ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその182-ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン

2015年10月14日 | ワールドミュージック
ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン、魂のカッワーリ。

昨日、グーグルのトップ画面を見て驚いた。
なんと、トップ画面のイラストが、パキスタンの名歌手「ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン」(以下ヌスラト)になっていたのだ。
昨日は、ヌスラトの生誕67周年と言うことだ。日本でもある手度メジャーな彼であったが、まさかグーグルのトップを飾るとは思ってもみなかった。
ヌスラトの略歴は次のとおりである。

ヌスラトは1948年パキスタン生まれ。父親は有名なカッワーリの演奏者だった。
幼くして、才能を発揮したヌスラトは、父親からカゥワーリの訓練を受けることとなる。
しかし、ヌスラトが16歳の時、父親が死去、ヌスラトの訓練は叔父に引継がれることとなった。
1965年、ヌスラトがリーダーを務めるグループを結成、同年ラジオにてそのグループはデビューを果たす。
その後アルバムを発表、彼は西洋での公演を積極的に行い、名声を博す。
1992年、日本公演が実現、彼の名は日本でも知られるようになる。(ちょうど日本における、ワールドミュージックブームの渦中であった)
1997年肝臓移植を受けるための移動途中で死去、48歳という若さであった。

以上がヌスラトの略歴である。
彼の歌うカッワーリは「魂のカッワーリ」と呼ばれ、聴衆を魅了した。
声を震わせながら発する、高音に特徴があり、これが聴くものの魂をも動かした。
ちなみに「カッワーリ」とは宗教歌謡のことである。
しかし、グーグルのトップ画面に、その姿を現すほど、彼の知名度が高かったのかは、若干疑問が残る。
個人的には、とても嬉しい出来事であったことに間違いはないが。

下にヌスラトの歌唱を貼った。
彼の歌声を、ご堪能いただきたい。

Haq Ali Ali Mula Ali Ali Manqabat by Nusrat Fateh Ali Khan

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