鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

撮り納め 雪煙舞う489系サンダーバード代走

2010-12-31 | 485・489系

 2010年もいよいよ大晦日を迎え、撮り納めにJR西日本・北陸本線の新疋田へ行ってきました。今月はいろいろ用事があり、まともな撮影は23日のキハ181系「かにカニはまかぜ」最終運転とEF65-1041牽引の73レだけです。なんとか一年の締めくくりにふさわしい撮影ができないかと考えていました。すると、京都れいる倶楽部の仲間である「原型大窓ヒサシ付」さんが新疋田へ行かれることを知り、私もご一緒することにしました。

 私は京都5時30分発の米原行き普通電車に乗車、ヒサシさんは山科から乗ってこられました。米原で敦賀行き521系に乗り換えると、長浜あたりから雪景色に変ります。近江塩津との間のトンネルを抜け、新疋田に着くとボタン雪がしんしんと降っていました。先客の方々は下りホームの屋根のあるところから敦賀方を狙っておられます。私はだれもいない上りホームの敦賀方先端へ、ヒサシさんは下りホームの敦賀方先端で陣取ります。

 2人とも以前、ワンダーフォーゲル部に入っていたことがあり、登山にも使える服装で身を固めていたのですが、北陸特有の湿った重い雪に手こずりながら4002レ、寝台特急「日本海」を撮ります。次は9連に戻った4008M「雷鳥8号」だと思って待機していると、鉄友から「サンダーバード12号と19号は489系代走」のビッグニュースがメールで寄せられました。この日の予定は上り列車が4002レ、4008M、8002レの3本、下りは8001レと臨時雷鳥2本のうち時間の早い方の87号を撮影して撤収と考えていました。そこに489系ボンネットが1往復加わるのですから、楽しみが倍加します。重々しい雷鳴が轟くとともに、霰のような軽い雪が激しく降ってきてカメラや体、カメラザックにみるみる積雪していく悪条件もかえってボンネットの舞台を演出するかのようです。

 そして所定よりやや遅れて三つのヘッドライト、クリームと赤の国鉄カラーが接近してきました。489系H01編成代走の「サンダーバード12号」は降りしきる雪の中、雪煙を巻き上げながら上り本線を疾走して行きました。

 年末の思いがけないプレゼントに気をよくし、その後、新疋田で偶然出会った「TEAM3170」の「若番長」さんと3人で近江中庄に移動し、返しの4019M「サンダーバード19号」を撮り、帰路に着きました。

 さて、今、紅白歌合戦を見たり聞いたりしながらこのブログを更新しています。京都も久しぶりの大雪にみまわれました。今晩から明日にかけても大荒れの天候になるところがあるようです。年の瀬、最後まで仕事などで出かけておられる方、ご苦労さまです。風邪などひかないように気をつけてください。そして、1年間このブログを見てくださった皆様、ありがとうございました。皆様の支えによって続けることができています。また、いつもお世話になっている鉄友の皆さん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
 皆様、よき年をお迎えください。

2010-12-31 JR西日本・北陸本線 新疋田 4012M「サンダーバード12号」 489系H01編成代走
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,70mm,ISO 800
1/640秒,f7.1,WB:晴天

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117系 この色もいいなあ

2010-12-29 | 電車たち

 73レに入ったEF65-1041を撮りに行ったJR西日本山陽本線・和気-熊山で、SUN LINER塗装の117系を記録することができました。ふだん京都近郊で見る117系は基本が6連で時に8連も目にします。それと比べると、4連は物足りませんが、アイボリーホワイトとピンクがかった朱色のグラデーションのSUN LINER色をこのロケーションで写すことができたのは幸運でした。

 京都総合運転所の国鉄色はもちろん基本の塗装ですから、大好きです。しかし、先日も紹介した東海色も鮮やかで素敵だと思います。加えてこのSUN LINER色もなかなかいい感じですね。以前から岡山や四国に出張する際などに何度も目にしていました。けれど、走行写真を撮る機会はありませんでした。この列車は和気折り返しで、上って行った時には「やった!」と心の中で快哉を叫びました。

 この日は貨物列車はダイヤが乱れたので73レと2077レの2本しかまともに撮影できませんでしたが、電車はこの117系をはじめ湘南色3連の113系(115?)も撮ることができました。

 この美しい備前の光景にマッチする電車たち。この117系もJR西日本は単色にしてしまうのでしょうか。

2010-12-23 JR西日本山陽本線 和気-熊山 723M 117系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,52mm,ISO 200
1/640秒,f6.3,-0.3段,WB:晴天

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生野峠を越える特急「はまかぜ2号」 キハ189系

2010-12-27 | ディーゼル

 キハ181系営業運転最終日、JR西日本播但線の長谷-生野で後継車のキハ189系を撮影しました。
 キハ189系は山崎で試運転を撮ったことはありますが、特急「はまかぜ」としてデビューしてからは今回が初撮影です。本命の181系「かにカニはまかぜ」を撮る前にやって来るのは上りの「はまかぜ2号」です。

 トンネルの奥が明るくなって先輩譲りの運転席上部左右に取り付けられたヘッドライトの光芒がどんどん近付いてきます。トンネルを出たところをNikon D300で撮り、通過直後の後追いはカシオ計算機の最新鋭コンデジ「EXILIM ZR10」に任せました。もちろん撮影は、HDRアートです。

 D300で撮ったリアルなほうは、ピカピカの新鋭気動車が周囲にまだ上手にマッチングしていないような印象を与える写真になりました。しかし、HDRアートで記録した後追いは、その絵画のような絵作りによって、周囲の山や林とともに自然な絵になったように思います。

2010-12-23 JR播但線 長谷-生野 2D「はまかぜ2号」 キハ189×6連
EXIILIM ZR10で撮影 HDRアート機能

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EF65-1041号機 73レを撮る

2010-12-25 | EF65



 JR西日本の播但線でキハ181系「かにカニはまかぜ」のラストランを撮った後、播但連絡道と山陽道を使って、山陽本線の和気-熊山に転進しました。大阪ターミナル発高松ターミナル行きの第73貨物列車に、吹田信からEF65-1041号機が充当される、との情報を聞いたためです。キハ181系を追いかけて但馬へと向かう選択肢もありましたが、近畿北部は天気が悪そうなのに対し、岡山県の備前方面は好天が期待できます。しかも、1041号機は国鉄特急色に加えPS-17形の大きなパンタにスノープロウ付きという、PFの中でも際立つ凛々しい容姿の持ち主です。長谷-生野で自分なりに満足のいくキハ181の最後を見届けられたこともあって、躊躇なく山陽へと車を走らせました。

 目指すのは吉井川をバックに山陽線がカーブする場面を俯瞰するポイントです。有名撮影地ではありますが、私は行ったことがありません。「京都れいる倶楽部」の忘年会で、メンバーのtacos_0109さんより、ここでの写真をたくさん見せてもらい撮り方も教わっていました。しかし、俯瞰地点への行き方に多少の不安を感じしていたのですが、ハセイクでご一緒した「なみふく」さんが車の駐車位置をはじめ、“壁”の上り方などを非常に詳しく教示してくださり、期待に胸をふくらませて向かいました。

 1041号機とあって、たくさんの方が来ておられるのだろうなと思って着いたのですが、どなたもおられません。ちょっと不思議な気持ちで“壁”をよじ登って冬だというのに汗をたらたらかきながら撮影地点に到達しました。カメラをセッティング中に上りの2070レ(EF66-54)や5050レ(EF200-901)が通過して行きます。どちらも注目の機関車ですが、あいにくこのポイントは下り狙いですので、指をくわえて見ているだけです。一方、下り貨物は大幅な遅れをもって運転している列車が多く、この時間帯でちゃんと走っているのは73レと同列車を上郡で抜いて来る2077レだけという有り様です。本命はあくまで73レですが、2077レもEF64-70をムドで付けており、こちらも対抗級の格付けで、練習なしに本命対抗を撮影しなくてはならなくなりました。ただ、その前に行き来するローカル電車は湘南色の113系ありまっ黄色の113系あり、サンライナー色の117系ありとカラフルで楽しむことができました。

 そうこうしているうち、撮影ポイントに大勢のファンが次々にやって来られました。これまで何度か撮影地でお会いしたパーイチファンさんのお友達の方などもお見えになり、寂しい思いをすることなく待つことができました。私が一人でいた時は、陽がかげって寒々しい感じになってはらはらしたのですが、皆さんがいらっしゃってからは遠景の山がかげることはあっても、肝心の線路はよく陽があたり、よい雰囲気です。そして2077レを牽引するEF210-103が無動力回送の64-70を従えてゆっくり通過して行くと、しばらくして73レがやって来ました。荷もよく載っていて見ごたえのある編成になっています。まず、望遠を付けたD700のシャッターを切り、手前に引きつけてD300で撮影。そして最後は、足元を通り過ぎてゆく姿をこの目でしっかりと確認しました。

≪写真上≫
2010-12-23 JR山陽本線 和気-熊山 73レ EF65-1041
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,145mm,ISO 200
1/640秒,f5.6,-0.3段,WB:晴天

≪写真下≫
2010-12-23 JR山陽本線 和気-熊山 73レ EF65-1041
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,52mm,ISO 200
1/640秒,f5.6,-0.3段,WB:晴天

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さよならキハ181 かにカニはまかぜラストラン 

2010-12-23 | キハ181

 きょう12月23日、わが国の非電化・山岳線区で高速輸送に貢献してきたキハ181系特急形気動車が営業運転を終え、40年余の歴史に終止符を打ちました。最後の営業運転は、JR西日本の大阪と浜坂を播但線経由で結ぶ臨時特急「かにカニはまかぜ」号1往復でした。

 その最後の姿を記録に留めたくて、レンタカーを借りて播但線の長谷-生野へ浜坂行きの9051Dを撮りに行ってきました。

 低気圧が日本海側を通過し、天候が危ぶまれましたが、京都の家を5時30分に出たときは晴れてきれいな月が見えています。今回も亀岡から丹波篠山経由で向かいます。篠山に近付くにつれ霧がところどころに立ちこめ、場所によっては激しい雨が車の屋根をたたきます。しかし、雨は西に向かうと上がり、福知山線の下滝駅あたりから周囲が明るくなると、雲の切れ間がそこかしこに見ることができるようになりました。

 9051Dは大阪7時48分発、長谷は普通列車と交換のために運転停車し、10時の発車です。概ね南北に走る播但線内では下り列車は逆光になりやすく、なかなかきれいに撮影できるポイントが見つかりません。今回は以前、パーイチファンさん、eexpressさんと見に行ったものの撮影しなかった長谷-生野の市川の橋梁を狙ってみようと考え、一直線にそのポイントへ車を走らせました。到着すると、霧が立ちこめており幻想的な雰囲気ですが、露出もなく大丈夫かなと思いましたが、とりあえず先客に挨拶し、隣に三脚を立たせてもらいます。キハ181の後継であるキハ189の2D「はまかぜ2号」がもうすぐやって来るので、少し場所を移動して手持ちで2Dを撮ります。霧の中をやって来た2Dはまだまだピカピカで、山間のローカル線には正直、まだ馴染んでいないように感じました。

 本番撮影のポイントに戻ると、先客の方が私の三脚に貼っているステッカーを見て、声をかけてこられました。三重県からお越しの「なみふく」さんで、お話を伺うと、いつもこの「鉄ある記」を見てくださっているとのこと。EXILIM ZR10のHDRアートで撮った私の写真を見てこの機能を気に入り、早速、購入されたことなど楽しくお話をしているうちに、待ち時間はあっという間に過ぎてしまいました。ちなみに2人ともZR10はシルバーで、もちろん列車をHDRアートででも撮ったのは言うまでもありません。でも、「なみふく」さんは「かにカニはまかぜ」をばっちりHDRアートで記録されましたが、私は失敗してしまいました(+_+)

 それはさておき、D700とD300の2台で臨んだ9051Dの撮影は、霧も晴れ、山峡とあって逆光を心配することもなく自分なりにしっかり記録できたと思います。陽が射した山が背後に少し入ったことが、より山中を行く趣を強調する結果になりました。雨でぬれた枕木も落ち着いた雰囲気を醸し出してくれました。
 結局、このポイントで撮影したのは私と「なみふく」さんの2人だけでした。静かにキハ181の最後を見送ることができました。

2010-12-23 JR播但線 長谷-生野 9051D 下り臨時特急「かにカニはまかぜ」 京都総合運転所所属キハ181×6
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,42mm,ISO 400
1/640秒,f3.2,WB:晴天

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旧朝香宮邸と東京都写真美術館

2010-12-20 | いろいろなこと


 12月18、19日と、家人とともに一泊二日で東京に行ってきました。19日に用事があったので、前日から出かけたのですが、18日は家人の勧めで目黒の東京都庭園美術館と恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館に行って来ました。
 上の写真は、庭園美術館にある旧朝香宮邸の一部です。朝香宮は旧皇族のお一人で、フランス滞在が長く、そのときの体験などから邸宅を新築する際、アール・デコをふんだんに取り入れられました。今は、その邸宅が美術展の会場として、あるいは建物そのものを一つの芸術として公開されています。また、うれしいのは一部で邸内の写真を撮れること。今回は、朝香宮のグランドツアーと銘打って、宮が2年半、フランスを中心に滞在した模様をいろいろな写真や残された絵ハガキ、当時購入された物品などで紹介されています。
 京都でも旧宮家あるいは離宮の公開はされていますが、新しい洋風の宮家は斬新に映りました。



 続いて行ったのが、東京都写真美術館。ここは名前の通りの美術館であり、18日は収蔵作品によるスナップショットの魅力「かがやきの瞬間」と企画展、日本の新進作家による「かがやきの瞬間」 ニュー・スナップショットを見て来ました。
 収蔵作品のスナップショットは内外の著名なカメラマンによる作品群で、時代の洗礼を経てもなお、それこそ輝いているスナップばかりです。写真好きな私としては大いに参考になり、刺激を受けました。しかし、新進作家によるニュー・スナップショットは中村ハルコさんの作品はじっくり見させてもらいましたが、後の作家のものは、ちょっと。中には今回が本格的な写真に取り組むのは初めてという人のものもありました。他の分野で成功した人かもしれませんが、おいおいそれはないだろうよ、と思いました。正直、素人写真ですし、わけがわかりません。これで金を取るのはいかがなものかと思うものもありました。
 まあ、中村ハルコさんの作品がよかったので、それにお金を払う価値はあったので、よしとしますが。

 しかし、このように写真だけの美術館があるというのは、いいですね。京都にもできないかなあ。

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続・HDRアート キハ181かにカニはまかぜを撮る

2010-12-16 | キハ181

 きょうはJR西日本のキハ181系による臨時特急「かにカニはまかぜ」が運転されました。帰宅のためJR大阪駅に行くと、間もなく到着時刻でしたので、10番ホームに上がって撮影することにしました。もちろん、最近いつも持ち歩いているカシオのEXILIM ZR10のHDRアートを使っての撮影です。この機能で鉄道車両を撮るのは初めてです。どんな風になるのか試したい、という思いがありました。この写真は、偶然出会った鉄友の海鮮丼さんと一緒に入線を撮ったものです。


 最後尾を振りかえって「かにカニエクスプレス」のヘッドマークを。このマークを見ることができるのもあと1週間ですね。「かにカニはまかぜ」は年が明けても走りますが、後継の189系にはヘッドマークそのものがありませんから。2匹のカニさんのマーク、かわいらしいのになあ。


 11番ホームに移動して全景を狙います。最後の活躍をカメラに収めようとするファンで結構にぎわっていましたが、9分停車を利用してみんな仲良く撮影できました。ここで、友だちであるトヤキです。さんや一緒に冬の直江津駅で「北陸」バルブに挑んだそのご友人、急行きたぐにさんにも出会い、にぎにぎしく撮影を楽しみました。なんと皆さんはこの列車に乗車されていました。さらに、パーイチファンさんも乗車されていたとのこと。パーイチファンさんは新快速で高槻に先行し、同駅で回送を撮られたようです。


 乗客を降ろし、回9052Dとして京都総合運転所に出発するキハ181-45。連結器の下に「京総」の文字が見えますね。HDRアートでのキハ181はいかがですか。私は、間もなく姿を消す勇者の肖像画を描くことができたと思っています。

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HDRアートで梅田を撮る

2010-12-16 | いろいろなこと

 JR西日本・大阪駅から大阪第4ビルにかけての梅田界隈を、カシオ計算機の最新鋭コンパクトデジカメ EXILIM ZR10で撮影してみました。このカメラの「売り」はHDRアートの機能が付いていることです。上の写真は大阪駅から阪神百貨店前に渡る歩道橋より、西を望んだものです。


 こちらの写真は梅田の地下の排気塔です。HDRとはハイダイナミックレンジの略称です。EXILIMの特徴である高速連写機能を用いて、露出の違う連写写真を合成するものです。単にオートブランケットで露出を変えた写真を合わせるだけでなく、高速連写合成なので人の目の見え方に迫る自然な写真に仕上がります。HDRアートはさらに局所的に彩度やコントラストに強弱を付け、絵画のように仕上げる仕組みです。したがって、普通に撮ったら汚れたコンクリートの排気塔も、なんとなく街のアートに見えませんか?


 大阪駅前第4ビルの年末ジャンボの売り場もご覧の通り。3億円の展示とサンタの空気人形も楽しい絵になりました。


 夜のジャンボ宝くじ売り場の提灯を撮ってみました。到底、写真に見えません。


 まだ、葉を落とさずにいた御堂筋のイチョウを。ポールを避けて撮ったので、こんな形になりました。もう少しイチョウのボリュームを出せたらよかったのですが。


 阪神百貨店の入り口。これはちょっとリアルっぽい?


 JR大阪駅前の歩道橋から四季劇場やヒルトンプラザ・ウエストをアップで。


 最後は、歩道橋上から東方を、曽根崎警察方向を望んだ夜景です。いかがでしたか。私は12月9日の読売新聞や日経新聞に掲載されたカシオの3ページにわたる全面広告を見て、これは面白いと欲しくなり、12日にネット通販で買いました。この広告はZR10が2ページ、ハイブリッドGPSを搭載したH20Gが1ページでした。GPS機能は便利でしょうけれど、絵作りには関係ないと思うので、そそられませんでした。対して、今のところZR10だけの機能であるHDRアートには非常に魅力を感じました。基本的にオート撮影なので、パッと撮ると数秒でカメラがこんな絵を作ってくれます。
 好き嫌いがあるかもしれませんが、私にとっては毎日持ち歩ける楽しい「おもちゃ」です。

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終焉迫る 東海の117系

2010-12-14 | 電車たち

 11月27日に撮影したJR東海の117系です。東海色のオレンジの帯が目に鮮やかです。ふだん京都にいると、JR西日本の国鉄色の117系を当たり前のように見ているので、この東海色や山陽のサンライナー色が新鮮に映ります。この東海色の117系、実は好みなのです。どのへんがって?だってアイボリーホワイトにオレンジっていい組み合わせだと思いませんか。

 しかし、この日一緒に撮影した「あづき」さんによると、このあたりで117系を見る機会はめっきり減ってきたとのこと。私はまだまだ117系は普通に走っているものだと思っていたので、この写真も来たから撮ったようなものです。たまたまとはいえ、明るい陽の下で記録できたのは幸いと思わないといけませんね。

 JR東海の117系は313系の増備により、311系が117系の運用に入り込む玉突きで淘汰されつつあると聞きます。すでに何編成化は浜松工場に送られているみたいですね。
 今後、同社管内の117系はあっという間に数を減らしてしまいそうです。

 この車両も今のうちに撮れるところで撮っておく、が必要ですね。

2010-11-27 JR東海道線 近江長岡-醒ケ井 117系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,44mm,ISO 200
1/1000秒,f5.6,WB:晴天

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桃太郎も美しい 5075レ

2010-12-11 | EF210

 最近、ちょっとばたばたしていまして更新が滞りがちです。いつもご覧いただいている皆さま、申し訳ありません。さて、またまたホームのJR西日本管内から飛び出してJR東海管内から。

 この写真は、ラッセル試運転を撮りに行った11月27日に東海道本線の単線区間、大垣-関ヶ原で撮った5075レです。青い空と色づいた山を背景に青い機関車とほぼ満載のコンテナがよく映えます。岐阜から滋賀にかけての東海道本線の午後の下り列車は、西に傾いた陽を受けて本当に美しい風景の中を走って来ます。
 しかし、旅客列車はともかく機関車列車は本当に数が少ないのですよね。この区間では、この5075レくらいしかありません。米原以西では、これに加えて4076レがありますが、それでも2本。撮影するには、残念なダイヤです。

 けれども、このような日本的光景の中を走るEF210を記録しておくのもよいことかな、と思います。今は66や65、81などに比べたらやや撮影意欲が落ちるカマですけれど、そのうちこういう姿がきっと貴重になる日も来るでしょうから。

2010-11-27 JR東海道本線 大垣-関ヶ原 5075レ EF210-12
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,24mm,ISO 200
1/800秒,f5,+0.3段,WB:晴天

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