鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

気に入った京都カレー博物館

2010-04-30 | 京都街角の情景


 4月29日午後、JR西日本の旅客用EF66-45号機を向日町駅で撮影した後、家人と西大路駅で待ち合わせて三条高倉の「京都カレー博物館」(カレーも漢字なのですが、IMEで手書きにしても出てきませんので、カタカナ表記にします)へ行ってみました。
 3月22日の振り替え休日に行ってみたのですが、休みだったので改めてのチャレンジです。地下鉄烏丸御池駅から三条通りに出て、東に歩きます。京都文化博物館の東側のビル地下1階に、そのお店はありました。

 博物館を名乗るだけあって、一方の壁いっぱいに全国各地の地カレーのパッケージがずらりと並んでいます。カラフルなデザインが並んでいるので、図書館や書店に本が並んでいるようにも見えます。席にも写真入りのメニューが載っていますが、スタッフに「どうぞ、実物を手にとって説明文などを参考に選んでください」と勧められ、早速、陳列棚の前に行ってみます。パッケージだけでなく、すべて中身も入っています。その重みが感じられるのも楽しいですね。

 あまりにも数が多く、悩みましたが、私は一番高い岐阜の「飛騨牛デラックス」(450グラムというボリュームで1995円)、家人はえびの味がふんだんにきいた仙台の「杜の都レッドカレー」(630円)にしました。

 そうなんです、並んでいる商品はレトルトです。選んでスタッフに渡すと温めてくれ、ライスやナン(いずれも300円)と一緒に出してくれるのです。もちろん、調理せずにパッケージのままで買って帰ることもできます。
 サイドメニューもいろいろあってクジラのベーコンやエビフライなどもあります。二人ともシーザーサラダ(210円)を頼み、私はさらにエビフライ(2尾410円)を注文しました。



 店内は厨房に向かってカウンターが弧を描くように配置されています。照明はやや暗めで、ちょっとしゃれた大人のバーといった雰囲気です。レトルトを温めて売っている安い食堂、なんていうイメージで行くと面食らうかもしれません。



 頼んだカレーは立派な食器に入れられて出てきました。飛騨牛カレーは量が多いので二つの器に分けられてきました。ライスもきれいに盛られています。何度も言いますが、レトルトというイメージとはまったく異なります。
 今回、私は飛びぬけて高いものを選びました。しかし、家人はカレーが630円、ライス300円、サラダ210円、それに食後のコーヒー100円で、しめて1240円です。もっと安い値段のカレーもあります。

 「へたな喫茶店なんかで缶詰か業務用のレトルトカレーに500円も600円も出すくらいなら、ムードもあってこっちのほうが、よっぽどいい」

 家人の正直な感想です。さすがに全国各地の特産を使った地カレーですから、業務用のカレーとは比較にならない美味しさです。私もまったく同感です。
 責任者らしき男性スタッフの話では、現在120種ほどあるとか。このスタッフは「まだ、80種ほどしか試食できていません。ただ、食べれば食べるほど、カレーの好みというのは千差万別だということがわかってきました」とのことです。
 たとえば、フルーツを使ったカレーが結構あります。ルーに溶け込んでいるものもあれば、具として存在している場合もあります。自分は具のフルーツに違和感を抱き、もう一つだなあと感じても、別のスタッフは「これ、おいしいですよね」とどんどん食べ進んでいくということが多々あるそうです。

 したがって、ここでは「お勧めは?」と聞かれても困るそうです。人によって好みが異なるから、勧めたものがその人にとって美味しいかどうか、わからないからです。

 つまり、それだけカレーというものの奥行きが深いということでしょう。
 私は「カレー通」ではありません。でも、カレーが大好きです。
 これからも、贔屓にしたいと思いました。ああ、職場がこの店の近くなら、毎日でも通って全種類食べてやるのに~。

 京都カレー博物館 「地カレー家」
 京都市中京区三条高倉角 Duce Mixビル 地下1階
 営業時間 11:30~21:00(ただしラストオーダー20:30)
 定休日  月曜(3月22日の反省を踏まえ、月曜が休日のときは営業とのこと)

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これがロクロクの面構え 配7993レ EF66-45

2010-04-29 | EF66

 
 4月28日の夜、長駆、下関から京都総合運転所(向日町操)にやって来たJR西日本のEF66-45号機が、早速29日の配7992レと配7993レに入りました。
 久しぶりの45号機の配給なので、両列車を撮影しようと意気込んでいました。しかし、先日購入した地デジ対応テレビとブルーレイレコーダーの配達、設置が想定より遅くなってしまい、梅小路行き配7992レを撮り損ねました。後から聞くと、空ではありますがチキ6両もつないでいたとか。本当に惜しいことをしました。45号機の向日町操復帰初運用なので、配7993レは逃がすものかと出動。初めは花が咲き始めた桂川駅横の築堤をホームから狙おうかと考えました。しかし、記憶をたぐると下り普通電車が並走したように思います。電車が停車してしまうと築堤を撮影するのは難しいと考え、向日町駅に転進しました。

 ここは通称ホッチキスと呼ばれる柵が足回りを隠して邪魔なのですが、被られるリスクは減少します。向日町駅の下りホームの京都方で見ていると、案の定、下りの221系が桂川駅に停車している横を66がやって来ました。もしかするとタイムラグがあって撮影できたのかもしれませんが、ここは安全第一です。ホッチキスが気になるのと、単機ですから何かちょっと違う撮り方をと、お顔の上部をアップにしてみました。
 こうしてみると、45号機のきれいなことがよくわかります。



 そして後追い。逆光ですが、どうでしょうこの旅客66の面構えの頼もしさ。
 これぞEF66ですね。今後も45号機はチキを引いて梅小路との間を往復することが多いと思います。荷が少し軽すぎますけれど、私がまだ少年だった日、さっそうとデビューした国鉄色のEF66は貨物機だったのです。その後、ブルトレ牽引の栄をEF65からバトンタッチされるのですが、往時をしのぶことができると思えば客車を引かなくても45号と49号の2機は極めて貴重な存在ですね。

≪写真上≫
2010-4-29 JR東海道線向日町 配7993レ EF66-45単機
Nikon D300,AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),70mm,ISO 400
1/640秒,f9,WB:晴天
≪写真下≫
2010-4-29 JR東海道線向日町 配7993レ EF66-45単機
Nikon D300,AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF),210mm,ISO 400
1/640秒,f9,WB:晴天

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青い夜風が吹きぬけた 特急牽引機EF66-45

2010-04-28 | EF66


 
 19時30分。単9302レ、EF66-45――高槻通過。
 JR西日本下関総合車両所のEF66-45号機が4月28日、単機で上って来ました。目指すのは京都総合運転所(向日町操)です。

 2月8日、広島からジョイフルトレイン「あすか」の回送を牽引して東上し、翌9日に向日町操入りしていた僚機のEF66-49号機と交代するのが目的です。
 
 東京―九州間寝台特急「富士・はやぶさ」の廃止後、下関に集められたJR西日本のブルトレ牽引用EF66は次々に廃車の憂き目にあっていました。10両すべてが廃車になるのかと気をもんでいたところ、49号機が広島―新山口で「あすか」を牽引し、それどころか回送まで引いて宮原経由で向日町操に入ったときは奇跡か、と思ったほどです。そして49号機は向日町操で、ごく短距離ながら配給列車の牽引に活躍。45号機も下関周辺で時折、姿を見せてくれていました。

 そして、たった2両だけになったほぼ原形のEF66同士が今回、その担当を交代することになったのです。もともと45号機はピカピカの美しい姿でしたが、それは今も変わっていませんでした。ホームの光に照らされたその姿は輝き、一陣の夜風のように疾走して行きました。

 49号機は明日、単9301レとして、下関へ帰ります。山口地区でも運用予定があると聞いています。
 この2両はまだしばらく、私たちに元気な姿を見せてくれるのではないでしょうか。

≪写真上≫
2010-4-28 JR東海道線高槻 単9302レ EF66-45
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,62mm,ISO 3200
1/80秒,f3.2,-0.3段,WB:AUTO(RAW現像時に晴天をAUTOに変更)、トリミング
≪写真下≫
2010-4-28 JR東海道線高槻 単9302レ EF66-45
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,24mm,ISO 3200
1/80秒,f3.2,-0.3段,WB:AUTO(RAW現像時に晴天をAUTOに変更)


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さようなら 485系A10

2010-04-28 | 485・489系

 JR西日本の「雷鳥」で活躍した京都総合運転所の485系A10編成がけさ、住み慣れた向日町操から吹田へ旅立ちました。二度と戻らぬ片道切符の可能性が高い、と聞いています。
 これで、京キトの両端切妻、いわゆる非パノラマの485系編成はなくなることになります。

 回6751M……それが最後に与えられた列車番号です。

 私は残念ながら、見送ることができませんでした。
 しかし、ブログ仲間の「さくらねこ」さんが、長岡京で見送ってくれました。メールで送られて来たその文面を紹介します。

 ――雨あがり直後という感じでした。だーれもいなくて、霧の中のようなひんやりした空気の中、一人でお見送りしました。緊張して手がふるえるかと思ってたのですが、意外に冷静に撮れました。A10にお別れできて、よかったです。

 長岡京通過は05時36分、定時だったそうです。

 写真は2009年11月28日、湖西線小野-和邇で撮影した4004M「雷鳥4号」のA10です。


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C57-1全検 ボイラー搭載

2010-04-27 | 鉄道情報

 JR西日本・梅小路蒸気機関車館のC57-1の全般検査もいよいよ大詰めのようです。
 きょう4月27日の京都新聞朝刊社会面(写真参照)によると、オーバーホールされていたボイラーが26日に主台枠に載せられた、とあります。

 梅小路の蒸気機関車館は月曜日が休館日です。それを利用しての作業で、大阪市内(と聞いています)の専門会社でオーバーホールされたボイラーが搬入され、クレーン車で吊りあげられて取り付けられたとか。

 ボイラー部だけで長さ約10メートル、重さは約10トンと記事に書かれています。

 昨年12月からの全検は6月末までに終了し、7月17日から「やまぐち号」を牽引する予定とも報じられていました。

 もうすぐ元気な姿が見られそうですね。


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私の好きなレッドサンダー

2010-04-25 | 鉄道写真

 ガトーさん、こんなレッドサンダーでよろしいでしょうか。
 
 最近、写真を撮りに出かけていません。きのうは部屋の掃除を一日していました。自室用の地デジ対応のテレビを買わねば、と思い立ち、そのためには設置場所周辺をきれいにしないとどうしようもないなあ、と感じた次第です。8866レくらいはせめて西大路ででも、と思ったのですが、掃除が中途半端になるので断念しました。
 きょうも午前中は用事があり、午後は京都駅のビックカメラに出かけてパナソニックの地デジ対応テレビ(19型)とブルーレイHDDレコーダーを購入。その後、写真展を見に行って終わりました。

 そんなわけで、新しい写真をアップできません。そこで、出してきたのが昨年11月末に撮影した3092レです。なんで、いまごろこんな写真を出してくるのか、とお思いのことでしょう。
 実はブログ友だちのガトーさんが、ご自分が管理されているブログ「鉄風味な写真日記」で、私のコメントに対して「最後に、まむしさんの『赤雷ちゃんを、俺はこう撮る!』を楽しみにしておりますので♪」という恐ろしい返事を書きこまれておりまして。

 こう面と向かって書かれると(笑)
 なんか出さなあかんかな、と考えていたのですが、そんなにお見せできるほどのものはなく……。結局、オーソドックスなものが一番かなと思ってこの写真を選んでみました。

 私はJR電機の中では、このEF510とEF200を気に入っています。
 EF510はやはり東日本の旅客用より、この赤が個人的には好きです。この逆シングルアームのパンタに赤いボディ。私は勝手にヨーロピアンスタイルだと思っていますが、スイスやフランスあたりを走っていてもおかしくなさそうではありませんか?
 「日本海」を、このレッドサンダーが引かないかなあ、と思っているのですが。青ではなく赤です、もちろん(妄想)。

2010-11-28 JR東海道線安土-近江八幡 3092レ EF510-3
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 200
1/800秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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写真展 「三人展」と溝縁先生

2010-04-25 | いろいろなこと

 きょう4月25日は、私の知人である大久保勝利さんらが開かれている写真展「三人展」を見に行かせていただきました。場所は、京都市中京区西ノ京銅駝町のプロラボ「エイエイムエス」のA'BOXギャラリー。JR山陰線の二条駅を出て御池通りを西に行き、御前通りの交差点を北上した西側にあります。駅から徒歩10分というところでしょうか。

 写真展は、田中祥介、大久保勝利、中島佳彦という3人のプロカメラマンが本来の専門分野を離れたそれぞれのテーマに取り組んだ内容です。
 田中さんは「残された里山あすか野」。都会に近い里山で、虫たちのいきいきとした姿をマクロで活写されています。大久保さんは「四季淡海」。大津在住で、琵琶湖の夜明け前から早朝の美しい光景を見せてくれています。「スペードの木」に射す曙光の写真が気に入りました。中島さんは「トスカーナ逍遥」。フィレンツェを中心とした街角、風景の数々の写真に目をひかれます。

 28日までと、残り期間は少ないですが、お時間のある方はぜひ足を運んでください。

 そこで、きょうは大久保さんの紹介で、祇園など京の花街の写真で高名な溝縁ひろしさんにお会いすることができました。エイエイムエスに溝縁さんが来ておられ、短時間でしたがお話をさせてもらいました。キルギスで、日本の写真展を開催され、日本文化を紹介される取り組みをなさっています。そのときのお写真や模様をいろいろお話くださいました。
 溝縁さんは5月5日から11日まで、祇園石段下の「ぎゃらりぃ西利」で、「西国33札所・四季巡り」を開催されます。
 写真はその案内のはがきです。時間は午前11時から午後7時。7日は午後8時まで、11日は同4時までです。5日は午後2時から1時間、ギャラリートークが予定されています。

 お時間があってご関心のある方はぜひ、こちらも足を運ばれてはいかがでしょうか。

 鉄道写真ではありませんが、プロのすばらしい写真を見ることはきっと、鉄道写真にも生かされることと思います。
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安土 菜の花ポイントで

2010-04-22 | EF66

 この2枚の写真は4月18日に、JR西日本・琵琶湖線の能登川-安土で撮ったものです。この菜の花のポイントは滋賀県立安土城考古博物館のすぐ近くにあります。安土駅から徒歩では少々時間がかかりますが、レンタサイクルならほとんど平坦なので時間もかからず、すいすいと行くことができます。

 2つ前の8865列車を撮った写真もご覧いただければと思いますが、この2枚の列車の位置と8865レの位置はそれぞれ異なります。立ち位置は同じだけれど、カメラの振り方で切り取るところが変ります。

 なぜ、このようなことを書くかといいますと、菜の花畑の向こう側に考古博物館に続く道路があり、休みの日はけっこうな通行量があるからです。車だけでなく徒歩の人も多く、意外なほど大きく写り込みます。運悪く、列車通過時に車や人が通ると完全に”撃沈”です。ただ、咄嗟にレンズを振ることで、それらをかわすことができます。実際、8865レの写真は画面には入っていませんが、左手に車が2台止まり、乗っていた人たちが菜の花をバックに記念撮影をしていました。
 一方、この記事の上の写真では画面の右手に農作業の軽トラックが止まっていました。そういった不要なものを写りこまないように調整し続けた結果、列車を切り取る位置が変っているのです。

 下の写真は、トンネルを飛び出してくるところをサイドから撮っています。機関車の背後の桜は他の2枚よる少ないのですが、画面の右側には手前とバックに桜が花を付けています。8865レもこの角度で撮影してもよいかな、と考えていました。

 しかし、結局、この角度で撮れた貨物はこれだけです。他の列車の通過時には右手前の桜の前に白い軽トラがずっと止まっていました。農作業に来られた方の車ですので、あちらが優先です。たまたま、ほとんどの写真に車や人が入ってしまうことはありませんでしたが、突如我々の目の前(レンズを通すとそう見える)に車が停車し、菜の花の写真を撮る人があっちへ行ったりこっちに来たりとすることもありました。

 なかなか、ハラハラドキドキする撮影ポイントであるということを、お伝えしたいと思います。

≪上の写真≫
2010-4-18 JR東海道線能登川-安土 1071レ EF210-129
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 200
1/80秒,f18,+0.3段,WB:晴天

≪下の写真≫
2010-4-18 JR東海道線能登川-安土 1057レ EF66-131
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,175mm,ISO 200
1/800秒,f5.6,+0.3段,WB:晴天


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桂川を渡る配1975レ EF66“重連”だ

2010-04-19 | EF66

 8865レの撮影後、北陸貨物の3092レまで撮影し、JR西日本・琵琶湖線の能登川-安土から撤収しました。レンタサイクルで安土駅まで戻ると、12時53分発の下り普通に飛び乗って家に向かいます。心地よい疲れのうちに西大路に着くと、ちょうど8865レが入れ替え作業中でした。上りホームには約10人のファンがカメラを向けています。見ると、eexpressさんもおられます。お声をかけ、下りホームでしばしお話をさせてもらい、eexpressさんは桂川駅へ、私は帰宅しました。

 いったん帰ったものの家人は「疲れたのでお昼寝したい」と言います。元気なら一緒に出かけようかと思っていたのですが、先日から風邪気味のようなので無理は言えません。そうなると、やることは一つ。急いで昼ごはんをかきこみ、再び出動!8865レが梅小路までエスコートしてきたEF66-102とヨを引き継いで吹田に向かう配1975レを撮るべく、桂川橋梁へと急ぎました。

 3月のダイヤ改正後、この配1975レはEF66からEF200の運用に変わっていますが、この日はEF66です。それは安土からの帰途、梅小路を通過時に確認していました。しかも、0番台の25号機です。最近、めっきりロクロクのゼロ番台を見ることが少なくなっていたので、これはチャンスです。無動力回送とはいえ、EF66の0番台と100番台の重連形態になるのですから。

 「たぶん何人か先客がいるだろう」と、考えながら通過の20分前に着くと、だれもいません。意外に思いながら、急いでセッティングします。土手にセイヨウカラシナ(菜の花の一種らしいですが、ここに自生しているのはそういう種類だそうです)が黄色い可憐な花を付けているので、画面にこれを取り込むことにしました。
 eexpressさんと雑談中に梅小路で入れ替えするDE10が、空コキ2、ォトキ、車輪コキ、空コキの計5両を引いていましたので、配1975レはこれに機関車2両とヨが付いた長めの編成と思いこんでいました。

 しかし、やって来たのは66×2、ヨ、ォトキの短編成です。長い編成を想定してワイドにしていたズームをあわててテレ端にまで動かし、ようやく撮ったのがこの写真です。少し編成後部が空きすぎの感もありますが、なんとか見られる絵になったでしょうか。



2010-4-18 JR東海道線西大路-桂川 配1975レ EF66-25+EF66-102
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/1000秒,f5,-0.3段,WB:晴天

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花の安土城下で 8865列車が行く

2010-04-18 | EF65

 きょうは菜の花が咲き乱れる安土城下で、EF65が牽引する8865レを撮ってきました。
 JR西日本・琵琶湖線の能登川-安土にある安土城址には、まだ桜の花が残っていました。そして線路をはさんだ南側には、菜の花の絨毯が広がっています。

 地元で精力的に撮影されている「ふぃるきちZ」さんのブログ「今日は何処へ行こうかな」を拝見すると、きれいな菜の花と機関車の写真が紹介されていました。あまりに美しかったので「今度の日曜日でも花は大丈夫でしょうか」とお尋ねしたところ、「18日はもっときれいに咲いていると思いますよ」との返事をいただきました。天気もよく、絶好の撮影日和と、例に寄って安土駅前でレンタサイクルを借り、ポイントへと急ぎました。

 この日の8865レは今や大変貴重となった国鉄色一般形のEF65-100の担当です。しかも次位には無動力回送のEF66-102が付き、さらに緩急車のヨ8794も付いています。被写体として申し分なく、九州チキ2ユニットも含めた編成撮影が常道ですが、このような編成だからこそ、あえてカマとヨだけを狙うことにしました。

 レンタサイクルをキコキコとこいで行くと、見慣れた白い車があり、菜の花畑のあぜに人影が見えます。ふぃるきちZさんでした。「きょうは、まむしさんが来られるのではと思っていました」と笑顔を向けてくださいます。横に立って構えていると、地元の常連「愛しき」さんもお見えになりました。
 このあと、篠原で人身事故が発生し、私たちの目の前で岡桃牽引の1071レが停車するなど、ダイヤが大幅に乱れる事態になりました。この間、「愛しき」さんはもう少しカマがアップで狙える場所に転進され、新たにTEAM3170の「トヤキです。」さんがやって来られました。

 トヤキです。さんも「きょうは、花狙いが正解」と、3人で待ち構えます。しかし、ダイヤが乱れて肝心の8865レはいつ来るのか見当がつきません。この場所はトンネル飛び出しですので、突然やって来る列車にうまく対応できない恐れがあります。困ったと思っていたら、「ねこバス」さんから電話がかかってきました。米原操近くのポイントにおられるとのことで、その後逐一、米原操を通過する下り貨物の情報を知らせてくださいました。

 この連絡が極めて有効で、所要時間を計算して待っていると、ほぼドンピシャでやって来ます。8865レなどは「そろそろ」と思って耳を澄ませていたので、65のモーター音をキャッチすることもできました。「ねこバス」さん情報は、私たちより西で待っておられた「さくら2号」さんや「mon」さんにも転送。トヤキです。さんもTEAM3170の皆さんに連絡されていました。
 ダイヤが乱れた際は、だれしも目当ての列車の運転状況が気になるものです。きょうの「ねこバス」さんの親切な対応は本当にありがたかったです。改めてお礼を申します。

 結局、8865レは定刻より約1時間15分遅れて季節列車である7051レのスジで下って行きました。原色の65一般形とJR貨物色の66-100番台、そして真っ黒なヨが黄色い菜の花と淡いピンクの桜の中を走っていく光景は美しく、足を運んだ甲斐がありました。惜しむらくは定時で来てくれていれば、65の側面の影はなかったはずです。

2010-4-18 JR東海道線能登川-安土 遅れ8865レ EF65-100(岡山機関区)+EF66-102(吹田機関区)
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,170mm,ISO 200
1/800秒,f5,+0.3段,WB:晴天

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