これまでも紹介しているワム貨物、3170列車をJR西日本の琵琶湖線へ撮りに行ってきました。
きのうまで秋晴れが続いていたので、この朝もてっきりよい天気だと思っていました。そこで持っていく望遠レンズは暗いけれど軽い70-300にして、出かけました。
家を出たのは5時過ぎ、まだあたりは真っ暗です。星が出ているだろうと空を見上げると、あれっ?、なんかぼんやりしているぞ。うわっ、曇っているやん――。でも、レンズを取りに戻っている時間がないので、そのまま目的地の安土へ始発電車で向かいました。
ポイントに着いたのは6時30分。もちろん明るくはなってきていますが、どんよりとした曇り空で、露出は非常に厳しい状態です。70-300を付けてISOを800に上げてみますが、話になりません。このレンズは軽くて写りもよく、それでテレ端が300ミリ(DXフォーマットなら450ミリ相当)あるのでお気に入りなのですが、やはり夜明け直後の曇り空の下では使えませんね。
仕方なく開放F値が2.8の24-70に替え、70ミリで撮ることにしました。
この場所で3170レを撮影するのは初めてです。下り電車が被るという話を聞いていました。確かに、この日の先行列車である8862列車は踏切の矢印が上下ともに出ていて、背後からいつ下りが来るかとヒヤヒヤものでした。
しかし、時刻表を見ても3170レに被りそうな電車はありません。不思議ですが、何か理由があって被るのかと心配していたら地元鉄の方が「土曜日は大丈夫ですよ」と教えてくださり、ほっとした次第です。
30両ほどの青いワムを引いて堂々と上って来るEF66。
その風格を感じさせる姿をローアングルで狙ってみました。
撮影後、同じポイントにいたお二方がシンキトさんと、あづきさんであることがわかりました。シンキトさんのお名前はよく存じ上げていたのですが、お会いするのは初めてです。3170レは山崎あたりでよく撮っておられるのですが、さすがにこの時期になると山崎では暗過ぎて撮影できず、こちらに来られたとのことでした。私も京都界隈ではもう無理と考えて、足を延ばしましたのでお会いすることができました。
あづきさんは、まさにこのポイント近くにお住まいの地元の方で、土曜日は被る心配がないと教えてくださった方です。穏やかな感じの紳士で、撮影後、車で安土駅まで送ってくださいました。
こうしてまた、新しい鉄仲間に出会うことができ、楽しい日になりました。
2009-10-24 JR東海道線近江八幡-安土 3170レ EF66-38
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 800
1/500秒,f4.5,WB:晴天
にほんブログ村