鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

初秋の夕陽を受けて 急客機の面影

2012-09-09 | 蒸機

 9月2日の午後、またまた美祢線の貨物が運休になったので、急いで山口線に転進し、前日とは反対に新山口に向かうSLやまぐち号を撮影することにしました。

 monさんの運転で、渡川-長門峡の俯瞰ポイントに通過約10分前に到着。陽がなく残念でしたが、秋の里を行くSL列車の姿を記録することができました。撮影後、湯田温泉に宿泊することにしていましたので、のんびりと宿に向かうことにしました。monさんがふと燃料計をみると、ありゃほとんどE表示です。エアコンなども切ってなるべく省エネ運転にして宮野に着き、一番近いスタンドで給油。一息ついて走り出したのですが、それでも山口駅で列車を先行しそうな感じでしたので、もう一回撮影しようということになりました。

 目指すのは大歳-仁保津のストレートです。山口市内で何度か信号につかまりましたが、列車に数分先行してポイントに着きました。
 渡川ではまったく陽がなかったのに、ここは初秋のきれいな斜光線が降り注いでいます。ここは町中なので、周囲の建物に目を配りながら構図を決めた瞬間、警報機が鳴ってC57がやって来ました。黒がねの肌を輝かせ、スピードを上げて走り去って行きました。

 ここでは煙は期待できないのはわかっています。そのかわり急行旅客用機関車のスピードを堪能できる場所で、シャッターを切るタイミングに神経を集中しなくてはならず、大いに緊張しました。

2012-09-02 JR西日本山口線 大歳-仁保津 9522レ SLやまぐち号 C57-1

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秋の稔りとC57-1

2012-09-09 | 蒸機

 大山路、長門峡とJR西日本山口線のSLやまぐち号を追いかけて撮影してきたが、まだ1回か2回は撮れるということで、コニー(kony5711)さんの車の後をついて走ります。次にコニーさんが止まったのは鍋倉駅発車直後の田園を見下ろす場所でした。

 道路からのプチ俯瞰。奥、サイド、手前と3回くらいシャッターチャンスがありますが、動いていないトラクターがあったり背景に青いネットが写ったりと少々、絵作りに気をつかいます。すべてで撮影しましたが、この写真は一番奥、つまり鍋倉駅に近い地点を狙ったものです。カマの足下の草や築堤周辺の茂みが気にならない、と言えばウソになります。しかし、手前の黄金に色づいた田んぼとC57、そして背後の田んぼに緑の山が美しく、追いかけながらの手持ち撮影としては上出来だと自画自賛です。

 一番手前で横画面にして撮った絵も自分では気に入っているのですが、煙の出具合がもう一つだったので、こっちに一票を投じました。

 このあと、コニーさんと徳佐の発車もぎりぎり撮影。後続のキハ47×2のローカルも撮影したのち、津和野近くの洋食屋さんに案内していただき、おいしい和牛のステーキを昼食にいただいてお別れしました。

 コニーさん、きっと足手まといだったことと思いますが、楽しい時間をありがとうございました。

2012-09-01 JR西日本山口線 9521レ SLやまぐち号 C57-1

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稲穂とSLやまぐち号

2012-09-07 | 蒸機

 9月1日は朝からJR西日本美祢線でフライアッシュ輸送の貨物を撮る計画でした。ところが、前日の列車が運休になり、撮るものが無くなってしまいました。運休であることは京都れいる倶楽部のtacos_0109さんがわざわざ電話をかけてきてくれたのでわかっていましたが、レンタカーは予約してあるし、宿も予約済みでキャンセルしたら解約金がもったいないので、とにかく出かけることにしました。

 そこでmonさんと相談して急きょ美祢線から山口線のSLやまぐち号にターゲットを変更。最初の撮影地は宮野-仁保にある大山路に決めました。とはいえ、私はSLやまぐち号撮影は2回目です。ちょっと迷いつつ到着し、線路際へと道を歩いていてふと目が合った人はなんとコニー(kony5711)さんでした。オフ会や写真展で顔を合わせ、またお互いのブログを通じて交流していただいていますが、撮影地でお会いするのは初めてです。京都や滋賀、あるいは梅田界隈でお会いするのならともかく、はるか離れた山口線でとは。ただ、コニーさんは山口線撮影のベテランですから、来られていて何ら不思議ではありません。むしろ私が山口線に行ったことが大変珍しく、コニーさんも驚かれたようです。

 私もmonさんも山口線そのもの来たことがほとんどないと言った状況に加え、今回はやまぐち号を被写体に考えていませんでしたので、来たもののどこで撮ればよいのか自信がありません。大山路で線路そばに構えた私たちのところに、サイドよりでセットされていたコニーさんがわざわざ話しをしに来てくださり、ここで撮影後も後ろをついていかせてもらうことにしました。

 そして追いかけの2発目の撮影場所が、この写真の長門峡です。稲穂が美しく色づいており、多くの撮影者が田んぼとC57をからめて撮ろうと待ち構えておられました。先着されたコニーさんは思い切って開いた構図作りをされましたが、私はオーソドックス系で。ただ、編成撮りをするのではなく橋梁を渡ってくる列車を狙うことにしました。コニーさんは大胆に列車の上を切り、田んぼを大きく切り取っておられます。私は反対に田んぼを薄くして列車を下目に置いてみました。煙は暴れるかと思ったのですが意外にうまく棚引いてくれ後方で上部に立ち上がってくれました。

 できあがった絵をカメラのモニターで見ると、もっとアップにしてカマと客車1・5両程度に切り取ればよかったかなと思いました。しかし、この煙の噴き上がり方を見たらこの構図でもよかったかなと、家に戻ってちょっと安心しました。

2012-09-01 JR西日本山口線 長門峡-渡川 9521レ「SLやまぐち号」 C57-1

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北海道でSLも撮りました!

2012-08-23 | 蒸機

 8月2日、東室蘭から車を東に走らせ、8001レトワイライト・エクスプレスと1レ北斗星はJR北海道室蘭本線の長万部-静狩で撮影しました。朝は雲が垂れ込めていましたが、だんだん晴れ、両寝台特急は夏の朝の光線を浴びて走り去って行きました。撮影したい列車が来るときに限ってどこからか雲がわいてきて陰ったり、あるいは何故かそのような雲を呼び寄せる人もいたりするようです。それと正反対に肝心なときに陽が差す幸運に恵まれました。

 そこで気をよくし、日中の時間を少しでも有効に使おうとさらに車を東に走らせることにしました。この日は函館から森まで函館本線を「SL函館大沼号」が運転されています。朝、国道を快調に走ってきたため、そのままの調子で走れば間に合うと思い、大沼公園を目指します。しかし、甘かったですね。やはり下道は信号やら何やらで止まりますし、意外に遠い。こんなことなら落部まで高速に乗るべきだったと思いましたが、後のまつり。大沼公園には到底着きそうにありません。

 間に合いそうな東山駅付近に目的地を変更します。しかし、撮影ポイントどころか線路がどこで見えるのかもわからず、ナビの地図を見てようやく踏切にたどり着くと、なんと警報機が鳴り出し汽笛が。あわててカメラを持って車を飛び出し、なんとか東山駅発車を撮影しました。

 満足できる写真であろうはずがなく、あきらめて森駅で形式写真でも撮影しようかと走っていると、どうも姫川駅で列車を追い抜いたようです。再びナビの地図を頼りに姫川-森の名前も知らない踏切へ。幹線道路から外れると道はダートになり、しかも踏切手前はどこまでが道でどこからが畑かわからず、車を乗り入れるのは断念して、再びカメラを手に持って走ります。ここも着くと同時に警報機が鳴ります。しかも下り勾配。煙も期待できません。

 ところが意外なことに白煙ながらカマは煙を吐きながらやって来ました。姫川発車の名残りでしょうか。最後尾に真っ黒なDE10が付いて推進しているので、結構なスピードで通過していきました。まあ、なんとかここにアップしてもいいかなと思える写真になりました。二つ目のC11を撮影するのは初めてです。

2012-08-02 JR北海道函館本線 姫川-森 9989レ「SL函館大沼号」 C11-207

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北びわこ号を撮ってみた・・・実は初めて

2012-02-06 | 蒸機


 
 JR西日本の山科駅で湖西線工臨9571レに入ったEF81-106を撮ったあと、パーイチファンさんと近江塩津行き新快速で北陸線の河毛に「SL北びわこ1号」を撮りに行きました。安土あたりから雪が増え始め、能登川に入るとあたりは一面の雪野原。米原から北陸線に入ると、雪の量はみるみる増えて、河毛の駅の周辺も真っ白。
 実は、SL北びわこを撮るのは初めてでして、パーイチファンさんの案内で撮影地に向いますが・・・。

 パーイチファンさんが雪のないときに歩かれるコースは膝までので積雪。先に歩いた人もいるようなので、その足跡をたどりますが、いやあ、汗はかく、足は腿をすごく上げないといけないため筋肉が痛くなるの大難路。駅を出たところの踏切に多くのファンが三脚を立てておられますが、私たちの好みのアングルではなく(^^;)

 もう一度、今度は少しでも楽な道をと迂回して駅にまわって、遠くに見える車道まで行って定番ポイント付近に。しかし、通常のポイントへ行く道は雪でふさがれているとかで、もう少し先へ行き、サイド気味に順光側から撮ることにしました。

 一面のきれいな雪原で、太陽の光を受けて輝いています。
 ピント合わせと露出が難しいのですが、ここが気に入り手持ちで構えます(今回は三脚を持って来なかったので、必然ですが)。

 列車は少し遅れて、ゆっくりとドラフトを響かせながらやって来ました。
 しかし、先ほどまで輝いていた雪原が残念なことに日が陰ったため、グレーっぽくなってしまいました。また、遠景の方はややピンを外し、RAW現像時にアンシャープマスクをかける始末。アップの方も、鉄道電話のボックスが画面に右端に写ってしまって、なんとも反省の多い初撮影になってしまいました。

2012-02-05 JR西日本北陸線 河毛-高月 SL北びわこ1号
Nikon D7000,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,34mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,+1.0段,WB:晴天(写真上)

Nikon D7000,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,52mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,+1.0段,WB:晴天(写真下)

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PFに手を引かれて湖東を上るC56

2011-11-15 | 蒸機

 JR西日本の東海道本線能登川ー安土に着いたのは13日の6時半過ぎ。早くも撮影ポイントは賑わい始めており、下り列車を狙う好みの位置に三脚を立て、場所を確保します。秋冷に身がきりりと引き締まる思いです。
 
 さて、この日は、北陸本線の米原-木ノ本で「SL北びわこ」号が運転されるため、梅小路からC56-160号機がEF65PFにつながれて米原へと回送されて行きます。まずこれを、サイドから撮影することにしました。三脚を立てた位置からでは、上り列車は後追いになってしまいます。C56ですから、テンダーが強調されるのでそれでもよいのですが、もったいない気がしてサイド狙いとしました。ちなみに、三脚位置から振り返っての撮影は、線路際の草がぼうぼうのため、足回りがうっとうしくなります。

 しばらくすると、安土駅手前の踏切付近を通過したときに鳴らしたと思われるPFのホイッスルが聞こえてきました。やがて、姿を現した2機はゆっくりと、大勢の撮影者の前を通過して行きました。C56はほとんど煙を吐いていませんが、ポッ、ポッ、ポッと一定間隔で白い蒸気を吐く姿がユーモラスでした。

 通過直前まで、もう少し強い光線が当たっていました。そのままであればC56がギラリと光ったはずなのですが、ややかげってしまい、普通の写真になってしまいました。

2011-11-13 JR西日本琵琶湖線 安土ー能登川 単9920レ EF65-1124+C56-160

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水上へ急げ C61発車

2011-08-24 | 蒸機

 柿崎-米山で485系T18編成の北越1号を撮影した8月16日。北越3号にも急行「能登」として金沢に着いたK2編成が充当されます。同じ場所で待つのは時間があまりすぎますし、光線もよくありません。そこで、西へと迎え撃ちに行きます。ただし、いくら北陸道を飛ばしたとしても行ける場所は限りがあります。どこに行こうか悩んだ末、JR西日本管内に戻って、東富山-水橋の常願寺川橋梁にしました。ここは、橋梁から西の築堤で立山をバックにやって来る上りの撮影地で、果たして下りを撮れるのか、よくわからないままでした。行ってみると、どんより曇っていますし、橋梁にもタイガーロープが張ってあります。しかし、撮影できないという感じでもなく、構えていると奇跡的に3号通過時に日が差して、きらりと国鉄色のボディが輝いてくれました。

 さあ、次はどこに行くのか。シンキトさんに選択は上越線の水上駅です。C61-20による「SLみなかみ」の運転があり、水上を15時20分に発車します。高崎に向けて走る「SLみなかみ」は箱根駅伝の復路・山下りのようなもので、ほとんど煙は期待できませんが、水上発車はさすがにある程度は吐いてくれるはず。関越道を急ぎ、15時ごろに到着しました。すでに多くの方々がカメラやビデオを構えておられますが、その外側にハスキーを立て脚立に上ってなんとか撮れるようにセットしました。そして定刻、汽笛とドラフトを響かせ、ゆっくりと動き始めたC61。爆煙とはいきませんでしたが、黒煙を吐いて進む大型蒸気の迫力にしばし見とれる瞬間でした。

 ちなみに、この列車には「京都れいる倶楽部」のメンバー、原型大窓ヒサシ付さんがご家族と乗車されていたそうです。しかし、互いに気づかなかったのはご愛敬でした。撮影後、近くのおいしいお蕎麦屋さんで遅い昼食をとりました。舞茸の天ざるそばをいただきましたが、天ぷらはかりっと揚がっていますし、お蕎麦ののどごしもよく、非常に美味でした。食後はみなかみ町営の日帰り温泉施設、谷川温泉「湯テルメ・谷川」へ行き、渓谷沿いの露天風呂に入り、汗や疲れを流して、次の撮影に備えました。

2011-8-16 JR東日本上越線 水上 SLみなかみ C61-20
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR2,165mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-0.7段,WB:晴天

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白銀の峰とデゴイチと

2011-05-10 | 蒸機

 5月5日、JR東日本磐越西線の上野尻-野沢で、上りの「D51ばんえつ物語」を撮影しました。ここは背後に雪を冠った飯豊連峰を望むポイントです。絶対、ここで1枚記録しておきたいと思っていました。しかし、時間が余るという理由で、三川-津川に寄り道をしていたためにポイントに場所があるかどうか、不安でした。また、津川から下道を追いかけて間に合うかどうかも不安でしたので、津川から西会津まで磐越道に乗って追いかけることにしました。

 そもそも津川で追いかけ車による渋滞が起きていたので、磐越道に乗って正解でした。それでもポイントに着くと大勢のファンがぎっしりと並んでおり、さらに次々に追いかけ組もやって来てどんどん場所がなくなって行きます。ここは踏切信号発光器や標識が邪魔で、これをどうかわすかが問題になります。もっと線路に寄ってもよかったのかも知れませんが、空いている隙間を見つけて隣の方にあいさつして手早くセットします。でも、私は白銀の峰を大きく画面に入れたかったので、このサイド寄りの立ち位置がベストに思えます。太陽の位置から、列車のサイドが弱くなってしまっていますが、それでもフロントや山にしっかり光線が当たっているので、私はこの写真で十分です。煙も薄くしか吐いていませんが、あくまで山とのコラボが狙いですから、これはこれでOKでしょう。

 極めて絵葉書的な写真ですけれども、南東北の春を走るD51を写すという目的を達成することができました。美しい風景は素直に美しいととらえて撮影することも必要だと思います。

2011-5-5 JR東日本磐越西線 上野尻-野沢 「D51ばんえつ物語」 D51-498
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,135mm,ISO 400
1/800秒,f10,-1.0段,WB:晴天

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これがD51だ! なつかしい雄姿を見る

2011-05-08 | 蒸機

 遠征3日目の5月5日は早朝、信越本線の塚山-越後岩塚でJR西日本の583系急行「きたぐに」を撮影したのち、1日目と2日目で撮らなかった場所や構図で撮る“復習”に出かけました。その中でも中心に考えたのは、磐越西線上野尻-野沢で冠雪した飯豊連峰をバックにSL「D51ばんえつ物語」を撮り、さらに磐梯山とともにJR東日本の583系「あいづライナー」を撮るということです。

 ただ、「きたぐに」撮影後、上野尻に「ばんえつ物語」がやって来るまで時間があります。まずは新津から新潟まで長岡のEF81が牽引する「ばんえつ物語」の送り込み回送を、荻川-亀田で記録することにしました。初めはさつき野-荻川で撮ろうと思いましたが、道を間違ったこともあり、小阿賀野川橋梁で半ば無理やり撮影しました。架線柱が邪魔になりましたが、さつき野では逆光になるところ、順光サイドで撮ることができ、結果的によかったかなと思います。

 飯豊連峰バックのポイントは人が多く集まることが予想されましたが、それでもまだ3時間ほど間があるので、もう一枚撮影しようということになり、15分停車する津川までの場所で「ばんえつ物語」を記録することにしました。結局、三川-津川のS字カーブに狙いを定めました。大きなS字でしかも正面がちのポイントであるため、思ったような写真にはなりませんでしたが、明るい日差しを受けてやってくるD51はいいな、と思いました。

 この写真はさらに引きつけて顔面をアップにしたものです。ヘッドマークのオゴジョの右側、物語の文字の下に「つなげよう日本」の丸いマークが入っていました。
 太いボイラーにヘッドライトの後ろの給水温め器、そして集煙装置。これぞD51です。スノープロウもはいて厳めしいですが、私が関西本線や山陰本線で撮影していたD51を彷彿させる姿です。これを撮影後、上野尻-野沢、山都-喜多方でこの列車を撮り、最後に磐梯町-翁島ですっきりとした姿を見せる磐梯山を背景に「あいづライナー4号」を撮って、帰路につきました。

2011-5-5 JR東日本磐越西線 三川-津川 D51-498 「D51ばんえつ物語」
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8G ED VRⅡ,×2テレコンバーター使用,310mm,ISO 400
1/640秒,f6.3,-1.0段,WB:晴天

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驀進するC57-180

2010-08-19 | 蒸機

 JR東日本が誇るSL列車、上りの「ばんえつ物語」を撮った私たちは、昼の休憩に入ります。もちろん、ここまで来たら昼食は喜多方ラーメンでしょう。前回は「老麺まるや」に行きましたが、今回は「たまよし食堂」で私はネギチャーシュー麺をいただきました。美味なのは言うまでもありませんが、ラーメンとチャーハンのセットを頼んだ人は600円だったか650円だったか(自分が頼んでいないので、どっちか不確か)の安さにびっくり仰天していました。

 午前中、太陽が顔を見せるまずまずの天候に気をよくしていたのですが、食事中に雨が降り出しました。下り列車の撮影はどうなることやら、と心配しながら食後、喜多方-山都のポイントに向かいます。ここは晴れていたら磐梯山や喜多方市街が見渡せるところです。しかし、雨はやんだものの山は見えません。ただ、ここは線路に比較的近いところで撮影できるので、写真のバリエーションとしては外すわけにはいきません。

 先客のお二人の邪魔にならないよう位置取りを決め、しばらく談笑しながら待っていると遠く喜多方駅方面に煙が上るのが見え汽笛も聞こえてきました。駅を出た列車を遠望し、今か今かと待ち構えますが、力強いドラフト音と汽笛は着実に近づいて来るもののなかなか姿を見えません。
 ようやく木々のこずえの間にライトが見えたかと思うと、すばらしい煙を噴き上げながら飛び出してきました。列車にそってまっすぐ後ろに流れていく煙。シリンダーから出る蒸気。これぞ蒸気機関車という姿を披露してC57-180は驀進して行きました。

2010-8-14 JR磐越西線 喜多方-山都 8233レ 快速「SLばんえつ物語」 C57-180
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,130mm,ISO 400
1/800秒,f4.5,-1.0段,WB:曇天

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