ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその104-良い映画とは

2013年09月26日 | 映画
映画を2度観るということ。

私はDVDやBDソフトをあまり所有していない。
それを収納するスペースが必要なことも所有しない理由の一つではあるが、一度観た映画をソフトとして所有する気が殆ど無い。
しかし心底気に入った映画についてはDVDまたはBDで所有しいている。
あまり映画を2回以上観ない私ではあるが、テレビで放映している名作をちょっとでも観始めるとつい最後まで観てしまうところもある。
自身の矛盾である。
やはり名作には観始めるとどんどんその映画に引き込まれてしまい最後まで観てしまうのだ。
先日同じようなことがあった。
テレビで以前このブログでも紹介した「ルアーヴルのくつみがき」を放映していたのだ。
以前ブログで書いたとおりこの名作もまた私をその映画の中へ引きずり込んでしまった。
2回目ともなるとストーリーが判っているので映画の細かいところまでしっかり観られる。
カメラアングル、映像構成、音楽、演技、そして映画の持つ独特の「間」
この映画を再度観てやはり名作だと思った。
上記についてとてもしっかり作ってある。
関心したのは「映像構成の緻密さ」と「独特の間」である。
この「間」と言うものは言葉では説明できないものである。
シーンとシーンの繋がりの間にできる(もしくはその途中にできる)独特の「雰囲気」なのだ。
この映画はそれが素晴らしい。
監督が日本の小津安二郎を尊敬していることから判るように彼も自身の独特の「間」を持っている。
まだこのブログでは小津安二郎について紹介していないが彼の作品の持つ独特の「間」や「人々の会話」などはそれを好きになってしまうとどの作品を観てもたまらなく好きになってしまう。
「ルアーヴルのくつみがき」
私のソフト収納スペースを埋めるであろう作品である。


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