鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

水上へ急げ C61発車

2011-08-24 | 蒸機

 柿崎-米山で485系T18編成の北越1号を撮影した8月16日。北越3号にも急行「能登」として金沢に着いたK2編成が充当されます。同じ場所で待つのは時間があまりすぎますし、光線もよくありません。そこで、西へと迎え撃ちに行きます。ただし、いくら北陸道を飛ばしたとしても行ける場所は限りがあります。どこに行こうか悩んだ末、JR西日本管内に戻って、東富山-水橋の常願寺川橋梁にしました。ここは、橋梁から西の築堤で立山をバックにやって来る上りの撮影地で、果たして下りを撮れるのか、よくわからないままでした。行ってみると、どんより曇っていますし、橋梁にもタイガーロープが張ってあります。しかし、撮影できないという感じでもなく、構えていると奇跡的に3号通過時に日が差して、きらりと国鉄色のボディが輝いてくれました。

 さあ、次はどこに行くのか。シンキトさんに選択は上越線の水上駅です。C61-20による「SLみなかみ」の運転があり、水上を15時20分に発車します。高崎に向けて走る「SLみなかみ」は箱根駅伝の復路・山下りのようなもので、ほとんど煙は期待できませんが、水上発車はさすがにある程度は吐いてくれるはず。関越道を急ぎ、15時ごろに到着しました。すでに多くの方々がカメラやビデオを構えておられますが、その外側にハスキーを立て脚立に上ってなんとか撮れるようにセットしました。そして定刻、汽笛とドラフトを響かせ、ゆっくりと動き始めたC61。爆煙とはいきませんでしたが、黒煙を吐いて進む大型蒸気の迫力にしばし見とれる瞬間でした。

 ちなみに、この列車には「京都れいる倶楽部」のメンバー、原型大窓ヒサシ付さんがご家族と乗車されていたそうです。しかし、互いに気づかなかったのはご愛敬でした。撮影後、近くのおいしいお蕎麦屋さんで遅い昼食をとりました。舞茸の天ざるそばをいただきましたが、天ぷらはかりっと揚がっていますし、お蕎麦ののどごしもよく、非常に美味でした。食後はみなかみ町営の日帰り温泉施設、谷川温泉「湯テルメ・谷川」へ行き、渓谷沿いの露天風呂に入り、汗や疲れを流して、次の撮影に備えました。

2011-8-16 JR東日本上越線 水上 SLみなかみ C61-20
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,165mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

にほんブログ村 鉄道ブログ JR西日本へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ JR・国鉄へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
鉄道コム

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする