鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

最低限のマナー EF67セノハチで

2012-09-07 | EF67

 しつこいと思われるかもしれませんが、JR西日本山陽本線瀬野-八本松でのEF67撮影を続けます。私とmonさんが撮影していたポイントには昭和48年(1973年)に殉職された国鉄保線職員の方の供養碑が建っています。その供養碑の周囲が広場になっていて、上りの補機の後追いや、単機で下ってくるEF67などを撮影することができます。
 ここに掲げた単機も、供養碑の後方から200ミリに2倍のテレコンをかまして撮ったものです。ここに到着して初めて供養碑の存在を知り、手を合わせてここで写真を撮らせてくださいとお願いしました。

 さて、私たちが到着したのち、このポイントに何人もの撮影者が来たことはこれまでに書いた通りです。その中で広島ナンバーのレンタカーでやって来た4人組の一部がとんでもない行動をして、あきれ果ててしまいました。なんと、このうちの2人が供養碑に上って撮影したのです。ひとりは中年の男性、もうひとりは若くて50歳代後半どちらかというと60を超えているように見えます。中年の男性は上ったあとすぐに降りましたが、もうひとりの高年男性は降りません。一瞬のことでも悪いことですが、自発的に気づいて降りるだろうと思って見ていました。しかし、高年の男性は降りません。

 私はたまらず「マナーの問題として、供養碑に上って撮影するのはどうかと思いますよ」と少し厳しい口調で言わせてもらいました。幸い男性はすぐに降りて「そうでした。申し訳ありませんでした」と頭を下げられましたが、私に頭を下げるのではなく、保線という地道な業務に当たって亡くなられた方に頭を下げるべきでしょう。

 もし、自分の家の墓に鉄道撮影者が脚立の代わりに上って撮影していたら、どう思いますか。いくらよい写真を撮影したいからといって、尊い命を捧げた鉄道職員の霊を供養する碑に鉄道写真の撮影者が上るなんていうことは、私は許せません。撮り鉄の端くれとして、最低限のマナーは守るべきだと思います。

2012-09-02 JR山陽本線 瀬野-八本松 単587レ EF67-105

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EF67 オーソドックスに

2012-09-06 | EF67

 EF67の写真を2枚掲載しましたが、最初は画面からのはみ出し写真でもう1枚は1号機1エンド側のアップでした。このあたりで定番の構図も出しておきたいと思います。初撮影なので、一応、鉄道雑誌とネットで見つけた撮影ガイドのプリントアウトを見ながらポイントを探しますが、よくわかりません。monさんに運転してもらい、私がガイドや周辺の景色を照らし合わせながらようやく見つけられたのが、このポイントです。

 私たちが到着したときはどなたもおられませんでしたが、結構有名な場所のようで、後からたくさん来られました。
 とにかく上り貨物の後追い撮影になるので、タイミングがいのちです。まず、本務のモーター音のうなりが聞こえたと思うと眼下に機関車が飛び出してきて、その後少し軽めのコキの通過音が連続します。再度、轟音が聞こえてきたら、すぐに後補機の67が姿を見せます。モーター音に合わせてシャッターを切り始め、数カット目が当たりカットになる、という撮影でした。

 前方からやって来る列車は、ここまで引っ張ってからシャッターを切ろうなどと構えることができますが、後補機はそれがなかなか難しく、いいなあと思った絵もよく見たら串パンだったというようなことも大いにあります。ここはさすがに私の腕では一発勝負というわけにはいかず、大いに連写を活用しました。この写真は103号機です。100番台は種車がEF65で、同じもみじ色でも1号機とは塗装も違い、趣が異なりますね。

2012-09-02 JR西日本山陽本線 瀬野-八本松 列番不詳(これかな、という列車があるのですが、本務がEF66だったので、???です) EF67-103

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EF67-1号機を1エンド側から撮る

2012-09-05 | EF67

 9月2日、JR西日本瀬野-八本松で2070レの補機についたEF67-1号機を撮影すると、専用貨物さんらへの挨拶もそこそこにmonさんと移動します。なぜならEF60が種車の1号機は第1エンドにデッキが付いています。この日は2回、第2エンド側を撮りましたので、ここは絶対にデッキ側を記録しなくてはなりません!専用貨物さんらと一緒に居た場所でもサイド気味に撮ることができたのですが、そこは陽が当たらないところです。順光で撮れるところを探そうと動いたのでした。

 ところが、西条で切り離された補機はすぐに戻ってきます。悠長に場所を探している暇はありません。当てもなく移動を開始したので、時間が限られます。ようやく架線柱と架線柱の間から狙える場所を見つけてセッティングします。安全ですが、非常に立ち位置はタイトなところで、ようやく構図が決まったと思った瞬間、1号機がやって来ました。

 夢中で連写し、なんとか撮影できたのがこの写真です。ただ、通過直前までカンカン照りだったのに、お約束通り通過時はかげってしまいました。これが残念です。
 しかし、デッキ付きは3両しかいない(2号機は運用離脱という噂も聞きました)67ですから、とにかくしっかり撮影できたのが一番です。

2012-09-02 JR山陽本線 八本松-瀬野 単589レ EF67-1

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セノハチでEF67の勇姿を見る

2012-09-05 | EF67

 9月1日から3日まで、京都れいる倶楽部のメンバーで当ブログのブックマークから飛んでいける「monmon photo」主宰者のmonさんと山口・島根・広島に出かけて来ました。狙いは岡見貨物でしたが、31日の金曜日にウヤが発生し、撮影スケジュールの大幅変更を余儀なくされました。唯一、計画通りに撮影できたのが、国鉄時代からの難所であるJR西日本山陽本線瀬野-八本松で後補機として活躍するEF67です。

 ご承知の通り、ここの勾配は最大で22・6パーミルもあり、蒸気機関車の時代から広島方にある瀬野から八本松に向けての上り列車は後押ししてくれる補機が必要です。電化後もデッキが厳めしいEF59が長く補機の運用を務めていましたが、その後の主役の座はEF60とEF65から改造されたEF67になりました。

 しかし、今月になってEF210-301が姿を現わしました。この桃太郎の300番台は、まさにEF67の交代機関車です。そこでmonさんと二人、セノハチで9月2日の朝は必ず、EF67を記録しようと話し合っていました。

 いくつか撮影ポイントがあるようですが、私たちは比較的自由度の高いポイントを選択。一番乗りでしたが、そのうち撮影者もちらほらとやって来られ、その中には、ねこバスさんのご友人であり、私も撮影をご一緒したことのある専用貨物さんもおられました。久々の顔合わせで、ご挨拶し、いろいろお話も聞かせてもらえました。遠征に出て、ひょっこり知り合いに出会えるのは本当に楽しいものです。

 さて、本題の撮影ですが、同じ67でも八本松側のエンドにデッキが付いている1~3号機を撮影したいところです。どの運用に入っているのかわからないなあ、と思っていると、目の前を単機で瀬野方に下っていく機関車が1号機でした。専用貨物さんらと運用を調べると、残念なことに1号機はこの単機が仕業の最後の行路です。噂では2号機は運用から離脱し、3号機も検査中とのこと。1号機のみが活躍中ということになりますが、次にどの仕業に入るのか、よくわかりません。今回は撮影できないままかと思っていると、なんと今度は2070レ(これって青森遠征のときに撮影した3099レ~99レとリレーする列車なんですよね)の最後尾を押し上げているのが1号機でした。最初に入っていた仕業から間髪入れずに別仕業に入ってくれ、後補機の任務に就く姿を撮影できました。もちろん、戻ってくる単機もデッキ付きの側からも撮り、短い間に都合3回も1号機に出会うことができました。とてもラッキーだったと思います。

2012-09-02 JR西日本山陽本線 瀬野-八本松(セノハチ) 2070レ 後補機EF67-1

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