鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

遅れ4092列車は2号機だ 京都にて

2010-01-31 | EF81

 8865列車をJR西日本・京都駅で撮影後、遅れている4092列車も撮ろうと待機します。8865レを京都駅8番線の大阪寄りで撮り、その後8002レ大阪行き「トワイライト・エクスプレス」を構内の思い思いの場所で狙っておられたC62重連さんご一行も、私がいる8番線東寄りに集まって来られました。

 みんなでワイワイ話をしながら待ちますが、遅れている列車のため通過時刻がはっきりしません。JR貨物の輸送情報では奥羽線内での輸送障害の影響を受け、梅田終着+3時間2分の予定です。新疋田を10時8分ごろに通過したという目撃情報がありますが、高速走行の特急が行き交う湖西線内で待避するのは確実です。また、梅小路での荷扱いもあり、終着で+3時間2分と言っても京都駅の通過時刻を割り出すことは困難です。

 そんな話をしていたところ、信号が開いて例の「7番ホームを列車が通過します」のアナウンスが終わるか終わらないうちにピンクのボディが見えました。12時37分通過。定時より約3時間30分の遅延でした。

 EF81の現役最若番である2号機。
 しかし、それにしても汚れまくりです。富山機関区所属のEF81は汚れた機関車が多いのですが、その中でも目立つ方だと思います。ファンとしてはもうちょっと、掃除してあげてほしいですね。

2010-1-31 JR西日本京都駅 遅4092レ EF81-2
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,140mm, ISO 800
1/640秒,f3.5,-0.3段,WB:晴天

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小雨降る京都 EF65-103が通過する

2010-01-31 | EF65

 朝から雨模様の1月31日。JR西日本・京都駅で専貨8865列車を撮りました。

 前日、EF210から西岡山で8866列車の牽引機を交代したJR貨物岡山機関区のEF65-103号機が、この日は稲沢から戻って来ます。

 「雷鳥」や「サンダーバード」「トワイライトエクスプレス」「日本海」など下りの優等列車が発着する京都駅7番線。「まもなく7番ホームを列車が通過します」のアナウンスが流れた直後、国鉄色の電機がゆっくりと姿を現しました。11時50分。定刻、無動力回送のEF66-133号機とトキ1両、コキ1両を従えて通過して行きます。
 本来、11時49分に奈良線の「みやこ路快速」が8番線から発車するのですが、8865レを撮った直後、出て行きました。これまでも何度か同様のことがありました。「みやこ路快速」の運転士さんに感謝します。

 長い年月、大幹線の東海道・山陽線で貨物を牽引し、日本の発展に尽くして来てくれたEF65一般形も、もはや風前の灯です。岡山機関区に集結していますが、先日、茶釜として親しまれる57号機が故障しました。復活を願っていますが、なかなか難しそうとの話も聞こえてきます。
 故障していなくとも老朽化は否めませんから、先行きは不透明です。そういう状況を知っているからか、京都駅の8番線はいつになく多くのファンがカメラを構えていたように思います。

 いつもいろいろお世話になっているC62重連さんとそのお仲間の方々も来られており、8865レの撮影後、遅れている4092レのEF81-2までご一緒させていただきました。皆様、ありがとうございました。

2010-1-31 JR京都駅 8865レ EF65-103+EF66-133(ムド)
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 800
1/640秒,f2.8,WB:晴天

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山科でも雷鳥を!

2010-01-31 | 485・489系

 JR西日本湖西線の小野-和邇で撮影後、海鮮丼さんに湖西線と東海道線が分岐する山科駅まで送ってもらいました。改札を入るまで家に直帰するつもりでいましたが、よく考えると、撮影対象の列車がまだあります。このまま帰るのはもったいないと思い、上りホームの京都方に行ってみました。

 すると意外なことに、どなたもおられません。そこで、気楽に三脚をセットして、外側線を上ってくる列車を待ち構えます。EF210-141牽引の5070レに続いてやって来たのが、4013M「雷鳥13号」です。完璧な順光ではありませんが、美しい国鉄色を輝かせて駆け抜けて行きました。

 さすがに4013Mの通過時には数人の方が集まって来られましたが、ゆったりとした雰囲気で何の気苦労もなく撮ることができました。しかし、これから3月のダイヤ改正に向け、だんだん大勢が集まるようになるのかも知れません。
 そうなっても、わいわいがやがや賑やかに、そして和気あいあいの雰囲気で撮影したいものです。

2010-1-30 JR東海道線山科 4013M「雷鳥13号」 485系京都車A4編成
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,180mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

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比良をバックに雷鳥を撮る

2010-01-31 | 485・489系

 1月30日の土曜日は、朝からJR西日本湖西線の小野-和邇で、比良山をバックに「雷鳥」や「日本海」などを撮りました。前日から天候が良好なことがわかっていたので、迷わずここへ出かけようと決めていました。まだ暗いうちに家を出て、近江今津行きに乗車し小野からポイントを目指します。
 車窓から見たときはだれもおられなかったのですが、到着するとすでにお一人三脚を立てておられました。早速、その方の横に三脚を立て、脚立に上ってハイアングルで構えます。

 ファインダーをのぞいていると、背後に人の気配と「おはようございます」の声が。こちらもあいさつしてお顔を見ると、なんと知り合いの海鮮丼さんでした。向こうも「あ、まむしさん」と驚かれた様子です。そうこうするうち、だんだん人が増え、私の横にはTEAM3170のM担当さんがお越しになりました。3170レを東海道線で撮影後、ここへ向かうとお聞きしていたので会えるだろうと思っていたのですが、並んでの撮影となり楽しく過ごせました。撮影者の中には、TEAM3170メンバーのマクドさんもおられ、M担当さんの紹介でごあいさつさせてもらいました。

 さて、この日の狙いは何と言っても3月のダイヤ改正で激減する485系「雷鳥」と、ブルトレ4002列車「日本海」、そして113系京都車です。ただ、目論みでは背後の比良さんが雪を被って白く輝くはずだったのですが、稜線のスカイラインが少し白いだけ。隣の方のお話では「先週の土日が最高だった」とのこと。暖かな日が多く、雨もあったので解けてしまったようです。しかし、それでも青空とくっきり姿を見せた比良の峰々。素晴らしいことには違いがありません。

 海鮮丼さんやM担当さん、マクドさんとお話しながら、楽しく4004M「雷鳥4号」から4002レ「日本海」まで存分に撮影することができました。ただ、難点が一つ。よいお天気になると、近隣の方々が線路に沿った道を散歩されるのです。また、中学生でしょうか。少年野球か野球部の皆さんが練習でランニングにも来ます。
 人の営みのうちに鉄道もあるので、当然そうした光景も受け入れなければなりません。問題は、その人たちがどこにいる時に撮影対象列車が来るのか。この写真にも自転車で犬の散歩をされている方が写っていますが、そう気になりません。けれど「日本海」のときは結構、画面手前に2人の方が写りこみました。「日本海」はそれに加えてサンダーバードが裏被りして散々でしたが・・・。ま、これも運ですね。

 4002レ撮影後、撤収することにしましたが、徒歩で来ている私に車で来られた海鮮丼さんもM担当さんも駅まで乗って行きますか、と声をかけてくださいました。結局、海鮮丼さんに山科駅まで送ってもらったのですが、M担当さんもお気づかいありがとうございました。そして海鮮丼さん、ありがとうございました。

 このように撮影地で鉄仲間に出会え、声をかけていただくと本当にうれしくなりますね。

2010-1-30 JR湖西線小野-和邇 4004M「雷鳥4号」 485系京都車A2編成
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,98mm,ISO 200
1/500秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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配1974レに脚光を!

2010-01-28 | EF66

 大げさなタイトルを付けましたが、このところ配1974レ~配1975レに一時のような注目が集まらないのが不思議です。この列車はJR西日本・京都線内の吹田(信)-梅小路間を往復しています。上りが配1974レ、下りが配1975レで原則、毎日運転されています。

 2009年3月のダイヤ改正まではJR貨物岡山機関区のEF65の運用でした。京都に住む私にとっては吹田以東で昼日中に、毎日見ることができるEF65の列車でしたから、極めて貴重でした。それだけに注目も集め、【西日本】鉄道情報発信の掲示板には数多くの見たまま情報などが寄せられていました。

 ところが、ダイヤ改正で吹田機関区のEF66の運用に変更となってからは、この列車の情報書き込みがぐんと減っています。吹田出しのため、どのカマが充当されるのか予測しにくいということも人気を下げた理由の一つなのかもしれません。しかし、今や貨物のEF66も先行きが不透明です。この前まで活躍していたと思っていた機関車が、いつの間にかひっそりと姿を消していくことも珍しくありません。

 上りはこの配給の後を、下りは先行して走る安治川口-梅小路の専用貨物1182レ~1883レもEF66の運用だったものが、今はEF210の担当になりました。8866レや8865レも火曜日から水曜日にかけての運用はEF210になっていますし、甲種輸送の8862レもEF200やEF210が充てられることが増えています。

 そのような状況にあって、この配給列車は短いながらも編成がユニークで、絵になる存在と言えるでしょう。この写真は1月23日のものですが、100番台一次形の105号機が無動力のEF66-22を引き連れてやって来ました。高速コンテナ貨物を引っ張って走る豪快さはありません。しかし、他では見ることがなかなかできない編成を引くEF66を撮ることのできる大切な列車だと思います。

2010-1-23 JR東海道線向日町―桂川 配1974レ
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8G ED VRⅡ,145mm,ISO 200
1/800秒,f4.5,-0.3段.WB:晴天

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夕闇の国鉄形特急 山崎で遊ぶ

2010-01-27 | 電車たち

 1月24日の日曜日、JR西日本山崎駅近くでEF81-117牽引の4076レを撮影した後も居残り、夕闇の中で国鉄形特急485系「雷鳥」と183系「北近畿」回送を狙ってみました。

 この日の4009M「雷鳥9号」で非パノラマ編成のA10が下っており、夕方の4034M「雷鳥34号」で戻って来ます。山崎通過は17時49分ごろ、4076レから1時間余り後です。かなり暗くなるのは覚悟のうえで、なんとか写せないかと思い待ちました。

 4076レの通過後、しばらくして太陽は山の向こうに隠れました。その後も、しばらくは明るさが残っており、これならISOを上げれば何とかなるかな、と思いました。しかし、17時20分ごろから急速にあたりは暗くなってきました。もう夕暮れという雰囲気では到底なく、夕闇の世界です。もちろんこんなところで撮影している人はほかに誰もいません。脚立の上に立ってカメラを構えている姿を、散歩や帰宅を急ぐ人たちが不審そうな目で見て行きます。

 もう無理だから帰ろうか、と何度か思いました。けれど、今帰るとここまで待った時間が無駄になると思い、とことん粘ってみることにしました。
 まず、17時30分、上り線を大阪発金沢行き4037M「雷鳥37号」がカーブを疾走してきました。ライトのゴーストが出ましたが、なんとかヘッドマークもはっきりわかる程度には撮ることができました。

≪写真上≫
2010-1-24 JR西日本東海道線島本―山崎 4037M「雷鳥37号」 485系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 1600
1/400秒,f2.8.WB:晴天日陰(Capture NX2で補正しているので、データは参考になりません)

 2分後、今度は下り線に183系の回3025Mが姿を現しました。新大阪18時01分発の「北近畿15号」の回送です。まだ、辛うじて明るさが残っていますが、夜はもうそこまでやって来ています。

 下り内側線の207系のライトに浮かび上がったレールが印象的でした。

≪写真中≫
2010-1-24 JR西日本東海道線山崎―島本 回3025M 183系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,195mm,ISO 1600
1/400秒,f2.8,WB:晴天日陰(Capture NX2で補正しているので、データは参考になりません)

 そしていよいよ17時51分、私の予測より少し遅れてA10が来ました。
 4034M、金沢発大阪行き「雷鳥34号」です。大阪方先頭車がパノラマグリーンでないので、一目瞭然です。

 もうこの時は真っ暗で、正直どう撮ったらいいのか皆目見当もつきませんでした。
 いろいろ考えた末に、えいやっと、ズーム流しにしてみました。しかし、昼間ではないし正面がちに来て首を振る線形なのでタイミングがつかめません。もう適当な感じでやったのがこの写真です。露出も適当だったので、もっと絞るかSSを上げればよかったと後悔しています。

 でも、たまにはこんな遊びもいいかなと思っています。


≪写真下≫
2010-1-24 JR東海道線山崎―島本 4034M「雷鳥34号」 485系
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,145mm,ISO 3200
1/40秒,f2.8,WB:晴天日陰(Capture NX2で補正しているので、データは参考になりません)

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山崎で4076レを撮る

2010-01-24 | EF81

 1月23日、JR西日本京都線の島本―山崎で8866レを撮ったあと、場所をサントリー山崎蒸留所前に移動し、日本海縦貫貨物の4076レを撮りました。この列車は青森・八戸から大阪・百済を結ぶ長距離貨物で、富山機関区のEF81の受け持ちです。

 23日は、EF81の現役最若番である2号機が牽引しました。8866レの通過時はどんより曇っていましたが、4076レの通過時には太陽が顔を見せ、機関車の顔がギラリと輝きました。8866レの通過直後ということもあったとは思いますが、やはり2号機の人気は高く、10人以上が待ち構えていました。

 24日は午後の早い時間まで用事があったので、撮影に出かけるかどうか少し悩みました。
 しかし、4076レがきょうも定時で運転し、カマも比較的きれいな117号機だったので、23日と同じ山崎サントリー前に行きました。この日は西谷踏切のサイドも光が回る順光側に一人おられるだけで、サントリーの前は私一人でした。
 EF81は簡単に言ってしまえば、EF65の交直両用版でしょう。汎用性が高く、寝台特急から貨物まで幅広く各地で今も活躍しています。ですが、81もEF510などの新鋭機の投入により、徐々に活躍の場が狭まっています。今のうちに撮影しておかないと、また後悔することと思うのですが、機関車や貨物に興味のない方々にとっては、それほどの存在ではないのでしょうか。
 日曜日なので、もう少し撮影者がいるかと思っただけに意外でした。

 それはともかく、私にとっては23日の2号機の位置が今一つ気に入らなかったので、リベンジしたかったのです。どうでしょう、117号機の方が安定しているように思うのですが。

 ≪写真上≫
2010-1-23 JR東海道本線山崎―島本 4076列車 EF81-2
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,180mm,ISO 400
1/640秒,f3.2,-0.3段,WB:晴天

 ≪写真下≫
2010-1-24 JR東海道本線山崎―島本 4076列車 EF81-117
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,160mm,ISO 400
1/640秒,f7.1,-0.7段,WB:晴天

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西たからカン付きEF65 8866レを撮る

2010-01-23 | EF65

 きょうは午後からJR西日本京都線の島本―山崎に、8866列車を撮りに行きました。ご存知の通り、土曜日の8866レは岡山機関区のEF65が担当です。今や吹田以東で岡山のEF65を見ることができるのは、土曜日の8866~8864レ、日曜日の8865レ~8867レの一往復になりました。

 この日は午前中、用事があったので午後から撮影に出かけようと思っていました。用事が終了して調べると、8866レの牽引機は国鉄色一般形のEF65-116で、車輪コキ、ォトキ、コキ6、チキ6のこの列車としては珍しい長い編成だとわかりました。そろそろ国鉄色一般形のEF65もきっちり押さえておかないと、先はどうなるかわかりません。それに116号機の上り方には「西たから コンテナ特急」のヘッドマークが付いています。
 私はこのカン付きの116号機を撮っていないので、大いに撮影意欲がわいてきました。

 どうせ行くなら早めに出かけて他の列車も撮影しようと思い、まず桂川に寄って配1974レや1182レ、3092レ、7023M「雷鳥23号」(A03)などを撮影。その後、山崎で下車してサントリーの西のポイントへ向かいます。ぷらぷらといつものお気に入りポイントに行くと、先客が一人。鉄仲間の「さくら2号」さんでした。「会うのは今年初めてですよねえ」などと話をしながら待ちます。
 それもそのはず、私は今年に入ってから撮影に出かけたのは数えるほどで(大糸遠征はしましたが)、よく考えてみると貨物を狙うのはこれが初めてでした。ようやく、今年の貨物初撮りです。

 なので、3095レや3099レという北陸スジの貨物や1054レや1072レといったEF66の本線貨物なども、ふだん以上に気合を入れて撮影しました。

 このポイントは晴れると逆光です。空を見上げて曇っているので大丈夫、と思いやって来たのですが、想像以上に厚い雲で露出がありません。また、雲の厚みによるのでしょうが、あっという間に1段以上暗くなったり、反対に明るくなったりします。晴れると困るけれど、暗過ぎるのも問題と勝手なことを思いながら待っていると、ほぼ定刻に8866レは上って来ました。
 まあ、暗かったのですが、ご覧のように変な影が刺さることもなく、黄色のHMがはっきりしてよかったなあ、と思っています。

2010-1-23 JR東海道線島本―山崎 臨専貨8866列車 EF65-116
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,200mm,ISO 400
1/500秒,f4,WB:晴天(この写真はトリミングしています)

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大糸線紀行2010冬 エピローグ レンガ車庫

2010-01-22 | 大糸線紀行

 3日間のJR西日本大糸線遠征のラストは、解体が決まった糸魚川のレンガ車庫です。
 ここに3日間姿を見なかった国鉄標準色のキハ52-115もいました。

 レンガ車庫は北陸新幹線の延伸工事によって、結局取り壊されることが決まりました。キハ52が大糸線を去るのと時期をほぼ同じくして、姿を消します。2月28日以降、もう車両の出入りはできなくなるとのこと。
 貴重な鉄道産業の歴史を語るものが、また一つ消えていくのです。

 キハ52は3両のうち1両が岡山で保存されるそうです。津山の扇形庫に入るのでしょうか。できれば動く状態で残して欲しいものです。3両の中で人気の最も高いのが、115です。しかし、糸魚川地域鉄道部の発表では、3日間とも走る予定だったのに実際は1日も走りませんでした。運用発表には都合で変更になる旨のことが記されていますが、唯一の心残りは雪の中でこの115の走行シーンを見られなかったことです。

 地元は3月のダイヤ改正後、キハ52のラストランやレンガ車庫のイベントをJR側に要望しているそうです。糸魚川地域鉄道部も検討中としていますが、どうなるか。できたらもう一度、ダイヤ改正前に115の姿を記録しに行きたいものです。しかし、その望みがかなうかどうか。

 とはいえ、この3日間、さまざまな写真を撮影することができました。振り返ると、とても充実した時間でした。夏、秋、冬といずれも自分なりに満足できる成果をあげることができたと考えています。

 ご覧くださった皆さん、毎日お付き合いありがとうございました。多少なりとも、残りわずかとなったJR西日本管内の大糸線撮影の参考になりましたでしょうか。少しでも、お役に立てれば幸いです。

2010-1-11 JR北陸線糸魚川駅で撮影

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大糸線紀行2010冬 雨飾山とキハ52

2010-01-21 | 大糸線紀行

 JR西日本大糸線遠征で、最後に沿線で撮影したのは、雪をかぶった険しい雨飾山(1963m)と鬼ケ面山(1591m)を背にして走るキハ52の雄姿です。

 ここが前回の記事で書いた、どうしても行きたかった場所でした。
 雨飾山をバックに走るシーンは夏にも秋にも狙っていましたが、天候は糸魚川に近付くに連れて芳しくなくなり、雲が山を隠してばかりでした。
 今回の遠征でも初日、午後から頸城大野-根知で撮影した際に雲が出て来たため、てっきり山は見えないと思い、早々に南小谷方面に移動しました。その後すっきり山が見えたと聞き、この山とは縁が無いのかと半ばあきらめていました。

 しかし、この日はよい天気です。どうせ糸魚川に戻らなければならないのだからと、山が見えようが見えまいが沿線での最後の撮影はこの場所と決めていました。現地に着くと、雨飾とその前方の鬼ケ面が午後の陽を浴びてはっきり見えます。あまりに美しい光景に、どのような構図で切り取るか、かえって迷いが出るほどです。

 雪に覆われた田んぼの畦を行ったり来たりして、結局、手前の鬼ケ面を大きく、雨飾を右に配することにしました。撮影する列車は上下2本。15時4分に根知で交換する432Dと429Dです。列車の通過時刻近くになって、山に雲がわきましたが、気になるほどではありません。
 まず、旧標準色のキハ52-125の432Dが南小谷に向かいます。これを練習撮影にしてシャッターを切る位置などを確認し、いよいよ本命となる糸魚川行き429Dを待ち構えます。定刻より2分ほど遅れてやってきたのは、キハ52-156です。

 厳しい姿の山を背に、陽を受けた鮮やかな朱色がひときわ映えます。夢中でシャッターを切りましたが、至福のひとときでありました。

2010-1-11 JR西日本大糸線 頸城大野-姫川 キハ52-156 糸魚川行き429D
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,125mm,ISO 200
1/400秒,f9,-0.3段,WB:晴天

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