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しつこいと思われるかもしれませんが、JR西日本山陽本線瀬野-八本松でのEF67撮影を続けます。私とmonさんが撮影していたポイントには昭和48年(1973年)に殉職された国鉄保線職員の方の供養碑が建っています。その供養碑の周囲が広場になっていて、上りの補機の後追いや、単機で下ってくるEF67などを撮影することができます。
ここに掲げた単機も、供養碑の後方から200ミリに2倍のテレコンをかまして撮ったものです。ここに到着して初めて供養碑の存在を知り、手を合わせてここで写真を撮らせてくださいとお願いしました。
さて、私たちが到着したのち、このポイントに何人もの撮影者が来たことはこれまでに書いた通りです。その中で広島ナンバーのレンタカーでやって来た4人組の一部がとんでもない行動をして、あきれ果ててしまいました。なんと、このうちの2人が供養碑に上って撮影したのです。ひとりは中年の男性、もうひとりは若くて50歳代後半どちらかというと60を超えているように見えます。中年の男性は上ったあとすぐに降りましたが、もうひとりの高年男性は降りません。一瞬のことでも悪いことですが、自発的に気づいて降りるだろうと思って見ていました。しかし、高年の男性は降りません。
私はたまらず「マナーの問題として、供養碑に上って撮影するのはどうかと思いますよ」と少し厳しい口調で言わせてもらいました。幸い男性はすぐに降りて「そうでした。申し訳ありませんでした」と頭を下げられましたが、私に頭を下げるのではなく、保線という地道な業務に当たって亡くなられた方に頭を下げるべきでしょう。
もし、自分の家の墓に鉄道撮影者が脚立の代わりに上って撮影していたら、どう思いますか。いくらよい写真を撮影したいからといって、尊い命を捧げた鉄道職員の霊を供養する碑に鉄道写真の撮影者が上るなんていうことは、私は許せません。撮り鉄の端くれとして、最低限のマナーは守るべきだと思います。
2012-09-02 JR山陽本線 瀬野-八本松 単587レ EF67-105
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