前回投稿したJR西日本福知山線の381系特急「こうのとり22号」の写真を、Photoshopでピクセル等倍にしたうえで部分、部分を切り取ってみました。愛称幕の上の特急マークの斜めのライン、その影がなめらかだと思います。へこみもはっきりわかります。2枚目では、タイフォン、ヘッドライト、テールランプの周囲のごく小さなキズや塗装のムラのようなものはっきり見えます。3枚目の写真では、「FE66」とペンキで書かれた白い編成番号の文字、連結器、スカートがくっきりと見てとれます。
この写真以外でも、たとえば花園駅で撮影した221系の写真では、車両の屋根の上に搭載されたエアコンに記された文字や数字が鮮明に読み取れます。D700やD7000では輪郭がやや甘く見えてしまうところもD800ではくっきりと見ることができます。
このカメラを購入したのは、実は俯瞰写真などで車両が小さくしか写らない場合に威力を発揮するだろう、と思ってのことです。俯瞰、あるいは風景中心の絵づくりをした場合、ピクセル等倍で車両を見るとやはり細部はぼけてきます。D800の3630万画素なら、そういうときでもしっかりと車両を写し込めるのではないかと考えたのでした。実はまだそのような写真を撮る機会に恵まれていないのですが、前回掲載した形式的な写真であってもその鮮明さは目をみはります。
鉄道写真の撮影時はだいたいシャッタースピード優先AEで撮ることが多いのですが、D700やD7000では露出補正をマイナス0.3か0.7補正しないと私の好みになりにくいのですが、D800では補正なしで結構いい感じの色になってくれているように思います。AFもけっこう速く、問題ないと思います。
ただし、連写は利きません。オプションのバッテリーパックを付け、エネループを使用してもFXではブースター効果はなく、秒5コマです。このスピードで連写撮影するとベストの位置で切り取れない恐れがあるため、一発勝負が無難です。もっとも、画像のファイルサイズがむちゃくちゃ大きいので連写なんかしていたらPCのハードディスクがすぐに満杯になりそうです。ムダな弾を撃たないということで、うまくできていると思いました。
画質の点から考えると、やはりD700よりD800を選択してしまいます。ファインダーの視野率がD800は100%だというのも魅力です。ただ、やはりMB-D10を付けて連写できるD700も捨てがたいところです。D7000はお散歩カメラとして重宝なので、めっきり出動の機会がないD300をドナドナしようと思います。巷間、D400登場の噂がありますね。D4ほどではないにしろ、結構連写性能がよく、そのうえ2000万画素超とか。これがFXなら一発勝負用D800、連写用D400という組み合わせも魅力的なのですが、うーむDXかあ、とちょっと思案のしどころです。
(でも、D800も無金利20回ローンで買っているし、D400が出たところで軍資金の当てはなにもないのですけれどね)
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