2010年もいよいよ大晦日を迎え、撮り納めにJR西日本・北陸本線の新疋田へ行ってきました。今月はいろいろ用事があり、まともな撮影は23日のキハ181系「かにカニはまかぜ」最終運転とEF65-1041牽引の73レだけです。なんとか一年の締めくくりにふさわしい撮影ができないかと考えていました。すると、京都れいる倶楽部の仲間である「原型大窓ヒサシ付」さんが新疋田へ行かれることを知り、私もご一緒することにしました。
私は京都5時30分発の米原行き普通電車に乗車、ヒサシさんは山科から乗ってこられました。米原で敦賀行き521系に乗り換えると、長浜あたりから雪景色に変ります。近江塩津との間のトンネルを抜け、新疋田に着くとボタン雪がしんしんと降っていました。先客の方々は下りホームの屋根のあるところから敦賀方を狙っておられます。私はだれもいない上りホームの敦賀方先端へ、ヒサシさんは下りホームの敦賀方先端で陣取ります。
2人とも以前、ワンダーフォーゲル部に入っていたことがあり、登山にも使える服装で身を固めていたのですが、北陸特有の湿った重い雪に手こずりながら4002レ、寝台特急「日本海」を撮ります。次は9連に戻った4008M「雷鳥8号」だと思って待機していると、鉄友から「サンダーバード12号と19号は489系代走」のビッグニュースがメールで寄せられました。この日の予定は上り列車が4002レ、4008M、8002レの3本、下りは8001レと臨時雷鳥2本のうち時間の早い方の87号を撮影して撤収と考えていました。そこに489系ボンネットが1往復加わるのですから、楽しみが倍加します。重々しい雷鳴が轟くとともに、霰のような軽い雪が激しく降ってきてカメラや体、カメラザックにみるみる積雪していく悪条件もかえってボンネットの舞台を演出するかのようです。
そして所定よりやや遅れて三つのヘッドライト、クリームと赤の国鉄カラーが接近してきました。489系H01編成代走の「サンダーバード12号」は降りしきる雪の中、雪煙を巻き上げながら上り本線を疾走して行きました。
年末の思いがけないプレゼントに気をよくし、その後、新疋田で偶然出会った「TEAM3170」の「若番長」さんと3人で近江中庄に移動し、返しの4019M「サンダーバード19号」を撮り、帰路に着きました。
さて、今、紅白歌合戦を見たり聞いたりしながらこのブログを更新しています。京都も久しぶりの大雪にみまわれました。今晩から明日にかけても大荒れの天候になるところがあるようです。年の瀬、最後まで仕事などで出かけておられる方、ご苦労さまです。風邪などひかないように気をつけてください。そして、1年間このブログを見てくださった皆様、ありがとうございました。皆様の支えによって続けることができています。また、いつもお世話になっている鉄友の皆さん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
皆様、よき年をお迎えください。
2010-12-31 JR西日本・北陸本線 新疋田 4012M「サンダーバード12号」 489系H01編成代走
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,70mm,ISO 800
1/640秒,f7.1,WB:晴天
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