287系にその座を譲ります。山陰本線京都口の特急として活躍した7連の勇姿も見納めになるようです。

 3月5日(土)は一番電車に乗って183系を撮影しに行きました。この2枚は胡麻-鍼灸大学前のカーブで撮影した上下の特急です。

 写真上は上り京都行き「まいづる4号・きのさき2号」、写真下は下りの「たんば1号・まいづる1号」です。

 綾部-山家で撮影した後、電車で胡麻に移動して徒歩でこのカーブに行きました。カーブの途中に先客の方がおられたので、その横に立たせてもらいローアングルで撮影しました。定番カーブを反対側から撮影するのは初めてです。背後の建物やカーブの内側の標識の処理にちょっと悩みましたが、なんとか順光で記録することができました。そして、すぐに定番の位置に移ります。午前中は逆光ポイントなので露出が難しいなあと思ったのですが、うまく太陽が雲の中に入ってかげってくれました。インカーブで引きつけての撮影ですので、シャッター速度を上げて止めました。

≪写真上≫
2011-3-5 JR西日本山陰本線 胡麻-鍼灸大学前 「まいづる4号・きのさき2号」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8G ED,70mm,ISO 400
1/800秒,f8,-0.3段,WB:晴天

≪写真下≫
2011-3-5 JR西日本山陰本線 鍼灸大学前-胡麻 「たんば1号・まいづる1号」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,42mm,ISO 400
1/1250秒,f5.6,WB:晴天

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本日のお気に入り 「きのさき6号」

2011-03-06 | 183系

 きょう3月6日(日)は、朝一番でシキを撮影した後、湖西線のオノワニ経由でJR西日本山陰本線や舞鶴線に183系特急電車を撮りに行って来ました。オノワニでは薄日が時々さしていましたが、丹波に近付くにつれ雲が厚くなって、山陰本線での撮影は曇天の下でのものばかりになりました。

 それでも、きのう223系の車窓からここは撮れるかも、と思ったポイントを見つけることができ、撮影することができました。それがこの写真です。
 たどり着くと、現場には踏み跡が見られ、ひょっとしたら私が知らなかっただけなのかもしれません。ただ、安全な場所から撮るためにはそこそこ労力も必要でした。

 そして、やって来たのは准国鉄色の「きのさき6号」。このところ山陰本線に通って撮影していますが、「きのさき」は写していません。この愛称はダイヤ改正後も残ります。しかし、183系で、きちんと撮影しておかなければなりません。

 地図であたりをつけて自分なりに探しだしたポイントで、准国鉄色の「きのさき」を撮れたのはうれしいものでした。したがって、本日のお気に入りに選びました。

2011-3-6 JR西日本山陰本線 立木-安栖里 京都行き5046M「きのさき6号」 福知山電車区183系B66編成
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,105mm,ISO 400
1/800秒,f3.2,WB:晴天



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ベストショット 「はしだて4号」 胡麻-鍼灸大学前

2011-03-05 | 183系

 雪晴れを期待して、3月5日朝、またJR西日本・山陰本線へと出かけて来ました。
 いつもと同じ胡麻-鍼灸大学前を予定していたのですが、前夜になって「いつも同じ場所では芸がないなあ」と思い、綾部-山家のストレートに変更しました。天気予報では午前中は晴れマークですので、朝の上りは順光です。しかし、着いてみると、雲か霧かわかりませんが、曇ってどんよりした天気です。周囲の山には一部光が当たってそこは白銀できれいなのですが、線路はまったく日がさしません。それに、この場所は周囲に雪がほとんどなく、絵的な美しさもきょうは感じられないため、上り特急を2本撮影して撤収し、胡麻に移動しました。

 この日は電車移動です。鍼灸大学前まで乗ろうかと考えたのですが、後ろを「きのさき2号・まいづる4号」がついて来ています。そこで、胡麻で降りてカーブで迎え撃ち、すぐに反対からやって来る「たんば1号・まいづる1号」を撮ることにしました。ここは予定通り、上り列車撮影時に晴れ、逆光になる下り列車撮影時はうまく、かげってくれました。その後、鍼灸大学前のポイントまで歩いていったん三脚を立て、今度は下りの「はしだて1号」を手持ち撮影するため胡麻方面に引き返し、再度上り撮影のポイントに戻りました。

 そして本日の撮影の締めとなったのが、この「はしだて4号」です。
 やっぱり、B編成はきれいですね。きょうはバリ順で、背後の山もしっかり明るく、満足できました。サイドの光の当たり方が弱いとか、お顔に架線の影が落ちているとか、気にしない、気にしない。
 唯一残念なのは、朝、山家に向かうときは雪化粧していた木々からすっかり雪が溶けて消えてしまったことですね。

2011-3-5 JR西日本山陰本線 胡麻-鍼灸大学前 3064M「はしだて4号」 福知山電車区183系B65編成
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,190mm,ISO 200
1/800秒,f7.1,WB:晴天

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西大路を通過する183系「北近畿」

2011-03-01 | 183系

 きょうは3月1日。JRの春のダイヤ改正まで10日余りとなりました。JR西日本では北陸特急から「雷鳥」の名前が消滅しますが、北近畿ビッグXネットワークの中心的存在だった「北近畿」も「こうのとり」に愛称が変ってしまいます。私もそうですが、最近はこれまで地味だった北近畿ビッグXネットワークの特急たちに俄然、注目が集まっています。
 そんな中、ご紹介したのが本来走ることがない東海道線の西大路を通過していく「北近畿」です。京都総合運転所(向日町操)と新大阪の間の東海道線では、回送の「北近畿」が日に幾度も往来しますが、京都-向日町操を毎日走っている「北近畿」はこれだけだと思います。

 実はこの列車も回送です。朝、京都に特急「たんば2号」として到着し、その後、梅小路から関空特急の「はるか」ラインに乗って新大阪へと回送されます。新大阪からは特急「北近畿3号」となって、再び丹波、但馬へと向かうのです。「たんば」として到着後、京都駅で早くも幕回しが行われて「北近畿」幕が出されるため、このような写真を撮ることができるのです。

 通勤の関係で、私は平日毎日、この回送列車を見ています。これまで「回送」表示だったことは、わずか2、3度だけで、ほぼ「北近畿」です。12日のダイヤ改正で、この姿も見られなくなるのですね。

 なお、この回送を撮影してみようと思っておられる方がおられたら、次のことに気をつけてください。この回送の直前に、上り外側線を近江塩津行きの新快速が通過します。構図を考えて京都方に気を取られていると、背後からやって来る新快速に気付かないかもしれません。十分、後ろにも目配りを。また、晴れると面は確実につぶれます。後追いの方がきれいに撮影できますが、新幹線の高架の影が伸びていると側面がまだら模様になるかもしれません。よって、この写真のように曇か雨の日が撮影しやすいです。と、いっても今朝は暗すぎましたが。

2011-3-1 JR西日本京都線 西大路で 183系B66編成 回3013M
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8G ED,52mm,ISO 800
1/500秒,f3.2,WB:晴天

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勇者キハ181よ、いつまでも

2011-03-01 | キハ181


 JR西日本京都総合運転所、キハ181の勇姿をもう少しお伝えしようと思います。これは2月27日に運転された米子発京都行き「ありがとうキハ181」を、山陰本線泊-青谷と江原-八鹿でとらえたものです。

 上の写真が、泊-青谷です。時折薄日もさしていたのですが、肝心の9014Dの通過時は小雨模様のあいにくの天気でした。涙雨だったのかもしれません。泊で停車していた列車は対向の普通列車がやや遅れた影響を受け、2分延で発車。海に落ち込むような山の斜面を巻いて私たちのもとへとやって来ました。
 すると、前回も書いたように、写真の踏切あたりに先頭車がさしかかったところで、長いタイフォンが鳴らされました。そして、約20人のファンが敷いたカメラの砲列から次々とシャッター音が響き、呼応するかのように、ちょうどこの写真の位置あたりで、もう1回、長く長くタイフォンが鳴らされたのでした。遠くからやって来たファンへ、キハ181の最後の力走を記録しようというファンへの運転士さんのエールであったと信じます。ひょっとしたら、キハ181自身に魂が宿って、鳴いてくれたのかもしれません。

 下の写真は、江原-八鹿のカーブを行く9014Dです。泊-青谷での撮影から約3時間後、快調に走っているようです。
 ここは、朝が順光で時間を追うごとにサイドが暗くなっていきます。着いてしばらくすると、晴れて影が濃くなってきました。顔には日があたるので、まったくだめなポイントではありませんが、車両正面と側面に明暗差がつきすぎないかと気になっていました。結果はご覧のように、淡い光線状態になってくれました。ヘッドマークも鮮やかに、弧を描きながらやって来るキハ181。こんな姿を見ることはもう二度とないのでしょうか。

 26、27日の二日にわたり、運転台の助手席側に飾られていた花束は、その日のヘッドマークのミニ版で束ねられていました。粋なはからいだと感じました。

≪写真上≫
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,122mm,ISO 400
1/640秒,f4,-0.3段,WB:晴天
≪写真下≫
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,75mm,ISO 200
1/1000秒,f4.5,-0.3段,WB:晴天

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